終戦記念日の15日、戦中戦後の食糧難のころの食事を体験する「すいとんを食べる会」が能代市追分町の市働く婦人の家で開かれた。
市内外の20人が小麦粉の団子などが入った汁を味わい、苦しかった時代に思いをはせながら平和の尊さをあらためてかみしめた。
参加者は小麦粉の団子とジャガイモ、大根、カボチャなどを煮て、塩だけで味付けした汁を食べながら、「当時は穀物が少なく、小麦粉の団子はめったに入っ
ていなかった」「土崎空襲の日には、秋田市の空が真っ赤に染まって見えた。これは大変だと子ども心に思った」などと、それぞれ戦中戦後の暮らしぶりを振り
返っていた。