ひとり語り 劇車銀河鐵道 いちかわあつき

 ひとり語りの口演や、絵本の読み語りなどの活動をしています。
 何処へでも出前口演致します。

うさと展とシャトーアキコ

2009-03-29 22:15:56 | Weblog
 瑞浪のカフェ「燈(あかり)」さんで今日まで催されていた「うさと展」に行ってきました。
 自然の恵みをそのまま活かした「うさと」さんの服はどれも素敵なものばかりでした。「燈(あかり)」さんの心落ち着くローズティーを頂きながら、柔らかな会話も紡がせてもらえて、とても楽しい時間でした。

 その後岩村町の「シャトーアキコ」さんでパンを購入して、風の冷たささえなければもう春真っ盛りのような、暖かな日差しと咲き始めた桜の木々を車窓の外に眺めながら、家路に着きました。

 明日の朝は「シャトーアキコ」さんのバケットを食べるのが楽しみです。

磨くという事。

2009-03-27 10:06:22 | Weblog
 昨日は「前へ」進むということを書きましたが、あれを書いて今朝は、そうはいっても、一足飛びにとはいかないよなぁ・・・と思いました。

 私はこの頃、毎朝掃除することを日課にしているのですが、掃除をしながら思い出したことを書きます。
 今日は10年前に亡くなった私の母方の伯母のことを、書こうと思います。

 伯母は私の母よりも6歳年上なので、大正8年の生まれだったと思います。女ばかりの姉妹の長女で婿をとって家を守る選択を余儀なくされた人でした。
 その伯母が、毎日欠かすことなくしていたこと。それはもちろん家事一切と、農家でしたから、田んぼや畑仕事ですが、家事の中でも、掃除。その掃除の中でも、1日たりとも休まずやっていたのが、大黒柱を磨くことでした。
 糠を詰めたガーゼの袋で、丹念に磨き上げていくのです。それは私の生まれるずっと前から行われていた、私の母の、その家の本屋筋に当たる実家の、もしかすると代々受け継がれてきた慣わしだったかもわかりません。
 見事に黒光りした太い立派な大黒柱が、もう私の物心付いた時には、里帰りする母に伴って行くと、家の中央に在ったのです。

 若い頃に勉強を怠ってきた私は、この頃になって思い知らされることがたくさんあります。理屈ばかりをこねて、実践を遠ざけて来たというのが私の10代20代だったような・・・。

 今さらながらに修行時代のようなことを自分にかしてみると、ようやく身体でわかることに気付きはじめたわけで、なんとも愚かなことです。

 磨くということは、決して一日にしてはならない。日々の研ざんの果てにようやく光り輝くものです。

 日々の掃除が、私に教えてくれることはまだまだこれからたくさん見つかるように思います。

冬がもどって・・・。

2009-03-26 13:02:39 | Weblog
 冬がもどって、恵那山にはまた雪が積もりました。去年もそうだった記憶がありますが、彼岸過ぎての寒の戻りです。

 それでも公園の桜は、蕾の開きの数を増しています。ヒヨドリが枝々を揺らして飛び移りながら鳴き、トビが二羽悠々と、戯れながら空高く舞っています。

 河原の土手の枯れススキと水量少なく流れていく川の川音が、未だ春の装いに追いつけないで、足踏みをしているようにも思えてくる今朝の散歩道。

 私は町中のスーパーで買い物をしてしまいました。今夜持って出かけるカップめんやら卵など・・・。今朝は散歩の途中なので買い物袋持参でなく、その店のレジ袋を久々にもらい、それを提げての戻りコースの川沿いの道です。
 
 先週辺りからぐっと人の数を増していた公園も、今朝くらいに冷え込むとまた冬場の閑散に逆戻りです。子供たちの伸びのある歓声も聞こえてきません。

 今夜はラジオの最後の生放送で、午後より多治見へ向かうのです。土曜日の収録番組の放送が終了すると、いよいよそれでお終いです。

 始まれば終わり、終わればまた始まる。私の人生に逆戻りはありません。冬が終われば春が来て、夜が明ければ朝になる。その繰り返しで常に前へ進んでいきます。
「前へ」いい言葉ですねえ。背筋が伸びて腰が据わり、しゃんとなった身体は、決して俯いたり逃げたりせずに前に向かいます。

言葉というものは、両刃の剣

2009-03-25 10:11:43 | Weblog
 私は言葉というもので表現することを、生業とさせてもらっています。そして、言葉で人を励まし元気になってもらえればということを心掛けて、常に話したり語ったりしているつもりです。
 それでも、時に間違うことがあります。殊にこのようなブログやメールで一方的に言葉を書き連ねている時、自分では意識しないところで、人を傷付けたりしてしまうことがないともいえません。
 
 実は先日あるメールのやり取りで、古い友人の心を傷付けるようなことを浅はかに送信してしまいました。
 会話は本来、生で相対して、相手の顔色や言葉の音調などを見たり聴いたりしながらなされるものです。
 それがない、メールのやり取りでは、つい一方的な自分本位の言葉を、何の思慮もなく投げてしまうことが起こってしまいます。後悔しても発信してしまえば取り消しはできません。
 相手の気持ちを思いやる心の配慮のなさを、つくづく反省するばかりです。

 言葉は人を幸福にもすれば、奈落の底にも突き落とします。言葉は両刃の剣であることを、あらためて肝に銘じねばなりません。

桜開きだしましたよ・・・そして2連覇達成しましたよ!

2009-03-24 15:54:16 | Weblog
 私の住む町の公園の桜が、開花し始めてきたようです。
 山間の寒冷地にしては早い桜の開花です。今週中にはかなり開いてくるのではないでしょうか。
 入学式の頃まで花があるといいのですが・・・。

 さて、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)日本が見事に連覇を果たしましたね! やった! おめでとう侍ジャパン!
 観ましたか? 延長10回表のイチローの勝ち越し2点タイムリーを!!
 なんだか一緒に戦っている気分で、仕事の片手間になんて無理でした。今日は日本中でかなりの人がそうだったと思います。
 でも、あそこまで頑張って粘り強く、そしてフェアーに戦ってくれた韓国チームにも拍手を送りたいです。いやぁー韓国チームは本当に強かった。そして、最後にイチローを敬遠しないで勝負してくれて本当にありがとう。日本野球はもう桜満開です

暴走演技!!

2009-03-21 21:12:39 | Weblog
 私はどうもお芝居となると、過剰演技、暴走演技となって歯止めが掛からないといいましょうか、落ち着きがなくなる傾向にあります。
 
 人の演技は的確に見極められて、駄目が出せるのに、自分のとなるとどうも盲目的傾向にある。
 前よりは多少解消されてきたとは思うのですが、役柄によっては昔の悪い癖が顔を見せます。とにかく一つ一つの動きをしっかり整理して、セリフもみんな正確に入れて、少しでも自然な演技ができるように頑張りたいと思っています。

 本番は5月。そしてもうすぐ4月です。気合を入れて(力は抜いて)本番舞台を目指します。 

土筆を食べる。

2009-03-19 15:28:13 | Weblog
 今日のお昼は土筆入りの卵焼きを作ってみました。
 いつもなら卵とじというのが定番なのですが、今日は土筆を甘辛く煮込んでおいて、それをだし巻き卵に巻いて土筆巻きにしてみました。
 
 春のご馳走は土筆にふきのとう、そしてセリ。これからはわらびや山独活、たらの芽と山の幸がいっぱいです。
 ただ乱獲や、よそ様の土地に無断に入っていくようなことは避けたいものです。
 山菜、山の幸というものはあくまでその土地に住む人のものだということを心にとどめて、そのおすそ分けを頂くという気持ちは忘れないようにしたいです。もちろん、山の動物たちにとってもです。

6年という年月・・・。

2009-03-16 16:03:23 | Weblog
 2003年の10月から約6年、コミニュティー・ラジオのパーソナリティーをやらせてもらいました。そして、この3月いっぱいをもって卒業します。

 本来の私からぬ、電波でもって声をお伝えするという行為を、6年もの長きに渡り勤めさせてもらえたのも、聴いてくださったリスナーの方々、またラジオ局の皆さんのお陰だと、感謝にたえません。
 
 本来が「ひとり語り」なるもの、とてもレトロでアナログな仕事です。生声でその場にいるお客様に直接聴いていただくことで、成り立つ範疇のものです。そして何よりもこの私自身が、そのレトロさアナログさそのものを生きているのだと思っていましたので、思いもよらぬ経験と勉強を、この6年させてもらえて、あらためて、そのご縁に深い感慨を覚えています。

 このお仕事を頂かなかったら、きっと読まなかったろう本、出会わなかったろう方々に会えた喜びは、言葉ではいいあらわせません。
 番組のために書いた原稿は3000枚にも及び、私がもうひとつ憧れている書くという行為の、なんといい勉強をさせてもらえたことか・・・。お芝居の戯曲を書くに至った現在の礎のひとつだったとも考えています。

 私は何時も多くの心有る方々に支えられ、ここまで歩んでくることができました。けれど今、また新しい声に導かれて新しい道を歩かなければいけない気がしています。何がどう変わるかは全くわかりませんが、この卒業を機に、また新しい自分が発見できることに、胸膨らませている今日この頃です。

同人雑誌「おおきな木」10号発刊

2009-03-14 13:42:41 | Weblog
 地元の文章を書くことの好きな人たちが集まり、地元在住の作家吉村登先生を主宰に創刊された同人誌「おおきな木」10号がようやく発刊となりました。

 10年という節目を迎え、今号から表紙の絵をリニューアルした「おおきな木」には、幅広い年齢層の同人の、個性豊かな作品が掲載されています。

 私は創刊より参加させてもらっていますが、できるだけ地元を主題とした作品を載せようと心がけ、詩やエッセイを掲載させてもらってきました。

 ご興味のある方は下記までお問い合わせください。一冊800円にてお分けいたします。また、何か書いてみたいなぁと思って見える方、ご一緒しませんか? 随時同人を募集しています。尚、文章教室及び例会は、秋以降の毎月1回、駅前プラザビルにてやっています。

<お問い合わせ>℡・FAx0573-66ー6564(市川迄)

家事をすること。

2009-03-13 13:44:49 | Weblog
 私は割合からいうと、妻より少し家にいる時間が多いので、苦もなく家事をこなしています。
 別に役割分担をしっかり決めて、何をどうということはしません。結婚以来20数年、自然にやっています。
 例えば食事の支度。どちらかできる方がやります。今日はあなた明日はわたしなんて決めると、それが負担になったりするんです。その時々体調や都合や仕事の関係など微妙に違ってきますから、諸事臨機応変がいいのです。

 最近妻の領域だった家事仕事に、わたしが割り込んでいます。それはお掃除。詳しくはまたの機会に載せる事とします。今日は時間がなくて・・・ではまた