新しいマンガとしては、最近の私のヒット作。
なんです。絵柄はあくまであっさり、お話も淡々と進みます。がっ、内容は結構ハードな愛欲物語 (?) 第3巻が出たばかりです。
古典『とはずがたり』後深草院の後宮の一人、二条の回顧録を漫画化。と言ってもだいぶん工夫がしてあって、二条の視点からばかりでなくて、相手の男性の視点で思いがつづられたり。映画 「羅生門」 じゃないけど、人によって思いも違うのですね。
この二条、今をときめく後深草院の後宮の中でも子供の時から院に 吾子 と呼ばれて大切に育てられ、14~15歳になって後宮に入ってからも一番まあ可愛がられているのにもてもてで、青年貴族やら果ては院の実弟の仁和寺の住職にまでもてまくってます。でも、それが本人の悩みの種になったりはしているんですけど。
また、いくら大切に思われていても、女好きな院のこと、あっちの女、こっちの女と呼びつけては、女を呼ぶ手配や案内や宿直 (とのい) まで二条にやらせるのにはちょっと・・・。(一応二条は院のお世話をする上臈という職業婦人)
今の感覚からみると女性にとっては我慢ならないです。(笑)
時代は鎌倉時代ですが、京の都はまだまだ平安時代みたいな趣で、のんびりゆったり、宮中は暇だけあっていろんな他愛のないお遊びとかしてるし。当時の庶民に比べたら、やっぱり雲の上のお話よ。
まだ連載中なので、コミックスが出るたびにまんが喫茶で読んでます。二条は結構長生きして日記をつけているのでこれからどうなっていくか楽しみです。
もうひとつ、こちらは平安時代ですが、ネット上で見つけて面白くて読み耽っているもの。「更科日記」 の作者、菅原 孝子が父親の任地から京へ帰る時の旅日記。
菅原 孝子、東海道を京へ上がる
現代語訳が分かりやすくて1000年昔の旅日記ということを忘れて読んじゃいますよ~。「後宮」 も 「菅原 孝子東海道を京へ上る」 も、人間の感情って根本的には同じなのだという事がよ~っく分かります。
なんです。絵柄はあくまであっさり、お話も淡々と進みます。がっ、内容は結構ハードな愛欲物語 (?) 第3巻が出たばかりです。
古典『とはずがたり』後深草院の後宮の一人、二条の回顧録を漫画化。と言ってもだいぶん工夫がしてあって、二条の視点からばかりでなくて、相手の男性の視点で思いがつづられたり。映画 「羅生門」 じゃないけど、人によって思いも違うのですね。
この二条、今をときめく後深草院の後宮の中でも子供の時から院に 吾子 と呼ばれて大切に育てられ、14~15歳になって後宮に入ってからも一番まあ可愛がられているのにもてもてで、青年貴族やら果ては院の実弟の仁和寺の住職にまでもてまくってます。でも、それが本人の悩みの種になったりはしているんですけど。
また、いくら大切に思われていても、女好きな院のこと、あっちの女、こっちの女と呼びつけては、女を呼ぶ手配や案内や宿直 (とのい) まで二条にやらせるのにはちょっと・・・。(一応二条は院のお世話をする上臈という職業婦人)
今の感覚からみると女性にとっては我慢ならないです。(笑)
時代は鎌倉時代ですが、京の都はまだまだ平安時代みたいな趣で、のんびりゆったり、宮中は暇だけあっていろんな他愛のないお遊びとかしてるし。当時の庶民に比べたら、やっぱり雲の上のお話よ。
まだ連載中なので、コミックスが出るたびにまんが喫茶で読んでます。二条は結構長生きして日記をつけているのでこれからどうなっていくか楽しみです。
もうひとつ、こちらは平安時代ですが、ネット上で見つけて面白くて読み耽っているもの。「更科日記」 の作者、菅原 孝子が父親の任地から京へ帰る時の旅日記。
菅原 孝子、東海道を京へ上がる
現代語訳が分かりやすくて1000年昔の旅日記ということを忘れて読んじゃいますよ~。「後宮」 も 「菅原 孝子東海道を京へ上る」 も、人間の感情って根本的には同じなのだという事がよ~っく分かります。
終わったら、まとめて借りようと思っています
面白いらしいね
同じ海野さんの「回転銀河」は読みましたが
男女両方の視点から恋愛を描いていて
心理描写の上手な作家さんだと思ってました
少女漫画から一転して、古典で実話のドロドロの世界をどんな風に表現しているのでしょうか。。。?
興味深いです
「とはずがたり」は、『マンガ日本の古典』シリーズで
いがらしゆみこさんが描いたのを読みました
読んで、“愛欲渦巻く後宮”って言葉がピッタリだと思いましたねぇ
マンガだからさらっと読めたけど、
杉本苑子さんの小説版の方は、
頭がグルグルになって途中で挫折中です~
いつも思うのですが、まんがは全巻まとめて一気読みしたいですよね。つい、連載中のものに手を出して、何年も、うーうー言ってコミックスを待ってるものあります。NANAもテレプシコーラのだめもそうですが、これらは待ってられませんよ。デスノートは上手い具合に読み始めた頃連載が終わってくれましたが。
歴史好きな夜さんにはこれ、面白いと思います。いがらし ゆみこ版 「とはずがたり」 は未読ですが、小説は、昔子供の読むもんじゃないとか誰かに言われて以来手を出してなかったですが、気が付いたら充分大人じゃん、私。マンガを見れば良いですかね。
最初、海野さんの絵って可愛い過ぎるから歴史モノを書くと聞いたとき、「どうなの~?!」って思っていたんですが、いざ読んでみると線があっさりしているので平安貴族(正確には鎌倉貴族だけど)の絵にしっくり来てますよね。
逆に書き込みが多い濃い絵だったら合わなかったかも~
愛憎絵巻なのでこういう展開なのは当たり前なんだけど、たまには断れ!二条!!と思った(特にこの3巻は)
思い込みが激しい男だとは言え、ちょっと不憫でした、彼(爆)
年取ってから (それほどの年でもないか) 女にはまると怖いですねー。あそこまで思われた二条もいいんだか悪いんだかという感じです。
これ全部ほんとのことかしら。自分の日記だからすこーし夢入ってないかい ? 二条よ、とか思ったりして・・・ぷぷ。
デモ、当時の宮中のおんなは偉い人から言われたら断れなかったんでしょうね。1回遊ばれてそれっきりという女性も多かったから、二条はとてもいいほうだったと思います。