【とっておき】ロッテ・鈴木大地の命名秘話

開幕前の予想を覆し、8連勝で首位に立ったロッテに、今や欠かせない存在となっているのが、2年目の鈴木大地内野手(23)だ。開幕直後はスタメンではなかったが、3試合連続三塁打のパ・リーグ記録を打ち立てブレーク。一躍、名前が知れ渡った。その素顔、そして名前の由来を母・あけみさん(54)が明かした。
攻守にさえ、ベンチの要求にも応える。鈴木が遊撃のレギュラーに定着後、チームが安定した。ファンの人気も絶大だ。
強烈な印象を与えるのがその名前だ。1988年のソウル五輪競泳100メートル背泳ぎ金メダルの鈴木大地さん(46)と同姓同名で鈴木は翌89年に誕生した。
「その頃は『翔』の付く『翔太』とか『ゆう』というのがはやっていて。『大地』という響きに『こういう名前もあるんだ』と。初めて五輪で聞いたときに、すごく新鮮でした。鈴木大地さんの活躍もすごかったですし、いい名前だと思って付けました」と、あけみさんは命名の秘話を語った。ちなみに5歳上の兄は辰徳さん。理由は「私が原監督(巨人)の大ファンだったから」。
父・哲夫さん(59)をはじめ、野球好きの一家で育った鈴木は「動き始めた1歳頃には、おもちゃのバットを握っていました」(あけみさん)という。高校は静岡から越境し、神奈川の桐蔭学園へ。東洋大では主将を務め高橋昭雄監督(64)から、後継者として大学に残ってほしいと熱望されたが、12年D3位でロッテに入団した。身長1メートル75、79キロとプロでは決して大柄ではないが、バサロ泳法ならぬ“水面下”での努力でレギュラーの座をつかみ取った。
新たなロッテの顔として“本家”をしのぐ活躍に期待も高まるばかり。目指すのはもちろん、球界の金メダリストだ。 (塚沢健太郎)
(サンスポ)
パ新人王争いに伏兵 育成から4勝のロッテ西野投手

パ・リーグの新人王レースに、大穴どころかまったくの無印が登場してトップを走っている。
ロッテの西野勇士投手(22)は、8日の西武戦(QVCマリン)に先発し7回3失点で4勝目(1敗)。首位との直接対決を制したチームは、7連勝でゲーム差を0・5とした。
「4勝なんてビックリ。去年までは絶対に登板できない立場でしたから」と初々しい西野の背番号は67。これでも小さくなった。なにしろ、昨季の今ごろは1軍の試合には出場できない育成選手として「131」を背負っていたのだ。
2008年に育成ドラフト5位で新湊高(富山)から入団。苦節5年目にして、ようやく支配下登録された。伊東勤監督(50)は「この内容なら十分。相手が何を狙っているのか考えながら投げられている」と合格点を与える。
最大の武器は、育成時代から評価の高かった制球力だ。この日もマスクを被った江村直也捕手(21)が「構えたところに投げてくれた。まっすぐも来ていた」と絶賛する。
現在、4勝はエースの成瀬善久投手(27)と並んでチームの勝ち頭。指揮官は「ウチの不安は先発の頭数が足りないことだったが、ピタリとはまってくれている」と表情がゆるむ。
今季の新人は、本命だったソフトバンク・東浜巨投手(22)=亜大=が、2戦連続で打ち込まれて2軍落ち。今のところ、開幕を務め3勝(2敗)を挙げている楽天・則本昂大投手(22)=三重中京大=との一騎打ちの様相だ。
新湊高野球部の同期、豊本拓実さん(22)も「まさか育成からはい上がってここまできてくれるなんて…」と驚きを隠せない。
たたき上げの雑草は、エリートたちを押しのけて新人王レースに大穴を開けられるか。 (片岡将)
(zakzak)

開幕前の予想を覆し、8連勝で首位に立ったロッテに、今や欠かせない存在となっているのが、2年目の鈴木大地内野手(23)だ。開幕直後はスタメンではなかったが、3試合連続三塁打のパ・リーグ記録を打ち立てブレーク。一躍、名前が知れ渡った。その素顔、そして名前の由来を母・あけみさん(54)が明かした。
攻守にさえ、ベンチの要求にも応える。鈴木が遊撃のレギュラーに定着後、チームが安定した。ファンの人気も絶大だ。
強烈な印象を与えるのがその名前だ。1988年のソウル五輪競泳100メートル背泳ぎ金メダルの鈴木大地さん(46)と同姓同名で鈴木は翌89年に誕生した。
「その頃は『翔』の付く『翔太』とか『ゆう』というのがはやっていて。『大地』という響きに『こういう名前もあるんだ』と。初めて五輪で聞いたときに、すごく新鮮でした。鈴木大地さんの活躍もすごかったですし、いい名前だと思って付けました」と、あけみさんは命名の秘話を語った。ちなみに5歳上の兄は辰徳さん。理由は「私が原監督(巨人)の大ファンだったから」。
父・哲夫さん(59)をはじめ、野球好きの一家で育った鈴木は「動き始めた1歳頃には、おもちゃのバットを握っていました」(あけみさん)という。高校は静岡から越境し、神奈川の桐蔭学園へ。東洋大では主将を務め高橋昭雄監督(64)から、後継者として大学に残ってほしいと熱望されたが、12年D3位でロッテに入団した。身長1メートル75、79キロとプロでは決して大柄ではないが、バサロ泳法ならぬ“水面下”での努力でレギュラーの座をつかみ取った。
新たなロッテの顔として“本家”をしのぐ活躍に期待も高まるばかり。目指すのはもちろん、球界の金メダリストだ。 (塚沢健太郎)
(サンスポ)
パ新人王争いに伏兵 育成から4勝のロッテ西野投手

パ・リーグの新人王レースに、大穴どころかまったくの無印が登場してトップを走っている。
ロッテの西野勇士投手(22)は、8日の西武戦(QVCマリン)に先発し7回3失点で4勝目(1敗)。首位との直接対決を制したチームは、7連勝でゲーム差を0・5とした。
「4勝なんてビックリ。去年までは絶対に登板できない立場でしたから」と初々しい西野の背番号は67。これでも小さくなった。なにしろ、昨季の今ごろは1軍の試合には出場できない育成選手として「131」を背負っていたのだ。
2008年に育成ドラフト5位で新湊高(富山)から入団。苦節5年目にして、ようやく支配下登録された。伊東勤監督(50)は「この内容なら十分。相手が何を狙っているのか考えながら投げられている」と合格点を与える。
最大の武器は、育成時代から評価の高かった制球力だ。この日もマスクを被った江村直也捕手(21)が「構えたところに投げてくれた。まっすぐも来ていた」と絶賛する。
現在、4勝はエースの成瀬善久投手(27)と並んでチームの勝ち頭。指揮官は「ウチの不安は先発の頭数が足りないことだったが、ピタリとはまってくれている」と表情がゆるむ。
今季の新人は、本命だったソフトバンク・東浜巨投手(22)=亜大=が、2戦連続で打ち込まれて2軍落ち。今のところ、開幕を務め3勝(2敗)を挙げている楽天・則本昂大投手(22)=三重中京大=との一騎打ちの様相だ。
新湊高野球部の同期、豊本拓実さん(22)も「まさか育成からはい上がってここまできてくれるなんて…」と驚きを隠せない。
たたき上げの雑草は、エリートたちを押しのけて新人王レースに大穴を開けられるか。 (片岡将)
(zakzak)
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