長生き日記

長生きを強く目指すのでなく良い加減に楽しむ日記

425 裏は花色木綿

2017-03-14 16:51:21 | 日記
  そうだっ、と思いついて、引き出しの中の古財布にあった米ドルを日本円に変えてお小遣いにしようと新宿の銀行に行った。去年の春の、もしかしたらもっと前の使い残しだ。コインは変えてくれないので紙幣だけを出すと140ドルほどあった。窓口の女性銀行員はそれを札束計数器にかけた。すると、10ドル札の一枚がはじかれた。もう一度かけたやはりだめだった。女性は、これは駄目ですと冷たく言い放って返してきた。もちろん僕はニセ札を混ぜてはいない。アメリカでもらった札にニセが混じっている可能性はなくはないが
そんなこともないだろうと見ると裏が少し薄ピンク茶色に汚れている。醤油か、いやアメリカだからケチャップかなんかの染みだろう。この札はニセじゃないですよ、後ろに控えている男性銀行員さんたちに確認してもらって、というと、この器械で大丈夫なものしか受け取りませんという。では、しわを伸ばして表でやったり裏返したりしてもう十回ほど確認してと頼むと、やってくれて6回目くらいではじかれなくなり受け取ってもらえた。為替の変動で数百円得をしたのかな。また、円高になったときアメリカに行って使う方がよいのだろうか、また行くことなんてあるのだろうか。そんなことを考えながら桂花ラーメンを食べた。