MY研究所

(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。

ビバ百均。

2007年04月26日 | 音楽教室
これで最後の寒の戻りか、
今夜はちょっと冷える大阪です。

今頃風邪をひいてしまった子も多く
今日も3人、盛大にクシャミをしながら
レッスンを受けていきました。


私の所属している音楽教室は
レッスン室にグランド・ピアノがあるところと
アップライト・ピアノのみの場所があります。

譜面台の位置が高いグランド・ピアノに比べ、
アップライトは鍵盤に近い、低い位置にあるので、
椅子の高さや姿勢に気をつけないと、
猫背になって弾く子が多くなります。

ピアノを習いに来ている生徒さんの楽器は
まずほとんど、アップライト・ピアノですから
自宅で弾く時には特に気をつけるよう注意します。

ある日
幼稚園年長組の生徒さんをみている時の話ですが、
やはりこの子も、顔を鍵盤の方に向けながら
三白眼で楽譜をにらんで演奏する癖がありました。
6才の幼子とはいえ、これは結構怖いものがあります。

そこで
視線が上がるよう、楽譜を私が手で持って、
グランド・ピアノの譜面台くらいの高さに掲げて
弾かせていたのですが
レッスン後、その様子を見学してらしたお母様が
「私も、子供が弾く時の姿勢が気になってて
自宅で練習する時、楽譜を手で持たなくても、
その高さで固定する方法がないか
いろいろやってみてるんですけど、
うまくいかないんですよねえ…」
と、ため息をついておられました。

後日。
「先生、とってもナイスな方法を見つけました!」

ええっ?どうするんですか?

「百均によく並んでるスチールの網がいいんですよ
あれを譜面台に立てかけると、いい角度に収まるんです。
で、そこにやっぱり百均の専用フックを取り付けて
その上に楽譜を置くと、ぴったりでした。
譜めくりがぱっとできないのが欠点ですけど。
締めて200円でできました♪」


あっぱれですお母様。