笛ときどきオタク

フルートの練習記録とヲタ話、観劇やコンサートの感想など。見境なく語ってます。

「三面記事小説」角田 光代

2008年06月30日 | 本 (その他)
実際に起こった事件をモチーフに、
その背景や人間関係を描いた話。
記事を読んだ時に「そんなバカな」や
「こんな事件が起きるなんて世も末だわ」なんて思っていた。
が、フィクションとはいえ、とても生々しく、
もしかすると自分にも起こりうるのでは、
と、底冷えするような寒気さえ感じた。

主人公は女性のものが多い。
しかも自分と同じような年代だったり。
今の自分は彼女ではない、
でもいつ自分がこうなってしまうのか、
絶対に「彼女にはなりえない」と断言できない。

「ゆうべの花火」と言う話。
不倫相手の妻の殺害を依頼した女が逮捕されるまで。
たわいのない恋愛話で始まる話が、
いつのまにかまがまがしいオーラをまとった
恐ろしい毒のあるものに変質。
作り話なのだけど、話が痛い。

「愛の巣」もまたしかり。
自宅下に死体を埋めたまま生活する人間。
犯人は自首するがすでに時効を迎え、罪には問われない。
宮部みゆきの「楽園」も同じ事件が軸になっている。
が、アプローチや視点が違ったものなので、
随分印象が違う。
この話を読んだ後思わず相方に
「何か自分に隠してることあるでしょ」と問い詰めてしまった。


吹かなくては!

2008年06月27日 | フルート
発表会が終わって気分を一新できた、
あるいはフルートアンサンブルで
「こりゃいかん!」と頑張る気になったせいか、
ここのところちょっと気持ちが上向き。
日々の練習のきちんとやっていれば
ある程度、いざと言う時に変な事にはなるまい。(笑
↑まだちょっと消極的か・・・

もちろん「アルテ」の替え指の曲も
やいのやいの言いながらも練習する。
いつものお稽古の後、アンサンブルの曲も
サラリと練習するようにしているのだけど、
今日気が付いたことが。
あ、もしかしてこの音で替え指を使うと吹きやすいような気がする。
あまり速く吹かなければ使う必要はないかもしれないけど。
そうか、あの練習はこういう時のためにあったのか。
と実践で知ったのであった。

養命酒も酒のうち

2008年06月26日 | 雑記
病気ではないのだけど、何となく調子が悪い。
未病?
って宣伝の通り、とりあえず養命酒を飲む事にしてみた。

とはいえ全くの下戸のI野。
飲むとしばらくぽ~っとする。
たいした度数はないと思うのだけど。
昨日は飲んでからフルートの練習をした。
指の回りがなんだかいいんだけど~(笑
クルクルクル~、アハハ。

今日は練習してから飲んだ。
昨日の指の回りのよさはお酒のせいだったのだろうか。
って言うか、養命酒で酔ってどうする。

まずは姿勢から

2008年06月25日 | フルート
アンサンブル後、改めてのお稽古。
まずは報告から。

 「楽しかったです~、が、やはり自分が一番下手でした(笑」

 「音程が悪かったみたいです」

 「来月またとりおこなわれます」

の3点。
チューナーを自分だけ持ってなかった、
と話したら、「まず耳を鍛えろ」と言われた。(笑
が、これは本当に近いうちに買わねば!と思っている。
音程云々は、先生にも以前から言われていることだし、
丁度いいと言う事で、スケール吹きがてら、
音程を見ていただいた。
う~ん、やはり若干低い・・・?
中音の辺が怪しいのも前から言われている通り。
が、「姿勢が悪いです」の指摘を聞き、
直したら音程が綺麗に揃ったのだ!
うわ、これは悪い姿勢から来ていたのか~!
原因と結果が分かっていて、
直さないわけにはいかない。
フルート吹くときに限らず、
普段の生活でも猫背には十分気をつけていかないと。

まず「アルテ」。
心を入れ替えて練習してきました、
と言うと、
「あまり真剣にやらなくていいんですがね~ゴニョゴニョ」
だって。(笑
が、あまりに拙い演奏をしたら、
「先程やらないでいいと言いましたが、もう一度聞かせてくださいね」
と訂正が。(笑
これも発表会前に言われていたことなのだけど、
今の速さで吹いたら、替え指は必要ないのだ。
逆に、この速さで替え指を使うと、
おかしな音が目立ってしまうんだと。
しかし今以上の速さで吹けるのだろうか。
ま、地道に練習しかないわね~。

ガリボルディのエチュード。
おぉっ、これは合格だった。
でも回りにくい指、薬指使う運指はもっと何回も練習を、と。
次の曲、全然見てないけど、
初見でちょっとだけ吹いてみた。
そんなに難しい調でも指でもないけど、
スケールが中心で、強弱が激しいみたいだ。
先生曰く、「ここは『革命』みたいに」って。
へぇ~、出だしからガンガン強く吹くんだね。
できるかしら。(笑
でも今の自分にはいい練習になりそうな感じ。

そして今日も先生に
「演奏が杓子定規」と言われてしまったよ。
最近毎回言われてるような気が。
先生、言った事覚えてるのかなぁ。
覚えてて言われてるのだとしたら、
すごい嫌なんだけど。(笑
忘れてるとしても、毎回言われてるってことは、
余程自分の演奏はアレなんだろう、って思うけど。
どちらにしても悲しい~!

楽器を片付けながら、好きな作曲家の話をした。
I野の予想では、先生はフランスものが好きなのかなぁ、
なんて思っていたけど、意外にも

「ベートーベンが好きです」

だって。
フランスよりドイツのものがお好きなんだってさ~。
そういえばバッハとかも好きだったみたいだし。
でもフルート曲ってベートーベンってほとんどないよねぇ。(笑
それと昔の話を少し。
音大受験の時に家で練習する時に、
マンガ読みながらフルート吹いてた話とか聞かせてくれた。
ベートーベンもそうだけど、人って見かけによらないなぁ、と思う。

鍛錬・・・

2008年06月24日 | フルート
替え指の練習って意味あるのかな、
と自問自答する日々だった。
知らないより知ってる方がいいに決まっているけど、
楽譜を見て、その時に練習したっていいじゃん!
と、あまりに難しい運指にあたると、
そう思ってしまう自分。
だって音だって通常の運指だったら
ありえないような音がするし・・・。

が、こないだトリオの会の時に、
piccolo様が
「でも、替え指のエチュードの音符の形って、
モーツァルトの曲にそのまま出てくる事多いですよ~」
と。
おぉっ、これは神の啓示?(笑

って言うか、前に確か、
「替え指で困ってる」とかの内容のブログで、
コメントで頂いてたことか?!
その時は
「そうか、替え指をやるとモーツァルトの曲が吹けるようになるのか」
と漠然と思っていたものだけど、
その言葉の裏にはこんな意味があったのか~。

本当に、人の話を半分しか聞いてないなぁ、自分。(笑
でもモーツァルトは当分吹かないだろうな、
なんて思っていた自分。
↑これまた漠然とそう思ってるだけ。(笑
あ、でも発表会の前に
フルートソナタの楽譜買っちゃってたんだった。

こないだのトリオの帰り道、
バイト先の本社を偶然通りがかりに見つけてしまった。
そうえいば会社の人が「あの辺り」って言ってたような。
シャッター閉まっていたから中はよく分からなかったけど、
あんな街中に職場があったら、
毎日が寄り道天国で、
お金がいくらあっても足りないような気がする。

いざ「アルテ」

2008年06月23日 | フルート
いやだいやだ、と逃げていてもいい結果は生まれない。
アルテは「明日のためにの『その1』だ~!」
と気合を入れ、替え指のところの練習をしてみた。
うわ、久しぶり。
何ヶ月ぶり?これ開くの。(笑
もはやどの曲かも忘れてしまうくらい・・・。

が、一応合格したものに日付が記入されているので、
それにより止まっている曲がすぐに判別。
あ~あ。
分からないままにしておきたかった・・・。
そうそう、こんな感じのいやらしい曲だった。

が、吹いてみると意外に覚えているもので、
替え指もスムースに運んだのだった。
案ずるより産むが安し、ってことかなぁ。
もしかすると「アンダンテ」とか吹いているうちに
いい冷却期間になったのかもしれない。
これならもう少し練習すれば、
先生に聞いてもらうレベルにまで行くような気がする。
けど、今度のレッスンではまだ無理っぽいなぁ。

どうしよう、次のレッスン。
何を持っていけばいいのかなぁ。
先週からの「ガリボルディ」?
もう仕上がりかけだから、時間が余ってしまう。
こうなったらまたトリオの曲の「笛吹きの休日」見てもらう?
練習舐めてる、って思われるかなぁ

アンサンブル デビュー

2008年06月22日 | フルートアンサンブル
かねてからの企画、フルートアンサンブルの日だった。
うぅ、密かに緊張。(笑
雨のため、相方に駅まで車で送ってもらったのだけど、
固くなるあまり、
シートベルトを外さないで座席から下りようとするくらいに。(笑

早く行こう早く行こう、
と思いつつ結局到着は9時半過ぎてしまった。
会場にはpiccolo様、tomomi-aloooha様お二人がすでに!
tomomi-aloooha様は先日の
フルートフェスティバルで一度お会いしている。
piccolo様とは初めてお会いする。
さらに緊張感でどうなるI野?(笑

最初に音の調整をし、その後に合同でスケールの練習。
うぅ、先生からよく「音程が良くない」といわれるけれど、
なんと、チューナーを持ってないの自分だけだった。
早速買いに行かないと~!

曲の1番目は「リモネール」。
最初はゆっくり合わせてみる・・・。
正直、初めのうちは自分の所を吹くので精一杯。
人の音を聞く余裕無し!(笑
が、何度か繰り返すうち、
少しずつpiccolo様やtomomi-aloooha様の音が耳に入ってくる。
あれ?なんか結構形になってるような。
もちろんCDのプロ演奏のようにいくわけではない。
楽しい~、とか言ってる場合じゃないかもしれないけど、
アンサンブルがこんなにいい感じのものだったなんて。
今まで知らずにいて、損してなぁ、って思った。

次は「真紅のルビー」。
ちょっとリラックスしたところで、
これは自分が1stなんだよね~。再び焦る焦る。
先生の予言(?)は当たっていたようだ。
「負けてる」、悲しいかな自分の笛の音が一番負けてるような。(笑

そうか、こういうアンサンブルは楽しい。
個人の練習も楽しいけれど、
辛いな、と思う時はそれ以上にあるように思えるここ最近。
でも、こういうアンサンブルなどを十分楽しむことができるように、
普段のお稽古で基礎とか土台になるようなものを
作り上げておかないといけないのだな。
そか、心を入れ替えて、日々の練習をきちんとするようにしよう。

時間の関係で、「笛吹きの休日」は練習できず・・・。
I野はこの曲が一番ヤバかったので、
正直なところ、ほっとしていた。(笑
だって調やテンポがすぐ変わって、
すごい難しいんだもん、この曲。
でも次までにきっちり仕上げてみせるぞ~。

休憩の時にtomomi-aloooha様が持参されたピッコロを
piccolo様が披露、と早口言葉みたいなイベントもあった。
久しぶりに吹かれたそうですが、
I野にとっては神業クラスの演奏でした~。

あっという間に12時になり、部屋を撤収。
ランチをご一緒して、
笛暦の話や現在の、そして過去の先生、ブラスの話など。
楽しいついでに次回の予定まで決まってしまった。

楽しい音楽の時間をどうもありがとうございます~!
特にpiccolo様には会場や楽譜の手配、
更にご指導までして頂き、本当に恐縮です。
これにこりず、次回もよろしくご教授願います~。(笑

発表会あけ・・・

2008年06月18日 | フルート
宿題のガリボルディエチュード。
吹いてるうちに少しずつ思い出してきたけど、
やっぱこれ難しいヨ!
確か前の練習の時「強弱つけてもっと速く」と指導を受け、
「もう無理」とかへこんだようないやな記憶が戻ってきた。
まぁ、少し時間があいているので、
気持ちも新たに違う曲として取り組むようにしよう。

さて、発表会あけ初めてのお稽古。
まず、先生に「メッセージがありますよ」と紙を渡される。
発表会のとき、置いてある紙に「演奏者にメッセージ」
を渡す事が出来るのだ。
ちなみに去年は身内の一枚だけ。(笑
今年はなんと、2枚も!(もちろん身内からではナイ)
のべ40組も出ている発表の参加者の中から
I野にメッセージを書いてくださった方が2名も!
正直、あの演奏で「メッセージ」が来るなんて思ってなかったので、
本当に嬉しかった。
しかも、「来年も楽しみにしてます」とか
「次回は何を聴かせていただけるの?」なんて書いてあるし。
うわ~、どなたか全く分かりませんが(無記名のため)、
練習に行き詰まった時、このメッセージを見たら
きっとまた頑張れる事と思います。
絶対このブログは読まれてないと思いますが、
この場を借りて感謝の気持ちをお伝え致します。

と、誉められるのがひとつ。
先生からは「『メヌエット』の時、ぼんやりしてた」
と言われてしまった。
ぼんやり?
緊張してたけど、ぼんやりしてたように見えたのかしら。
多分音に「はり」とかがなかったのね~。
まぁ、でも「アンダンテ」の後半は誉めてもらえたし。
ようやく「次もがんばろう」って雰囲気になってきた。

問題の「ガリボルディ」。
楽譜の細かい箇所、スラーの掛け方とか替えて吹いてた!
勝手に編曲するなっての。(笑
前に吹いてた曲らしかったのに何で?
今回もやはり前のように「もっと強弱と速さをね」といわれる。
早いところ「自分の音」を作っていかないと・・・。
あと、「アンダンテ」の時のこともあり、
「音程」に注意とも言われた。
音がぶれる時があって、着地点がさだまらないみたいだ。

「真紅のルビー」
時間の関係で週末のトリオの曲は
これだけ聞いていただくことになっていた。
吹き終わって一言、
「他の人に負けてしまいますね」
がくっ・・・。
いや、勝つとか負けるとかじゃないんだけど、
対等に演奏できませんよ、ってことなんだけど、
いや~、分かってたことなんだけど
先生に言われると、だけどだけど・・・。←困惑
音の強い弱いじゃなくて、もっと「自分」と言うものを持って・・・、
ここでもまた「自分の音」が、って話に。
週末のフルートトリオは「胸を借りる」つもりでいるので、
気楽に行こうと思っていたけど、
やるからにはそれなりのものを持っていかないといけないのかな、
って感じがしてきた。(笑
・・・て大風呂敷なことをあまり書くと、
当日「なんだI野はしょぼいな」なんて皆さんに思われかねないので
なんか非常に難しいのだけど。
自分なりに頑張っていこう、って感じでよろしくお願いします。

帰りに公民館に図書館の予約本を取りに寄ると、
職員の女性達がなにやら「キャーキャー」騒いでいた。
聞けば「トカゲ」が出没したらしい。
「触れます?」とたまたま貸出手続き中のI野に聞いてきた女性。
自分はトカゲやカエルなど、全く問題ないので、
行きがかり上、トカゲをつまみ出す事になった。
結局、すばやいので掴む事ができなかったけど、
無事にちりとりの中に追い込んで退出願うことができた。
お礼にお菓子を2つ頂いて帰ってきた。
トカゲがいる公民館。
田舎やねぇ~。

「リモネール」

2008年06月17日 | フルート
昨日は「真紅のルビー」の印象だったが、
今日はtomomi-aloooha様が受持ちの「リモネール」について。
ベルトミューといえばフルートカルテットの「猫」。
なるほど、あのベルトミューか~。
「リモネール」と言うと、なんとなくおいしそうな・・・、
ってレモネードとかと混同していそうな困ったI野。
ところが「リモネール」とは
piccolo様に教えていただいたところによると、
手回しオルガンのことなんだそうだ。
そういわれると、街角・・・、いや休日の公園、
しかもその辺の「○○公園」じゃなくて
パリとかの「○○広場」みたいな感じ・・・?

回りにいるのは幸せそうなカップルとかファミリー。
あと、犬散歩中のおばちゃんとか、
ジョギングする若者なんかもいるかも。
どちらにしても、「一切不幸の匂いのするものは存在してはいけない」!
そんな軽やかで可愛らしい曲なのだ。
わ~、一瞬譜面は読みやすかったけど、
曲つくりが難しそうな感じ。

何度か吹いていて思い出したのは
オペラ「ラ・ボエーム」。
あの2幕になんか、この手回しオルガンの人がいてもおかしくないな。