ひとり語り 劇車銀河鐵道 いちかわあつき

 ひとり語りの口演や、絵本の読み語りなどの活動をしています。
 何処へでも出前口演致します。

今年も芝居公演の稽古始まりました。

2008-01-22 00:40:05 | Weblog
 今回で三回目を迎える演劇ユニット「マーシュマロー」の公演に向けて、今年も稽古が始まりました。
 第3回公演「ゆうすげ綺譚」いちかわあつき・作 高橋明夫演出で、5月10日(土)11日(日)の両日岐阜県多治見市まなびパークたじみ7F多目的ホールにて上演の予定です。
 信州のとある別荘を舞台に、ちょっとミステリアスな話を展開していきます。
 稽古はまだ読み合わせの段階ですが、去年とはまた違った新しいものを生み出そうと、仲間みんなで取り組んでいます。
 また随時お芝居の情報を載せていこうと思います。

都会のねずみと田舎のねずみ

2008-01-17 09:46:28 | Weblog
 今年の年賀状の絵に、絵本画家の草分け的作家武井武雄さんの「都会のねずみと田舎のねずみ」を使わせて頂きました。これはイソップの童話にあるものなのですが、私はこの15日と16日その田舎と都会に身を置きました。
 15日は恵那の山奥で92歳になられるおばあさんからお話を伺うということをしていました。何の物音もしない山の中のお家にお邪魔して、炬燵にあたりながら、傍らに寝そべる猫を時折なでたりして、おばあさんの出してくださったお茶と味噌ゆべしをいただいてお話に聞き入っていました。
 そして次の日には東京渋谷の喫茶店で29年ぶりに出会った同級生と昔話に花を咲かせていました。ちょうど前の日おばあさんと話をしていた時と全く同じ所要時間でした。
 まったく違った環境の全く違った時間なのですが、どちらも至福のひと時でした。
 現代を生きる私は、田舎のねずみでもあり都会のねずみでもある。全く変わり身の早い、都合のいい時間を生きているものです。

10日もご無沙汰しました。

2008-01-15 18:37:43 | Weblog
 ついついブログを開くのを忘れて10日も経ってしまいました。あれこれと日々の事々にとらわれて、気が付いたら15日になっていました。
 7日は、お隣の町恵那市の七日戎に出かけ、露店でにぎわう町中をぶらぶらしました。
 また、9日には若い人たちの製作する、自主映画の撮影に参加して、初めて映像向けの演技を体験しました。寒い中を深夜に及ぶ撮影でしたが、楽しかったです。舞台みたいに長い演技を要求されず、シーンごとに撮って、繫げていく。まだ、撮り残している場面がありますが、完成が楽しみです。
 10日は私の住む町の十日戎。毎年寒い日となりますが、今年は暖かな十日市でした。
 今でこそほとんどが食べ物の露店で、そのほかはサメ釣りや輪投げといったものですが、私の子供の頃は、まだ啖呵売という映画の寅さんばりの人や、実演販売の店を広げている人もあって、賑やかなものでした。中にはなんだか怪しい品ものもあって、買って帰ってやってみると、その場で見たようにはできなかったなどということもありましたが、それも楽しみの中に含まれてあったものでもありました。

今年も今日で5日目です。

2008-01-05 14:40:47 | Weblog
 今年は3日に、はじめてのラジオの生番組の放送があったので、何時もより仕事始めが早かったのですが、だからといってこの1月は暇です。やらなければいけない事はたくさんありますが、実働数が少ない。仕事くださ~い。なんてね。
 やる気に満ちていますが、活躍の場に恵まれていません。これも私の実力のうちなんでしょう。焦らず行くことにしましょう。
 さて、今日で1月も5日となり、そろそろ正月気分も抜けてくる頃でしょうか。
 昨日多治見まで電車に乗って行ったのですが、その車内で里帰りを終えて東京まで帰るらしい若い夫婦? を見かけました。夫の実家での出来事、お姑さんの話題が、途切れ途切れに聴こえてきました。少し疲れた様子で寄り添う二人に、微笑ましいものを感じました。今夜は久しぶりにふたりきりの夜を過ごせる・・・あの初々しさを何時までも保つのは難しいけれども、何時までも忘れないで欲しいものだと思いました。幸福な時間はその一瞬の中に刻み込まれて生きつづけます。
 もうお正月も終わってしまったので少し遅きに失したかもしれませんが、元旦に「まえがみ太郎」のお話を紹介したのに続いて、もう一つお正月に関係したおはなしをご紹介します。
 あまんきみこ・作「ねこん正月騒動記」という作品です。 
 福岡の地で「ねこん正月のごたる」という言葉を聞いて始まるこのお話、詳しくはお話しませんので、まあ一度読んでみてください。面白いお話ですよ。
 私の手元にある一冊は、講談社文庫「ふしぎなオルゴール」の中に収められた一編です。次回はどんな記事になりますか。それではまた・・・。

2008年明けましておめでとうございます。

2008-01-01 23:23:42 | Weblog
 今年も劇車「銀河鐵道」いちかわあつきのブログ、よろしくお願いします。
 暮れの29日に書き込んだとき、年内にもう一度といいながら、結局年が明けてしまいました。暮れの2日間は何かとバタバタして、とうとうPCの前に座れませんでした。
 いやぁ、なんとも寒いお正月になりました。この冬1番の寒波に見舞われた日本列島。各地に大雪を降らせ、久々に雪景色の元旦となったところが多かったようです。
 私の住む岐阜県の山間部、長野県に隣接したところなので、さぞかし積雪を記録したろうと、思われがちですが、意外にもそうでもないんです。大晦日はほとんど降りませんでしたし、この元日の朝も、うっすらと積もっていただけで、私の家は隣接する国道へ出るまでの道が結構な坂になっているので、雪が降ると、雪掻きしない限りは上に出られないのですが、今朝は箒でさっと掃くくらいの程度でした。
 さて、暮れにもう一つご紹介しようと思っていたお話を、今年最初にご紹介しようと思います。
 それは、松谷みよ子作「まえがみ太郎」という作品です。
風ふかん村に住む、子供のいないおじいさんとおばあさんが、ある雪の降る大晦日の晩、お正月様を家に招きいれ、欲しかった子供を授かり、太郎と名付けた・・・というところから始まるお話です。
 お正月様が大変重要な役割をする、むかし話の集大成のようなこの作品は、「龍の子たろう」と並ぶ松谷みよ子の代表作の一つです。
 ちなみに我が家の玄関には十数年前から、ゆずり葉に乗ったお正月様が注連飾りとともに飾られています。松の内まではありますので、興味のある方はお越しあれ・・・といって、そんなにたいしたものじゃありませんけれど。
 私が生まれた頃に書かれたお話ですが、一度読んでみてください。随分前のことですが、確かアニメ化もされています。が、レンタルビデオとかDVDになっているかは不明です。