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気が向いたときに気が向いた話題でつぶやきます

光より早いニュートリノを観測!、相対性理論と矛盾!

2011-09-23 | つぶやき

素粒子ニュートリノが質量を持つことの最終確認を目指す国際共同実験OPERA(オペラ)の研究グループが、ニュートリノの速度が光速より速いことを実験で見出したという。スイスのCERNから730km離れたイタリアのグランサッソ国立研究所へ、数十億のニュートリノ粒子を発射した結果、光の到達時間は2.3ミリ秒だったが、ニュートリノの到達はそれよりも60ナノ秒ほど早かった(誤差は10ナノ秒以下)という。ニュートリノの速度は毎秒30万6kmで、光速より毎秒6km速いことになる。発表までに、約6カ月かけて再検証や再テストを行ったという。結果が正しければ、相対性理論と矛盾し、物理学の根本法則が覆されることになる。只、研究者達は今回の結果に慎重で、世界中の物理学者に精査して貰うため、同日ウェブサイト上に全データを公開することにしたそうだ。 ⇒ http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2830135/7817623

事実であれば、驚きだが、事実であっても不思議ではないかもしれない。相対性理論が宇宙を造った訳ではないので、宇宙の全ての物質が、相対性理論に従わなければならない理由も無いとも言えるだろう。宇宙も以前は減速膨張していると考えられていたのに、観測で加速膨張していることが分かると、ダークエネルギーなる得体のしれないものを導入して、アインシュタインの宇宙項が復活したりしている。


Earth Overshoot Day、今年は9月27日

2011-09-23 | つぶやき

米環境NPOのGFN(Global Footprint Network)は、今年のEarth Overshoot Day(EOD)が9月27日に設定されたと発表したそだ。EODは「人類の生活が地球の生物生産力を超えてしまう日」つまりエコロジー的な収支バランスが赤字になる日と定義される。人類が現在のペースで消費を続ければ、2030年までには地球がもう一つ必要になるそうだ。世界一の環境赤字国は米国で、全世界が米国風のライフスタイルになると地球が5個分も必要になるという。一方、全世界が世界平均のインドと同程度にすれば、地球半分の生物生産力で暮らしていけるという。しかし、インドや中国などの新興国が猛烈なスピードで経済成長を続けているため、エコロジカル・フットプリントは大きくなるばかりのようだ。 ⇒ http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2829693/7809550

昨年のEarth Overshoot Dayが8月21日、一昨年が9月25日だったので、昨年より改善され、一昨年と同レベルに戻ったことになる。旭硝子財団が発表している環境危機時計も今年は18分挽回しているので、両指標は整合している。世界的な環境保全やCO2削減への取り組みが効果を上げているということだろうか。 (関連:2010/9/5、2011/9/8マイブログ)

 


地熱発電、東北で74万kW

2011-09-23 | つぶやき

日本地熱開発企業協議会の試算によると、東北地方の17地点で地熱発電の新規開発が可能で、出力は計74万kWに上るそうだ。この内、57万kW は自然公演の中にあり、規制緩和が必要という。条件が悪い地点も含めると、最大約546万kWの地熱資源量があるそうだ。現時点で開発できるのは、下北(1万kW)、松尾八幡平(最大3万kW)など6地点で、17万kWに留まるという。産業技術総合研究所によると、現在の全国の地熱発電出力は計約54万kW(原発1基の約半分)という。 ⇒ 9/23読売新聞

(関連:7/12、2010/6/19、2010/6/5マイブログ)

野田首相が22日、国連の原子力安全に関する首脳級会合で演説した内容では、原発の安全性を高めることを強調し、必ずしも再生可能エネルギーの活用を重視していないようなのが気になる。


ゲーマーが科学の難問を解決

2011-09-23 | つぶやき

科学者たちを10年もの間悩ませてきたヒト免疫不全ウイルス(HIV)様ウイルスの酵素のタンパク質の構造解析で「Foldit(フォールドイット)」というオンラインゲームの参加者が手柄を立てたそうだ。このビデオゲームは2008年に米ワシントン大の研究者が開発したもので、ゲーマーはグループに分かれ、タンパク質の構成要素であるアミノ酸の鎖の効率の良いたたみ方を競い合うものだそうだ。同大の教授らが同酵素を出題したところ、世界中の参加チームが次々と改良を重ね、正確な三次元モデルを僅か3週間で作り上げたという。同大によれば、「自動化による手法で解けなかった問題を、人間の直感が解決できるかを確かめたかった」そうで、「ゲームプレーヤーの創意工夫の能力は恐るべきもので、適切に指導されれば、幅広い科学的問題の解決に用いることができるだろう」という。今回の成果は科学専門誌の電子版で発表され、貢献したゲーム参加者2チームも共同執筆者として掲載されたそうだ。初めての事例らしい。 ⇒ 9/23読売新聞、http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/it/2828876/7797437

囲碁や将棋のゲームと同様で、全て場合を虱潰しで調べることができれば、コンピュータでも解は見つかるのだが、場合の数が多過ぎて現在の(将来的にも)計算能力では実用時間で解けないということだろう。このような問題に対する人間の直感(?)能力はどのように実現されているのだろう?これが解明できれば、真の人工知能への道も拓かれるのだろうが。