2013年、伊勢本街道(大阪玉造神社~伊勢神宮)を歩いた時、暗峠から奈良に抜ける途中に
この梅林を確認した。当時すでに梅林の大半が枯れて態をなして居なかった。
一昨年から地元の努力で梅林が復活しているとのことで、さっそく出かけることにした。
日曜日 快晴 無風
地図も案内もなしに行けるところであるが、はい!スマホの機能テストを兼ねてウォーキング。
まずはGマップで自宅から梅林までの経路検索。 瞬時に答えを出してくれる。
マップ上にルートが明示され車で16分(9.7キロ)、徒歩で1時間18分、公共交通機関利用では
回答なし。 自宅からバスで生駒駅へ、そして電車で富雄駅に。 そこからバスで「砂茶屋」または
「若草台」で下車し梅林まで歩きが正解だが、ちょっと難しかったかな。
実行ルート 富雄駅からの歩きにした。
①富雄駅~砂茶屋 4k 55分
駅の西側を流れる「富雄川」の堤防道を南進、「霊山寺」を通過して「第二阪奈道路」手前で国道
308号線に交差する。308は伊勢本街道であり、それを西(大阪方面)にとり20分ほど坂道を
登れば目的地である。 経路案内をするスマホは正確でびっくり。
↑富雄川の堤防道 車はほとんど通行できないので遊歩道です。 水ぬるむ今日の陽気
鯉が元気に泳いでいる。
追分梅林の様子はいかに
入園料は300円、テント張りでは土産物や飲み物を売っている。傍らにざっくり刈り込まれた古樹
がなんとか頑張って数輪の梅花をつけている。
しかし見渡す限り梅林らしきものはない。 え! なにこれ(珍百景)
そこかしこに苗木がうえられていて、涙ぐましく数輪の花をつけている。
4000本を誇る梅林のなんと無残な姿。実は2010年ごろより突然枯れ死が始まり、それこそ
丸坊主モード。懸命の復旧作業で生き延びた梅木と植林により400本まで回復したとのこと。
東端の一段下がった場所に当時をしのばせる梅林が残っていた。
若木もすくすくと育っている。 これからだよ~ん
いつの頃のものか、石碑が肩を怒らせている。 また掘り起こした枯れ木の残骸も
無念さを放っている。
一説には1997年に開通した「第二阪奈道路」の工事により地下水の流れが変わった
ことが枯れ死の原因とのこと。 怒るのも当然か。
梅林の近くにある伊勢本街道追分本陣、5年前は見学できたが、今は門戸を
閉ざしたいる。
↑5年前の本陣跡 ↑現在の本陣跡
当時簡単な飲食(奈良野菜をつかったご膳)もできたので、それを当てにしてきたが、空振り。
その代り街道の入口角に、奈良野菜を売りの食堂(AGRI Mervill)が開店していた。
おいしかったよ。