Steve HoweはYESでメジャーとなったように思いますが、ライブでも若いころはハードなサウンドでしたが、アコースティックなサウンドも得意だったようです。
ASIAの時も、Heat Of The MomentのオープニングのギターはYESのOwner of A Lonly HeartのTrevor Rabinのギターとも引けを取らないほどハードです。
でも8人編成のYESではそちらはTrevor Rabinに譲って、アコースティックなギターサウンドを披露しています。
THE NICEからELPを結成するために移ってきたKeith EmersonはKeyboadsで観客を魅了していました。
ELPは3つの個性がぶつかり合って生まれる音楽がとても独創的でした。
1977年に発売されたThe Works Vol.1は、3人がばらばらに活動をしていた後に、それをまるで象徴するかのような各ソロパートとELPの4部構成の2枚組のアルバムでした。
その中でEmersonが奏でたのは、まさにクラシックのようなサウンドのロックでした。
Keith Emerson"Piano Concerto No1"
Keith Emerson(Piano)
他のメンバーは不明
The BeatlesやPink Floydなどの作品を手掛けてきたAbbey Road StudiosのエンジニアであったAlan Parsonsが、Eric WoolfsonからEdgar Allan Poeのアルバムコンセプトを持ちかけられてできたのがTHE ALAN PARSONS Projectです。
彼らの音楽はプログレのサウンドを持ったブリティッシュバンドに感じます。
このI Robotは初めて聴いたときに鳥肌が立ちました。この後の彼らのサウンドはクラシカルなサウンドが中心となりましたが、アルバムごとにさまざまなゲストミュージシャンが加わり、メンバーもかなり変動していました。
THE ALAN PARSONS Project"I Robot"
Alan Parsons(Keyboards)
Eric Woolfson(Vocals)
他のメンバーは不明
PINK FROYDは衝撃でした。と言っても私は60年代はリアルタイムには聴いていないし、70年代もほとんどさかのぼって聴いているんです。
でも、どの音楽もすごいけど、PINK FROYDは1973年にDARK SIDE OF THE MOONを出したことに衝撃でした。
このBreatheに続いて流れるOn The Runは、恐らく多くの方が初めて聴くサウンドだったと思います。
このころのイギリスのロックの嵐は、世界最大の市場であるアメリカの市場にも影響を与えました。
シングルよりもアルバムセールスがすごかったわけですね。特にこのBreatheが収録されたアルバム、DARK SIDE OF THE MOONはそれから700週以上、実に13年以上もBuilboardのHOT ALBUM200にチャートインしていました。
PINK FROYD"Breathe"
Roger Waters(Bass)
David Gilmour(Guitars)
Nick Mason(Drums)
Rick Wright(Keyboads)
KING CRIMSONはさらにメンバーチェンジを繰り返します。1970年代半ばについにKING CRIMSONは解散してしまいます。しかし80年代に入って突然再結成します。
Tony LevinとAdrian Belewの2人のアメリカ人を加えたメンバーです。
90年代に入ると旧メンバーも参加して6人編成となります。そして太陽と戦慄はPart 4まで作られます。
今日は昨日と同じ5枚目のアルバムからPart IIです。メンバーは6人編成での演奏です。
KING CRIMSON"Lark's Tongue In Aspic(Part II)"
Robert Fripp(Guitars)
Bill Bruford(Drums)
Adrian Belew(Guitars, Lead vocals)
Trey Gunn(Touch Guitar)
Tony Levin(Bass)
Pat Mastelotto(Drums, Percussion)
KING CRIMSONはメンバーチェンジを繰り返します。3枚目のアルバムにはJon Andersonがゲスト参加した曲もあるんですよ。
5枚目のアルバムではYESからDrumのBill Brufordが、FamilyからBassのJohn Wettonが加入し、Frippのハードなギターがとても印象的な、それでいてアジアっぽい妖しい雰囲気を帯びたアルバム『太陽と戦慄』"Lark's Tongues In Aspic"が完成します。
KING CRIMSON"Lark's Tongue In Aspic(Part Ⅰ)"
Robert Fripp(Guitars)
Bill Bruford(Drums)
David Cross(Keyboard, Violin)
Jamie Muir(Percussion)
John Wetton(Bass, Vocals)