長生き日記

長生きを強く目指すのでなく良い加減に楽しむ日記

384  空蝉

2017-01-09 23:46:22 | 日記
 雨が上がったので、タイサンボクの枝を剪定した。これは5メートルほどの大きい木だったのだが、隣家から大きすぎる、蜂が飛び回ると苦情を言われたので5年前にバッサリと1メートルまで伐ったものだ。隣家さんは「そんなに短くしなくても良かったのに」と仰せだったが「どうせまたのびるのでいいですよ」と応じた。案の定やはり伸びるので毎年、2メートルくらい以上伸びないように伐っている。
伐った葉に空蝉がしがみついていた。五ヶ月ほども雨風に耐えて付いていたのだろうか。セミの抜け殻を俗に空蝉というが、空蝉には人間という意味もあるようだ。よく蝉のサナギの抜け殻という人(児)がいるが、固いこと言えば蝉は不完全変態なので蛹ではなく最終齢の幼虫の抜け殻だ。葉に前足の爪を深く差し込んでいる。ぐらぐらしないで脱皮はしやすかったろうか。ミンミンゼミの雄の抜け殻だった。