私（おじさん）の音楽日記です。
今回は、ベネズエラの若手指揮者であるグスターボ・ドゥダメルさんを紹介します。
私がドゥダメルさんに最初に注目したのは、2008年のベルリンフィルのピクニックコンサート（ワルトビューネ・コンサート）を録画して観たときです。私は、このコンサートが好きで、よく録画しています。
そのときも、このコンサートが放送されるということで早速録画をしました。
でも、指揮者の名前を知りません。それから、演奏する曲目も、知らない作曲家の曲ばかりです。
コンサートが始まり、ステージに出てきた指揮者が、これまた、すごく若い青年でした。
とんでもない演奏会を録画してしまったなと思ったものです。
でも、まあ１回は聴いてみようと観始めたところ、どんどん引き込まれて行きました。
ベルリンフィルも上手いのですが、ドァダメルさんが”ちゃんと”コントロールしているのです。
すごいです。そして、とても楽しいのです。最後は１人で拍手、拍手でした。
２回目に観たのは、2008年末に「シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ」の来日公演の模様の録画放送でした。
このオーケストラの名前も聞いたことがありません。名前からして、若い演奏家のオーケストラだとは分かりましたが、どの程度の演奏を聴かせてくれるのか疑問でした。
団員がステージに登場。確かに若者がステージ一杯に揃いました。すごい人数です。
ベネズエラの若手演奏家を選りすぐったオーケストラとのことですから、『のだめカンタービレ』の「Ｒ☆Ｓ（ライジング・スター）オーケストラ」のようなものですね。
ラヴェルの「ダフニスとクロエ」やチャイコフスキーの交響曲第５番を演奏したのですが、なかなかしっかりした演奏です。そして楽しげです。曲が終わると、これまた皆で楽しげに会話をしています。
そして、アンコールがすごいのです。『のだめ』の「Ｓオケ」の上を行くノリです。
こんなに楽しいコンサートが日本で開かれたのか！行きたかった！と思うと共に、
私はすっかりこのオーケストラの、そしてドゥダメルさんの虜になってしまいました。
グスターボ・ドゥダメルさん（1981年誕生）は5才のときから「エル・システマ」による音楽教育を受け始めました。
この「エル・システマ(El Sistema)」は、ベネズエラで行われているクラシック音楽の教育制度で、1975年にホセ・アントニオ・アブレウ博士の呼びかけで始まりました。
多くの子供たちが貧困層で、麻薬や強盗などの犯罪の道に落ちていくという現実を何とか救おうと、無料で子供たちに楽器を与えて、基礎知識や演奏を教えることにより、健全な成長を図ろうとした国家政策なのです。
そして、「シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ」は「エル・システマ」で生まれたベネズエラの200ほどある青少年オーケストラの中から選りすぐりのメンバーで組織されたオーケストラです。
ドゥダメルさんは、1999年に17歳でこのオーケストラの音楽監督に就任して、現在大活躍しているのです。
さて、私は、ドゥダメルさんのＣＤを１枚、ＤＶＤを２枚、録画ＤＶＤを３枚持っています。
どれも楽しいのですが、やはり指揮をしている姿を観ることができるものが良いと思いますので、
次の市販ＤＶＤを紹介します。
2008年のザルツブルク音楽祭（とても有名な音楽祭です）の模様を録画したものです。
![ライヴ・フロム・ザルツブルク [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51IebOg44hL._SL360_.jpg)
１．ベートーヴェン／三重協奏曲ｏｐ５６
独奏：マルタ・アルゲリッチ（p）
ルノー・カプソン(vn)
ゴーティエ・カプソン（vc)
２．ムソルグスキー／組曲「展覧会の絵」
（アンコール曲）
３．Ｊ・シュトラウス／ラデツキー行進曲
４．ヒナステラ／バレエ組曲「エスタンシア」より「終曲の踊り」
指揮：グスターボ・ドゥダメル
演奏：シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ
（ボーナス映像）
５．スクール・オブ・リスニング（公開リハーサル）
マーラー／交響曲第１番「巨人」
マルタ・アルゲリッチさんなどとのベートーヴェンのトリプルコンチェルト（三重協奏曲）も良いのですが、ドゥダメルさん達の本領が発揮されていると思うのが、ムソルグスキーの「展覧会の絵」です。これがとても迫力があり、素敵です。
そして、アンコールのとき、ドゥダメルさんが会場にいたホセ・アントニオ・アブレウ博士をステージまで導き、団員皆で拍手し、喜んでいる姿は感動的です。そして、その後のアンコール曲もノリノリで楽しいです。
昨年（2009年）からロサンジェルス・フィルハーモニックの音楽監督になり、就任コンサートの模様も先日放送されました。熱演でした。
グスターボ・ドゥダメルさん。今、私が最も注目している指揮者です。本当に楽しみです。
今回は、ベネズエラの若手指揮者であるグスターボ・ドゥダメルさんを紹介します。
私がドゥダメルさんに最初に注目したのは、2008年のベルリンフィルのピクニックコンサート（ワルトビューネ・コンサート）を録画して観たときです。私は、このコンサートが好きで、よく録画しています。
そのときも、このコンサートが放送されるということで早速録画をしました。
でも、指揮者の名前を知りません。それから、演奏する曲目も、知らない作曲家の曲ばかりです。
コンサートが始まり、ステージに出てきた指揮者が、これまた、すごく若い青年でした。
とんでもない演奏会を録画してしまったなと思ったものです。
でも、まあ１回は聴いてみようと観始めたところ、どんどん引き込まれて行きました。
ベルリンフィルも上手いのですが、ドァダメルさんが”ちゃんと”コントロールしているのです。
すごいです。そして、とても楽しいのです。最後は１人で拍手、拍手でした。
２回目に観たのは、2008年末に「シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ」の来日公演の模様の録画放送でした。
このオーケストラの名前も聞いたことがありません。名前からして、若い演奏家のオーケストラだとは分かりましたが、どの程度の演奏を聴かせてくれるのか疑問でした。
団員がステージに登場。確かに若者がステージ一杯に揃いました。すごい人数です。
ベネズエラの若手演奏家を選りすぐったオーケストラとのことですから、『のだめカンタービレ』の「Ｒ☆Ｓ（ライジング・スター）オーケストラ」のようなものですね。
ラヴェルの「ダフニスとクロエ」やチャイコフスキーの交響曲第５番を演奏したのですが、なかなかしっかりした演奏です。そして楽しげです。曲が終わると、これまた皆で楽しげに会話をしています。
そして、アンコールがすごいのです。『のだめ』の「Ｓオケ」の上を行くノリです。
こんなに楽しいコンサートが日本で開かれたのか！行きたかった！と思うと共に、
私はすっかりこのオーケストラの、そしてドゥダメルさんの虜になってしまいました。
グスターボ・ドゥダメルさん（1981年誕生）は5才のときから「エル・システマ」による音楽教育を受け始めました。
この「エル・システマ(El Sistema)」は、ベネズエラで行われているクラシック音楽の教育制度で、1975年にホセ・アントニオ・アブレウ博士の呼びかけで始まりました。
多くの子供たちが貧困層で、麻薬や強盗などの犯罪の道に落ちていくという現実を何とか救おうと、無料で子供たちに楽器を与えて、基礎知識や演奏を教えることにより、健全な成長を図ろうとした国家政策なのです。
そして、「シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ」は「エル・システマ」で生まれたベネズエラの200ほどある青少年オーケストラの中から選りすぐりのメンバーで組織されたオーケストラです。
ドゥダメルさんは、1999年に17歳でこのオーケストラの音楽監督に就任して、現在大活躍しているのです。
さて、私は、ドゥダメルさんのＣＤを１枚、ＤＶＤを２枚、録画ＤＶＤを３枚持っています。
どれも楽しいのですが、やはり指揮をしている姿を観ることができるものが良いと思いますので、
次の市販ＤＶＤを紹介します。
2008年のザルツブルク音楽祭（とても有名な音楽祭です）の模様を録画したものです。
１．ベートーヴェン／三重協奏曲ｏｐ５６
独奏：マルタ・アルゲリッチ（p）
ルノー・カプソン(vn)
ゴーティエ・カプソン（vc)
２．ムソルグスキー／組曲「展覧会の絵」
（アンコール曲）
３．Ｊ・シュトラウス／ラデツキー行進曲
４．ヒナステラ／バレエ組曲「エスタンシア」より「終曲の踊り」
指揮：グスターボ・ドゥダメル
演奏：シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ
（ボーナス映像）
５．スクール・オブ・リスニング（公開リハーサル）
マーラー／交響曲第１番「巨人」
マルタ・アルゲリッチさんなどとのベートーヴェンのトリプルコンチェルト（三重協奏曲）も良いのですが、ドゥダメルさん達の本領が発揮されていると思うのが、ムソルグスキーの「展覧会の絵」です。これがとても迫力があり、素敵です。
そして、アンコールのとき、ドゥダメルさんが会場にいたホセ・アントニオ・アブレウ博士をステージまで導き、団員皆で拍手し、喜んでいる姿は感動的です。そして、その後のアンコール曲もノリノリで楽しいです。
昨年（2009年）からロサンジェルス・フィルハーモニックの音楽監督になり、就任コンサートの模様も先日放送されました。熱演でした。
グスターボ・ドゥダメルさん。今、私が最も注目している指揮者です。本当に楽しみです。
