4年連続の大雪に見舞われている横手市の道路除排雪に協力しようと、秋田市の業者が28日から3日間の日程で横手
市を訪れ、ボランティアで作業している。こうした動きは初めてで、作業員不足に悩む横手市も歓迎。業者は自費で滞在し、旧横手市内で道幅の狭い道路の除排
雪に当たる。
作業に取り組んでいるのは、秋田市山王の総合電機通信工業(志村幸雄社長)。秋田市内では、市から道路除排雪を請け負う。報道などで深刻な状況を知った
志村社長(52)は「除排雪業者として手伝えることはないか」と考え、秋田市の知人を通じてボランティアに取り組むことになった。除雪機やダンプカーなど
約20台を調達し、社員20人を動員。人件費や宿泊費、機械維持費など、今回の除雪に関わる費用は全て同社が負担する。
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横手市は21日、臨時会を開き、除雪費5億円などを盛り込んだ13年度一般会計補正予算案を可決した。今冬の除雪
費の増額は初で、総額は12億6401万円。高齢者世帯などが対象の雪下ろし支援事業費や、低所得世帯向けに灯油購入費の助成費も追加補正した。同一般会
計予算の累計は527億1164万円。
市建設部によると、過去の除雪費は12年度の14億1178万円(決算13億9526万円)が最多。10年度以降は毎年、決算ベースで12億円以上を支出している。
県の補助対象となる灯油助成事業では、低所得の70歳以上の高齢者世帯など約8千世帯を対象に、5千円分の灯油券を配る。事業費は4132万円。高齢者世帯などへの雪下ろし雪寄せ支援事業は、申し込み終了後も依頼が続いていることから、2355万円を追加した。
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秋田地方気象台によると、14日午後2時現在の県内各地の積雪は横手177センチ、湯の岱162センチ、湯沢134センチ。24時間降雪量は横手21センチ、阿仁合18センチ。
横手市で12日夜から13日朝にかけて、雪の重みで地区の集会所が倒壊する事故が2件相次いだ。倒壊したのは梨木集落会館と舘生活総合センター。いずれもけが人はいなかった。
横手署や市によると、梨木集落会館は木造総2階建て約264平方メートル。13日午前8時すぎ、付近住民が倒壊しているのを発見し119番した。会館は昭和初期に建てられ、築80年以上とみられる。屋根の積雪は約1・5メートルだった。
一方、舘生活総合センターは木造総2階建て約100平方メートルで、築40年近く。12日午後9時ごろ、付近住民が物音を聞いて倒壊に気付き、市役所に連絡した。屋根の積雪は約1メートル以上あった。
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横手市のご当地グルメ・横手やきそばそっくりの「横手やきそばケーキ」が同市田中町の菓子店・小松屋本店にお目見えし、じわじわと注目を集めている。今月にはバレンタインデー向けにハート形を取り入れた商品のインターネット限定販売も始めた。
幼虫や昆虫のチョコレートが人気の同店。2003年には「横手やきそばプリン」を発売し、好評を得た。販売は約1年で終了したが、10年以上たっても客から問い合わせや要望があり、ケーキとして復活させた。昨秋、試験的に売り出し、今冬から本格販売している。
ケーキは直径14センチほど。スポンジの上にマロンペーストで麺を再現し、キャベツはシュークリームの皮、ひき肉はシロップ漬けにした渋皮のクリ、福神
漬けはサワーチェリーで仕立てた。目玉焼きはミルク寒天で白身を、黄桃で黄身を表現。購入した客からは「本物と間違えた」「見た目が楽しく、おいしい」と
好評だ。
税込み500円。問い合わせは同店TEL0182・32・0369
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