本屋で、装丁に惹かれて、本を手に取った。
まず惹かれたのは、表紙カバーの淡いベージュ色だった。
品の良さと温かさが自然に備わっていて、自己主張をしない
強さがある。
表紙中央に古楽器の楽譜に重ねて「音の糸」と題名がある。
作者名が右上端に小さくある以外は無地である。
カバーの紙の材質も良かった。細かな縦皴が眼に見えない程度に
ついていて、手に心地よい。
表紙をめくった見返しは、カバーと同系色だが色あいを
抑えていて、カバーのインパクトをいったん薄めている。
そこに扉が眼に入って、あっと驚く。
扉は思い切ったまだら?模様のやや複雑な色合いで、
書物が持つ内に秘めた熱い思いを思わせた。
装丁家の本に込めた共感がそのまま形になったと
思わせた。
一見地味ながら、趣味の良さが感じられる。
プロの仕事は違うと、ため息と羨望の入り混じった思いだった。
品の良さと温かさが自然に備わっていて、自己主張をしない
強さがある。
表紙中央に古楽器の楽譜に重ねて「音の糸」と題名がある。
作者名が右上端に小さくある以外は無地である。
カバーの紙の材質も良かった。細かな縦皴が眼に見えない程度に
ついていて、手に心地よい。
表紙をめくった見返しは、カバーと同系色だが色あいを
抑えていて、カバーのインパクトをいったん薄めている。
そこに扉が眼に入って、あっと驚く。
扉は思い切ったまだら?模様のやや複雑な色合いで、
書物が持つ内に秘めた熱い思いを思わせた。
装丁家の本に込めた共感がそのまま形になったと
思わせた。
一見地味ながら、趣味の良さが感じられる。
プロの仕事は違うと、ため息と羨望の入り混じった思いだった。
堀江敏幸という著者の「音の糸」という本(小学館)。
B5、170ページ、ハードカバー。
奥付に2017年1月31日初版とある。
目次の後に「装丁 間村俊一」と、1ページをとって名前があった。
きっと著者もこの装丁に満足しているのだろう。
B5、170ページ、ハードカバー。
奥付に2017年1月31日初版とある。
目次の後に「装丁 間村俊一」と、1ページをとって名前があった。
きっと著者もこの装丁に満足しているのだろう。