JRの体質（２）

　12日の午後7時20分、私は阪和線の始発駅の天王寺駅にいた。「復旧は23時の予定です」と繰り返しアナウンスされていたので振替輸送を選んだ。振替の電車を降りると殆ど空の状態で阪和線が動いていた。阪和線事故専用番号に電話すると「8時に復旧した」というメッセージが流れていた。
　以上が私が実際に体験したことだ。なぜ空の電車が動いていたのかがまず分からなかった。テスト走行か回送車かはたまた客を乗せていない一般車なのか・・・。
　何故7時20分の時点で23時（午後11時）とアナウンスしていたのに僅か40分後の8時には復旧したのか？
　以上の２つが利用者としての疑問だ。以下は推理に基づく批判だ。JRはどちらを向いて仕事をしているのか。少なくとも利用者（客）本位ではない。なぜ利用者を欺くのか。多分、欺いたのではなかろう。知らされていたとおりにアナウンスしたのだろう。ここが私が最も批判したい点だ。管理部門と現場が断絶している。一致団結せねばならない事故対応でさえ断絶しているのだから通常業務はどれほどバラバラな対応をしていることやら。
　台風が近づいている。水害や土砂崩れ対応で不備が出ないことを願う。