天下御免のすっとこどっこい

自分が読み返して「楽しかった」と思えることを書き綴っています。

『桃太郎侍』(1957年)

2016年03月02日 | 時代劇(テレビ・映画)
先月チャンネルnecoで録画したままやった『桃太郎侍』を見ました。

桃太郎、若木新之介(二役)… 市川雷蔵
百合…浦路洋子
伊賀半九郎…河津清三郎
花房小鈴…木暮実千代
伊之助…堺駿二

監督…三隅研次
脚色…八尋不二

讃岐10万石?のお世継ぎ争いにひょんなことでかかわることになった桃太郎。実は彼は幼いころ讃岐10万石の世継ぎとして生まれたのだが、双子の弟だったため里子に出されていたのだった。

桃太郎侍と聞くと私の年代では(いや違うか?)「ひとぉ~つ、人世の生血をすすり… 浮世の鬼を退治してくれよう桃太郎!」という高橋英樹さんのイメージしかなかったのですが、ずいぶん以前にあったんですね。知りませんでした。
雷蔵さん目張りばっちりの美浪人(って言うのかしらん?)。お兄さんの讃岐の藩の若様と二役。若様ではどこから声出してんのというばかりにちょっと女形入ったかわいいお声。目つきも違うし、やっぱりうまいなあ。こういう設定大好きだわん。

わが子を世継ぎにとたくらむ家老一味に加担している小鈴の小暮実千代さんはやっぱりきれい。敵になってしまった桃太郎が好きなので最後は自らの命と引き換えに助けてしまうという役柄ぴったり。
堺俊二さんは好きだわぁ。この人騒がしいのに鬱陶しくないんです。うまいわあ。
浦路洋子さんは多分ほかの作品で見たことあるはずなんですが、こういうヒロインなのは初めて見たかも。おきれいでした。

「何録ってたっけ…?」と最初だけ確認のつもりが、何気に続きが気になって、結局最後まで見てしまったという作品。
お話もとってもわかりやすくて、途中いいタイミングで立ち回りあったり、合成の雷蔵さん二役シーンもあるし、さらさらさら~っと最後まで楽しめました。スクリーンで見たかったかな。

桃太郎侍(1957) [DVD]
市川雷蔵,浦路洋子,河津清三郎,木暮実千代
KADOKAWA / 角川書店







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