うたかた草子

日々うたかたのように浮かんでは消える想いを思いつくままに
書き綴った日記、いつまで続くやら。。。

160528 2 大阪

2016-09-27 07:07:07 | 
往年の大御所中田カウス・ボタン師匠の折々変わらないネタで笑い、新喜劇ではすっちーのキレのあるネタで爆笑し、また
往年の大御所である桑原和男のセリフの少なさに少し心配するなどしたが、それはそれは楽しい二時間だった。

大笑いしたその後は




京都らしく、鍵善でくず切り。




京都らしく、もったいぶった重箱の中は、芸術的に美しいくず切り。
その昔、暑い中本葛を延ばして、枝豆豆腐的なものを作ったことがあったが、それはそれは根気のいる作業だった。
少しづつ水を足して、暑さと戦いつつ葛を延ばしていく、単純極まりない作業。だが、それを少しでも怠ると
こういう透明感のある美しいくず切りはできない。


反復と継続に加えてたゆまない努力。
伝統を守っていくというのはこういうことかもしれない。




黒蜜に浸してつるつると頂く。
のど越しよく、感じるのはほんの一瞬。だが、本当に贅沢な感覚に浸れる。
お値段は結構よかったが、この瞬間のためにお金を払っているのかもしれない。




入り口にびっしりと並べてあるのは、お菓子の型。
伝統と格式、そして誇り。京都らしいお店ですね・・・・





うな通

2016-09-26 07:07:07 | おいしい食事
鰻の話。

職場の上司が鰻好きだという、鰻を語らせたらかなり長くなるという話から美味しい鰻を食べにい行こうということになった。

私自身は好きでなく嫌いでもない。
土用の丑の日に食べるもの、くらいの位置づけで食べなければ食べないでどうってことのない食材。



日本橋の由緒あるこのお店、テナントビルの間の細い道を入るとまるでそこだけがタイムスリップした店のたたずまいに驚く。
なんだか京都にいるみたい。



肝から頂き




白焼き。




で、うな重。
あっさりとこれだけ書いたが、伝統ある店構えに負けない上品なお味。
身がふんわりとして味もくどくなく、それはそれは美味しいお味でした。


ちなみに題名のうな通、とは鰻のツウを略してうな通。まあ鰻大好きで鰻にはうるさい人、とのこと、でした。


160528 大阪

2016-09-25 07:07:07 | 
さーて、二日目。この日が実質メインとなる。
この旅は吉本新喜劇を友人たちにアテンドする旅。とは言うものの私自身も吉本新喜劇を劇場で見たことはない。
関西の小学生は吉本で育つ、昔小学校が土曜日半ドンで終わり自宅に戻って昼ごはん、その時ちょうどまさに吉本新喜劇の舞台が
放映されており、それを見つつ昼ごはんを食べ、遊びに行くというのが王道。

なので、わざわざ劇場迄・・・・という感覚はあまりなかった。
最近の吉本は昔のどぎついネタではなく、ずいぶんあっさりとした万人受けするつくりになっている。
わざわざ劇場迄・・・と思ったのは昔の時代、最近は半ばアイドル化した吉本芸人を追っかけるために劇場迄足を運ぶ人は
大勢いるのかもしれないけれど。



ハルカスがある阿倍野駅から御堂筋線に乗り淀屋橋で京阪電鉄に乗り込み。



さーーて、やってきました、祇園四条。
そう、本来ならNGKのある難波なのだが、日程悪くNGKでの新喜劇は予約が取れなかった。
どうしようか・・・と悩んでいたところ、あら祇園花月なんてものがある、あら、出演者もなかなかいいじゃありませんか、
ということになり、急きょ京都まで足を延ばすことになった。

京都と言えば




伝統のある看板の





お稲荷さん、巻きずし。ほどよい甘さがなんだか体にしみいる。
さて、お腹もいっぱいになった。





ひと笑いしてこよう。









160527 大阪

2016-09-24 07:07:07 | 
大阪だが、帰省日記ではない、ガチ大阪の旅。
関西人が今更大阪旅行もないだろうが、会社の同僚と月に一度のお食事会の時にこんな話が出た。

吉本新喜劇を見てみたい。

おお、その昔こちらの人間から吉本新喜劇の面白さがよくわからない、何が面白いの?と言われ
やはり、笑いは文化だと実感したのだが、ジャニーズのアイドルでさえ関西弁を話す昨今。関西のガチお笑い文化も
こちらで市民権を得てきたのかもしれない。


というわけで、金曜日の夜から東京から新幹線に乗り込む。




八重洲大丸で一人一つおつまみを買い、東京駅を出るととたんに缶ビールのプルタブを引く、すでにパーチーの始まり。



ホテルにチェックインしたあと、大阪支社の同僚と落ち合い、ミナミ散策。グリコの看板もひっかけ橋(今でもこの
名称なのだろうか)もその昔に比べてずいぶんときれいになった。




友人おススメのお好み焼き屋へ連れて行ってもらい、粉もん大阪の味に浸る。宗衛門町を少し奥に入ったところのこのお店、
店名は忘れてしまったが、しっかりとダシの味がするお好み焼きはどれもこれも美味しかった。



法善寺横丁を抜け



オダサク、夫婦善哉。

日中は観光客で込み合うこの地域も、このときはすでに深夜。閑散としている。



ひとしきり歩いた後、ホテルに戻る。
ホテルはあべのハルカス上のマリオットインターナショナル。なんでも数日前まで伊勢志摩サミットのおかげで
この地域も厳戒態勢、ハルカスもクローズしていたとのこと。

素晴らしい夜景を眺めつつ、眠りにつく。



パン教室

2016-09-23 07:07:07 | 雑文
会社の側に、何やらガラス張りのクッキングスクールのようなものが少し前にできた。
今更クッキングスクールなんて年齢でもないが、同僚がたまたまそこのチラシを持ってきてくれた。
何やら体験コースのようなものがあり、パン教室とある。

パン・・・・

簡単なお菓子を作ることは好きなのだが、パンは少しハードルが高い。
イースト菌を入れて一次発酵、二次発酵。その日の天候にも左右されるという。
だいたい、世の中美味しいパン屋があふれているのにこんなに手間のかかることは割に合わない。

が、焼き立てパンのあの香りは人と引き付ける。


ぐだぐだと前置きを述べたけれど、結果行ってきましたよという話。



一次発酵はすでに済ませてあり、成形から二次発酵、焼き上げ迄の簡単な工程。
まあ、メインは成形に置かれており、粘土のようにこねこねと形を作ってオーブンに入れておしまい、の簡単コース。




芋虫のように今一つ恰好が悪い、処女作のパン。見た目は悪いがやはり焼き立ては美味しい。





これを機会にパン教室へ・・・と目覚めることもなく、淡々と終えた一日でした。
でも、物を作るのは楽しい時間です、また行きたいなあ。



160321

2016-09-13 07:07:07 | 帰省日記
翌日、もう一日神戸に滞在。
それは、本日イカナゴ解禁日・・・・

そう、今年のイカナゴは遅い、去年はお彼岸の時にピーク時から値下がりして二キロ1000円のイカナゴを
大変な思いをして作った。だが、そのおすそ分けは周囲の人々にずいぶん喜ばれた。
自分がなんだか料理上手な錯覚に陥って今年も自作のイカナゴにチャレンジしようともくろんだ。
のだが、解禁日の予想外の遅さ。


一キロ40分前後なので、6キロであれば午前中にかかればなんとか夕方の新幹線に乗れるだろうと思いつつ
東山市場に向かう。



9時頃に市場に行く。
まだ影も形もない。


市場のはずれのお店でモーニングを食べて小一時間ほど時間をつぶし再度アタック。

やはり影も形もない。

同じようにイカナゴを求めて東山市場に来ているおばさんが魚屋のおじさんに食いつき気味に聞く、いかなごの入荷はどうなっとるのか?と。
私もそのおばさんにまぎれて魚屋のおじさんの回答を食いつき気味に聞いてみたところ、やはり昼からになりそうだとのこと。
正確な時間も入荷量も定かではないらしい。


今年はアカンなー・・・・・


しゃあない、自然のものだからないものはない。
自宅に戻ると、関連会社の神戸出身の友人からイカナゴ情報が入る。新長田の市場には入荷していた、が、キロ2500円とのこと。


キロ2500円・・・・・


アカン、到底手に入る値段ではない、やはり初物の値は高い。
今年はきっぱりとあきらめよう。





バイオリンのレッスン帰りの弟と近所の焼肉屋で焼肉ランチ。
これ食べて、横浜に戻ろう。今年はイカナゴは見送り。




と思っていたら、まさかの弟作(+弟彼女)のイカナゴがイカナゴ便で届く。



6キロ炊いたとのこと。
なかなかやるな。


160320 2

2016-09-12 07:07:07 | 帰省日記
さて、この日の夜は恒例の高校時代の友人と食事。
なんだかふらりとこちらの店に行く、つか、食べログ3.5???
いや、まずくはないけど、それはないでしょ、と今リンクを張ろうとして初めて気づく。

そう、高架下にあるこの店は若い頃何度か訪れた、コスパいいと言えばいいが、まあそんなもんだろうという気がしないでもない。



台湾料理屋なんですがね、要は、日本ではないなココというカンジのお店。
内装もその昔訪れたころとなんら変わっていない、もっと言うとこの店が始まったころから一度も変わってないんじゃないかというくらい。
お酒も驚くほど安い、普通に生中を頼んで大ジョッキに限りなく近い大きさのものが出される。お皿もお箸も微妙によごれている
気がしてならない、また、日本の店に溢れるホスピタリティも特段ない。
味は悪くないのだが、メニューをよく見ると取り皿を必要以上に頼んだ場合は一皿50円頂きますというよくわからないことが
書いてある。

長居をする店ではない。
さくっと食べて別の店に移動する、そうこの店はわさわさして落ち着かないというのもあるが、ぱぱっと食べて
ぱぱっと席を立つのがふさわしい店。



友達が大きな色紙を持っていた、よく聞くと御朱印巡りの台帳(というのか、正式には朱印張のハズだが今回は大きな色紙形式の
ものだった)とのこと。別の友人とともに神戸7福神なるものの御朱印を集めるため、とりあえず出発の生田神社に行ってきた
らしい。

うーーん、イラストなど施し神戸らしく?オサレ感たっぷりなカンジで始めたのだろうか、それにしてもKOBEの表記は
ないだろう。7福神には、有馬の奥の方の神社も加えられており、早々に集めるのは困難と弱音を吐いていた。

神戸らしいと言えばらしいのかもしれないが、なんか、ちょっと中途半端だなあ・・・・



20160320

2016-09-08 07:07:07 | 帰省日記
この日は恒例の墓参り、だってお彼岸だからね。
前日の夜はUSJを最後まで堪能し、USJ側のオフィシャルホテルに兄家族とともに泊まった。
構成は兄と甥っ子の男子部屋、兄嫁と姪っ子、私の女子部屋の構成。人数が多いとそれなりにお安く泊まれる。
と言ってもオフィシャルホテルだけに無駄に高いことは否めない。




朝ごはんは多数決でEGGS&THINGS、USJに向かう時から行列ができており気になっていた。
当然この日の朝も行列だったのだが、兄たちがモスバーガーでええやんという声を私と兄嫁のタッグで抑え込み
コチラに並んだ。





エッグベネティクトと付け合わせのポテト。
NYでは半熟卵がブームと聞いたぞ。





うずたかくホイップクリームが盛られたパンケーキ。
その向こうにシンプルな目玉焼きが見えるが、注文するときはエッグなんちゃらとお洒落に銘打ってあり
運ばれてきたものがベーコンもない目玉焼きだったので少なからず衝撃を受けた。


ともあれ、朝からこんな幸せなパンケーキを食するとテンションが上がる。
昨日からあれやこれや出してもらっていたので、ここは私が決済。兄家族と入れて5人分の朝ごはん代だが
言っちゃなんだが結構高くついた。まあ、コスパどうこうと言える店ではないのだろう。


一同満足な朝ごはんを食し、お墓のある西明石に向かう。
昨日一足早くUSJを後にした弟は墓参りの後の都合で車では来れないらしいので現地集合。


一同墓前に向かい、その後兄たちは直接名古屋に戻るという。
兄弟そろってUSJで一日遊ぶ様子を、両親もほほえましく思っているだろう。


私は翌日も休みを取っていたのでそのまま自宅に向かう。


20160319 帰省 5

2016-09-08 07:07:07 | 帰省日記
最新のお盆の帰省ネタを書いてしまうと、日付が逆転してこちらの更新がなんだかわからなくなって
きてしまうが、やっぱり鉄は熱いうちに打つのがよいだろうとここにきて判断。たとえ逆転したとしても
いずれどこかでつじつま?が合うだろう。こちらはこちらで進めて行くことにする。


*****

さて、弟たちと落ち合い本日のもう一つのメインイベント?



なぜかユニバーサル映画ではない進撃の巨人。
このエリアはクールジャパンと銘打ち、ポケモンやキティちゃんなどもいる。そのくくりにしてしまうと
なんでもありだろうという気がするが、少し前までは妖怪ウォッチなどもあったりして、こうなるとユニバーサル映画も
なにもあったものではない。ちょっとした節操のなさを感じるが、まあ、これも再生の要ということだろう。

このエリアの一角にバイオハザードをベースにした脱出ゲームがあるらしい。
脱出ゲーム・・・なんでもグループになり、様々なヒントをもとに謎を解いていき、最終的にその建物から脱出するという
作りになっている。これを兄弟全員で参加して、競い合おうということになっていた。

とあるウィルスを作る工場で事故が発生し、建物周囲にウィルスが蔓延しているため、時間内にそのウィルスの効力を
なくすワクチンを手に入れて、脱出するというもの。ウィルスに感染したゾンビ(のようなもの)が建物あちこちに潜み
影から脅かされ追いかけられる中を、チームでそのワクチンを手に入れるためのクイズを時間内に解いていくちょっとした
ストリー仕立てになっていた。

ここで感じたこと。


大学受験で培った能力は伊達ではない


ということ。
要は甥っ子の活躍が素晴らしかった、計算能力の高さ、記憶力の高さ、ひらめきの速さ、どれをとっても
年寄りが追いつけるスピードではない。


結果はすべてのチーム(と言っても8人だったので4人×2チーム)が時間内にクイズを解けずタイムアウト。
私はほとんど役に立たず同じチームの甥っ子に後に従うばかり。


若いって素晴らしいですね・・・・


妙な実感を経て、USJの夜は暮れる。




上方落語

2016-09-07 07:07:07 | 雑文
上方落語をこちらで見たのは、確か米朝師匠がまだ健在の頃、米朝一門の会を有楽町かどこかで見に行ったことがある。
今回ひょんなことから見に行くことになった。なんでも先月に大阪に遊びに行った時、大阪支社の同僚と会ったのだが
彼女が上方落語のヘビーなファンで、お気に入りの芸人さんが今度東京で記念講演を開くとのこと。
東京で再会がてら、落語を見に行こうという話になった。




笑福亭鶴二、その名前はこちらに居ると耳にすることはない。
関西でテレビに出ているのかどうかよく知らないが、おそらく高座中心の芸人さんなのだろう。

夕方に国立演芸場に訪れ、2時間程上方落語の世界に浸る。
やはりやわらかい関西弁は耳にここちよい。話の中に千日前だとか懐かし地名が出るのもいい。
演目は現代落語、古典落語、両方あったのだがどちらもテンポよく楽しめた。


2時間大笑いした後は場所を移してお食事会。




古典落語とは打って変わって、生ハムイタリアン。




ふわふわにスライスされたチーズはここの名物。
口に入れた瞬間にチーズがとろける。





ああ、でもいいなあ。漫才もいいが落語もいい。
笑いには文化があり、地域、人種によっても笑いのポイントは違う(と思っている)。
各々の生活背景に根差して笑いが生じる部分もあるのだろう、そういう意味もあって上方落語はなんとなく聞いていてホッとする。


これに限らず、また行きたいな。