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拾い読み★2013-200≪コラム記事≫

2013年07月22日 20時27分31秒 | マリーンズ2011~15
後半戦へおさらい! 12球団・新戦力通信簿
巨人100点満点、阪神、楽天は?


“不可欠”な存在となりつつある今季の新顔たち
 束の間のオールスター休みを迎えているプロ野球。24日からいよいよ、後半戦へと突入だ。シーズンの再会をいまかいまかと待ち望んでいるファンの方も多いことだろう。
 そこで、今回はいま一度、前半戦の各チームの戦いぶりを“新戦力”の活躍を中心に振り返ってみたい。各チームの新戦力の活躍ぶりを100点満点で評し、また後半戦への課題についても探ってみた。


巨人……100点/後半戦は“主力”に期待
 新戦力の活躍は非常に頼もしく、特にルーキー・菅野智之、新外国人・ロペスは、もはやチームの中心選手として欠かせぬ存在となった。新戦力の活躍ぶりは100点満点といって差し支えない。

 後半戦のポイントは、投では内海哲也、打では長野久義が本来の調子を取り戻せるか。前半戦は菅野が柱とも思えるほどの存在感を示してくれていたが、疲れが出るだろうここからの戦いで変わらぬ存在感を見せられるかは未知数だ。打でいうとロペスや、このところ存在感を見せていた中井大介らも同様だろう。原辰徳監督は前半戦の戦いを「まだ強くなれる」と振り返ったが、その余裕は“危うさ”とも表裏一体だ。連覇へ向けて、らしくないプレーが続いていた主力選手の復活に期待したい。


阪神……80点/チームを変えた、新たな顔・西岡
 新加入・西岡剛の存在が頼もしい。1番・セカンドとしての活躍はもちろん、若手投手への声掛けや、得点時のパフォーマンスなど、間違いなく彼の存在がチームを変えた。和田豊監督も「チームが明るくなった。新しい風を吹かせてくれた」と評価する。
 またルーキー・藤浪晋太郎の存在が、“虎党”にとっても特別なものとなっており、彼が甲子園のマウンドに上がる際には、いつも以上の声援が送られる。ルーキーながらローテーションを守っている活躍ぶりは、見事と言っていいだろう。

 新外国人・コンラッドが活躍できていない点や、けがで戦列を離れている福留孝介などを考慮しても、西岡、藤浪の存在は大きく、評価は80点。ただし、後半戦に向けては、巨人に再び追いつき、追い越せるだけのプラスアルファがさらにないと、厳しい。長打力のある選手の台頭に期待したいところだが……。


中日……60点/新4番・ルナの素晴らしい活躍も
 抜群の成績で首位打者に立っているルナのおかげで十分! と言いたいところだが、全体としては厳しめの60点が妥当なところだろう。
 ルナの活躍は抜群だが、もう一人の助っ人、クラークは、はっきり言っていまひとつ。投手でも新外国人・カブレラが5月の上旬までに4勝を挙げるも、6月5日の投球で左わき腹を痛め離脱するなど、近年のチームでは起こりえなかった先発陣の駒不足に陥った。投、打ともに状況は芳しくない。こういった時期にこそ、生きのいい若手に出てきてほしいところだが……。

 後半戦に向けては、ひとりでも多くの若手の台頭に期待するほかない。高木守道監督は「後半はみんなが本来の自分らしさを出さないと」と振り返るも、山本昌や井端弘和ら、ベテランにいつまでも頼る状況では上は望めない。


横浜DeNA……60点/定位置からの脱出へチャンス
 主砲・ブランコはすっかりチームの顔となり、春先は“外れ感”が漂ったモーガンも、前半戦終盤のラッシュで2割8分7厘にまで数字を上げてきた。打に関しては100点満点といっていいだろう。
 ただしチームの一番の課題であったはずの投手陣では、ソトのつまづきに始まり、途中加入のコーコランも2戦2敗と期待に応えられず、全体の評価は60点。

 CS圏内の3位も望めるチーム状況に、「うちにとっては大きなチャンス。『CSにいきなさい』と言われているようなものだ」と、冗舌な中畑清監督も「ただ投手力が上がってこないと厳しい」と語るほどに、課題は一にも二にも投手陣。救世主は現れるか。


広島……50点/ひとりでも出てきてくれていれば
 新戦力については、今後の期待値を加味しても50点という低い評価に落ち着いてしまう。
 なんといっても“打”だ。新外国人のルイスは春先、日本のストライクゾーンに苦しみ、快音が聞かれず。6月には月間打率4割と復調の気配をのぞかせたものの、7月は13試合でわずか7安打。前半戦を終えて打率2割4分5厘という成績に終わっている。緊急獲得のキラが1軍初出場から3戦で4本塁打という輝きは見せたものの、後半戦の活躍は全く読めない。

 投手においても、他の球団が頼もしいルーキーの活躍が目立つ中、広島は“静か”。頼れる存在だった今村猛らの不調に、指揮官も「今後は平均点を出してくれると思う」と振り返るにとどまっており、明るいニュースに乏しい。投ではエース・前田健太、野村祐輔、打では丸佳浩といった、若きチームの顔が、大事な一戦でチームを勝利に導けるかに期待を掛けたい。


東京ヤクルト……90点/チームを最低限守った若手には評価
 前半戦は最下位ながら、まだ3位が望める位置で戦えているのは新戦力の力があったからだ。ルーキー・小川泰弘が10勝を挙げる活躍で先発の“柱”として君臨すれば、中継ぎではこちらもルーキーの石山泰稚、江村将也が奮闘。まだまだ不安定な姿も垣間見えるが、チームの苦難な状況において精いっぱいのプレーを見せてくれている。ポジティブに振り返れるチーム状況でないのが残念だが、90点ぐらいの評価を与えたい。

 後半戦は、本来であれば結果を残していたはずのバーネットや松岡健一、久古健太郎らの奮起に期待したいところ。他のチームに比べ、若手が多くの経験を積んだ前半戦。それが実る、充実した後半戦にしてほしい。


東北楽天……85点/星野監督も安心して見られる戦力に
 楽天もまた、新戦力がチームに大きな力を与えている。投手では開幕投手も務め、前半戦8勝を挙げた則本昂大、野手ではジョーンズ、マギーの外国人コンビが、すっかりチームの中心だ。高めの85点という評価をしておきたい。
 特にジョーンズ、マギーの両外国人に関しては、星野仙一監督も「打って当たり前なぐらいの選手」と実績ある両者を信頼して送り出しており、少しぐらい打たない時期があっても「そりゃ打てないときもあるさ」とフォロー。エース・田中将大の13連勝など頼れる駒が多く、闘将と呼ばれる指揮官も、昨季よりは少し笑える機会が増えたのではないだろうか。

 後半戦、ひいては悲願の優勝に向けては中継ぎの整備が不可欠だ。前半戦は不安定な投球が続いていた青山浩二の復調に期待したい。


千葉ロッテ……65点/台頭はあるも、あともう少し
 昨季からあまり戦力としては変わらぬ布陣で今季に臨んでいる千葉ロッテだが、投手では育成出身・5年目の西野勇士、プロ6年目の社会人左腕・服部泰卓らが頭角を現し、また野手では2年目の鈴木大地がレギュラーの座を掴むなど、ファームの選手が上で活躍できる良いチーム状況にある。

 しかし、贅沢(ぜいたく)を言えば、他のチームのように彼らがチームにおいて絶対的な存在となっているというわけではない点から、評価は厳しめの65点。後半戦は彼らのさらなる活躍に期待するとともに、新たに加わった大砲・ブラゼルが、チームを再び上昇気流に乗せられるか。伊東勤監督も「いままでは(チームに)ホームラン打者がいなかったから、ブラゼルを相手が脅威に感じてくれれば」と長打力に期待をかける。彼の活躍に注目だ。



埼玉西武……50点/真の期待はこれから?
 ズバリ、新戦力の評価は厳しめの50点。春先にチームに勢いを与えたルーキー・金子侑司も守備面の不安からかバットの勢いも止まり、新外国人のスピリーもここまで3本塁打という状況だ。投手ではサファテが防御率0.84と成績だけを見れば素晴らしいが、勝負どころでの登板には渡辺久信監督もまだ不安が残る様子。真の評価は後半戦の活躍を見てになりそうだ。

 後半戦の注目で言えば、横浜DeNAからトレードで加入した渡辺直人がチームに好影響を与えそうな予感。移籍時、「野球に飢えている」と語った渡辺。器用な打撃と堅実な守備が武器のベテランの力が、チームを再び上位に導いてくれることに期待したい。


北海道日本ハム……85点/新顔はすでに“チームの顔”に
 一時は最下位にも落ち込むなど、厳しい状況もあった北海道日本ハムだが、結果的には頼もしい新戦力の面々が、チームを支えてくれている。

 投手では開幕前の大型トレードで話題となった木佐貫洋が、けが人が相次ぐ投手陣の中でひとりローテーションを守り、6勝をマーク。栗山英樹監督に“ミスター安定感”と称されるなど、台所事情の厳しいチームの中で、渋い活躍を続けている。
 野手では大引啓次が打率こそ2割3分9厘という成績も、堅実な守備とチーム最多の16犠打をマークするなどこちらも渋い活躍。ルーキー・大谷翔平も、もはや主力として評価される結果を残してきた。新戦力全体としては85点と高い評価を与えたい。

「後半戦からはキチッとやる」とは、栗山監督。後半戦は、ここまで不安定な投球が続いていた武田勝や吉川光夫らが、カギを握ると見る。


福岡ソフトバンク……50点/“柱”としての期待ははかなく散り
 前半戦でわずか2勝に終わったパディーヤに、12本塁打を放ちながらも打率は2割3分5厘に終わったラヘアと、投打の中心としての活躍を期待された新外国人コンビが低調。チームも5位という現状に、期待値から考えれば50点という低い評価が妥当だろう。外国人はシーズンが始まらなければ分からないとは言うが、それにしても……と言うのが正直なところだ。新顔という意味では一番に定着している中村晃や、オールスターにも出場した千賀滉大らが存在感を示してくれた。

 後半戦に向けては交流戦で破壊力を見せた打線の復調と、手薄な先発陣の整備が急務。春先にプロの壁にぶつかったルーキー・東浜巨がこのところファームで好投が続いているなど、明るい話題も少なくない。後半戦の巻き返しに期待だ。


オリックス……45点/確かにチームに欠かせない存在! が…
 新戦力にして、チームの新たな顔であり、外野の一角、そしてチームの中心・クリーンアップとして君臨する糸井嘉男の存在は頼もしいものである。“あとひとり”に困ってきたチームにおいて、彼の加入は大きな影響を与えてくれた。しかし、他のチームもうらやむほどの存在が加わりながら、チームは最下位である現状。厳しめの45点という評価だ。

 要因は投手陣の新戦力がまったくというほど活躍を見せられていない点。シーズン前には投にも大きな補強をほどこしたはずだったのだが、その筆頭として挙げていた、東野峻が1勝2敗・防御率7.47と期待を裏切れば、八木智哉が0勝1敗・防御率22.50、抑え候補だった馬原孝浩に至っては1軍登板すら実現していない。故障という不運があるにせよ、チームにとっては痛かった。後半戦、少しでもいいところを見せてほしいところであるが……。

(文:ベースボール・タイムズ)

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