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「ムーラン・ルージュ」サティーン役のオーディション

2017-02-16 00:03:24 | Musical News Broadway ショー キャスト
現在、ブロードウェイでは、2001年のヒット映画「ムーラン・ルージュ」の舞台化の計画が進行しているそうです。(写真は、Playbill.comの記事からです。)

アクターズ・イクィッティのオーディション告知によれば、4月24日から5月5日まで、アカデミー賞にノミネートされた2001年のミュージカル映画「ムーラン・ルージュ」の舞台化に向けてのリーディングが予定されており、ヒロイン役のオーディションを行うそうです。ミュージカルのタイトルは、「Moulin Rouge! The Musical」で、脚本にはトニー賞受賞のジョン・ローガンさん、また監督にはトニー賞ノミネートのアレックス・ティンバースさんが予定されているとのことです。Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。

映画ではニコール・キッドマンさんが演じていたヒロインのサティーン役のイクィッティのみのオーディションは、2月17日にマンハッタンのパール・スタジオで行われる予定だそうです。30代の女性で、ナイトクラブ「ムーラン・ルージュ」の花形スターとキャラクターの説明にもある通り、サティーンは、スターです。美しく、魅惑的で、威厳があり、自分の価値をしっかりと理解しています。意地悪なユーモアのセンスがあり、ムチのように頭の回転が速く、その上、このヒロインには、深い博愛の心があります。苦しみ。傷つき、彼女なりに心を痛めるのです。
その他のクリスチャン、ロートレック。ジドラー、アルゼンチン人等の役は、すでに決定しているそうです。オーディショニーには、ショー形式のポップスかロックの短い歌を準備し、自分のキーに合った1枚刷りの楽譜を用意するようにと指示が出ています。ピアニストは提供されるそうで、キャスティング・ディレクターは、ジム・カーナハンさんとスティーブン・コペルさんです。

このプロジェクトについては、昨年(2016)の9月に、ニューヨークと映画版のラーマン監督の母国であるオーストラリアで発表が行われたのですが、プロダクションのスポークスマンは、封切りの都市、劇場、プロジェクトのスケジュールは後日発表すると述べるにとどまりました。キャストの発表もなく、オリジナル・スコアにするのか、映画同様に既存のポップス曲を使用するのかも発表されないままだそうです。グローバル・クリエーチャーズのCEOのカーメン・パブロビックさんが、ミュージカル化を進めているそうです。

基となった映画版は、とても演劇的な作品で、退廃的なパリのナイトクラブ、ムーラン・ルージュ(レッド・ミル)を舞台に、1人の詩人と、彼が夢中になる、美貌の歌手にして売春婦でもあるサティーンを中心に物語は進みます。映画版では、クラブの中、一部はそれ以外の場所で、キャバレー・スタイルで多くのミュージカル・ナンバーがちりばめられていました。アカデミー賞に作品賞、主演女優賞を含む8部門でノミネートされ、そのうち、衣装デザイン賞と美術賞を受賞しました。

映画版の監督・脚本・制作を担当し、Netflixの人気シリーズ「The Get Down」のクリエーターでもあるラーマン氏は、今回の舞台化について以下のように語っています。

「私が、初めてアレックス・ティンバース氏を知ったのは、彼の素晴らしく創作力に満ちた作品『Bloody Bloody Andrew Jackson』や『Here Lies Love』を通じてでした。私は、すぐにこの若い監督の創作魂に気づき、私とよく似た感性と直感を持っていると感じました。だから、彼が『ムーラン・ルージュ』の監督をしてくれること、また脚本を、トニー賞に輝いた才能溢れる劇作家で、私が深く尊敬するジョン・ローガン氏が担当してくれることが、大変嬉しいです。若いアーティスト達の新しい波が、『ムーラン・ルージュ』を、その演劇の領域のあるべき姿に導いてくれることを知って、非常に喜ばしく思っています。」


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