~ならしのの風に乗って~

二人三脚で綴る夫婦の気ままな日記

”関ヶ原の戦い”前後の時代背景がよくわかった『真田太平記』

2013-05-20 07:25:44 | 小説・本
私(おじさん)の読書日記です。

私は池波正太郎さんの小説が大好きです。
中でも『鬼平犯科帳』は生涯の愛読書になっています。(こちら)

この池波正太郎さんの小説が好きになったのは、『真田太平記』を読んでからです。

私は信州諏訪の出身です。
この『真田太平記』は信州の武将”真田”氏の真田昌幸・信之・幸村の生涯と武田、豊臣、徳川の各時代を通した真田一族の興亡、そしてそれを取り巻く多くの人々の生きざまを描いています。
同じ信州ということで、(それまで『太閤記』ぐらいしか日本の時代小説は読んでいなかったのですが、)興味を持っていました。
(それまでは、『三国志』や『三銃士』など日本以外の歴史小説は読んでも、日本の歴史小説はあまり読まなかったのです。ミステリー小説が中心でした。)

そんな20数年前のある日、会社の仕事で出張した際、電車の中で隣に座っていた見知らぬ方がこの小説を夢中で読んでいたのです。
その姿を見て、決心がつき、帰りに早速文庫本を買って読み始めたのです。

とても面白くて、私もすぐに夢中になりました

真田太平記(一)天魔の夏 (新潮文庫)
この小説、真田家に仕えた”お江”という女忍び(草の者)が活躍します。

先週紹介した『妻は、くノ一』では”織江”という”くノ一”(忍者)がヒロインになっていますが、”草の者”はその前身といえるでしょうか。
 

真田昌幸・信之・幸村などとともに、この”お江”がすごく魅力的なのです。




さて、この小説はおもしろいだけでなく、戦国時代から”関ヶ原の戦い”前後の各武将の動向がよくわかるのです。

学校の歴史の授業では、全然わからなかったのに、こういった物語だと、各武将がどのような気持ちで誰を支持したのか、その動きがはっきりわかってくるのです。

学校の歴史授業は、何年に何が起こったかが中心で、何故そうなったのかはよくわかりません。
(特に高校の授業はそうでした。)

でも、この『真田太平記』を読んでみて、戦国時代から江戸時代への時代背景がいくらかなりともわかった気がしました。

日本史の優れた参考書ともいえる気がします。
 

この小説も結構長編です。
でも、楽しく歴史の流れが分かるお奨めの歴史小説ですよ!
 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (空想)
2013-05-20 19:56:32
既読は、「男の作法」と「鬼平ー」くらいです☆

読んでみます!
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Unknown (akichi)
2013-05-20 20:48:24
空想さんへ
コメントありがとうございます。

面白いですよ。ぜひ読んでみてください。
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