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女性の生きやすさについて考えてみた 6化粧

2017-04-02 00:19:58 | 日記
20歳の頃あたりからわたしは化粧を始めた。じぶんの顔が生まれつき可愛くない、ブスだって思っていたから化粧で少しは変わるかもしれないなんて微かに期待しつつ、化粧をすることで何か自信がついたかのように思っていたのだと思う。

先日、新聞に化粧のことがテーマで書かれていた記事を見つけた。
確か、投稿した女性は化粧するのは好きではないが、しなければならないのだろうかと問いかけのような内容だったと思う。(うろ覚え) 
そこに、いろんな人たちが様々な意見を述べていた。女性の立場からやはり私と同じようなことを述べていた人もいたし、しなくても気にしないという人もいた。ある50代の男性が、じぶんの妻について、結婚して化粧を落とした素顔を見て驚愕してしまったというようなことを述べていた記事があった。その後、何が書いてあったのか覚えていないが、自分の妻の顔に驚愕したと言う言葉があまりになぜか鮮烈だったのだ。

化粧は女性の特権だと思っていた。
けれど、学生時代後半、男性の化粧が流行し始め、ちょっと年下の男子学生たちはおしゃれで常に身だしなみを気にして櫛を携帯していた。じぶんの同級生ときたら工学部の男子なんて、どてらに草履、くしゃくしゃの髪。研究室には泊まり込みが多くて、まるでおしゃれ心がないきったないにいちゃんたちばかりだったのに。ほんの少しの年齢差でジェネレーションギャップが生じたできごとだった。
今は自由だと思う。化粧どころか、スカートはいてる男性を東京都内の電車で見かけるようになった。女性だから大人になったら身だしなみとして化粧をするのは当たり前とも言えない、選択ができる社会があるのだなあと言う気がする。

ところで、なぜ、わたしが化粧にこだわっているのか。思えば、今回は私事で大いに驚き、笑い、ちょっぴり傷ついたできごとがあったからだ。
昨年、数十年ぶりに、学生時代の先輩たちに会う機会となったテニス合宿で、一晩泊まった夜の宴会で昔話に盛り上がっていた。
で、私の話に移って、
先輩たち:おまえ、きれいになったなあ。
真顔でぽかん?!のわたし。
わたしのこころの中の声:え、学生時代の私の方がいまに比べて当然若かったし、きれいだったはずですけどお・・・。
先輩たち:学資時代、おまえのこと、みんなでお面って呼んでたもんなあ。
わたし:へ??
化粧して、いけてるわたしと思い込んでいたのはじぶんだけであって、厚化粧のわたしを先輩たちは陰でお面と呼んでいたのだということを今になって理解した。
現在の私はすっかり年を経て、化粧に執着せず自然にできるだけ素顔に近づいた化粧を心掛けている。すっかりくたびれた顔となったわたしの今の方がきれいだなんて、なんて皮肉なことなんだろう。
しかし、あの頃のわたしっておめでたい人だったのだろうけれど、化粧している方が生きやすかったんだって思う。




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