一顆明珠~住職の記録~

尽十方世界一顆明珠。日々これ修行です。いち住職の気ままなブログ。ときどき真面目です。

日中、恋のケミストリー 『最後の恋、初めての恋』

2007年04月02日 | 映画
最後の恋、初めての恋

松竹

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久しぶりに余韻の残る恋愛映画に出会いました。

日中合作。

上海が舞台。

渡部篤郎主演。
役柄はお約束化しているものの、「暗い過去を持つ男」を熱演しています。
やはりこの人にしか出せない味わいがありますね。
個性的な演技は好みが分かれるところですが、個人的には好きな俳優です。

そして共演している中国女優が素敵です。

妹リン役のドン・ジェ(董潔)も小動物のような可愛らしさがかなりチャーミング。
でも、何より姉ミン役のシュー・ジンレイ(徐静蕾)が素晴らしい。

決して完璧な美人と言うわけではないのですが、彼女には憂いを含んだ柔らかな優しさが漂っています。

清楚で聡明、不思議な透明感が滲み出ている人です。

笑顔も素晴らしい

口元に豊かな表情がある。

観ているだけで心がほぐれていくよう・・・。

ん~なごむなぁ・・・

中国女性に対して抱いていた「気が強い」というイメージが見事にひっくり返りました。

こんな女優がいたとは・・・

こんな表情をする中国女性がいたとは・・・。

いっぺんにファンになってしまいました

ネットで調べたら、中国では超人気女優だと言うことが分かりました。

・中国四大女優の1人。
・中国のブログ女王…アクセス数、つねに数千万をキープ(真鍋かをりも真っ青)。
・映画監督としての活躍。
・精力的な慈善活動。
そして極めつけは「中国男性が選ぶ お嫁さんにしたい女優№1(記事)」とのことでした。

私も中国男性に同感です。

こんなマルチな才能を発揮しているにもかかわらず、傲慢さが微塵も感じられないところに大人気の理由があるのかもしれません。

日本で知名度の高い、やはり中国若手四大女優の一人チャン・ツイィーや、日本ではまだあまり知られていないジョウ・シュン(マニアック?)より断然好みです。
彼女らはプライドの高そうなところが少し鼻に付きます・・・気ぃ強そうだし・・・
綺麗ですけどね・・・

肝心なストーリーはサラっとしていて、少し物足りなさを感じるくらいドロドロ感がありませんが、全体に透明感のある静かな悲しさが漂っています。

この作品を色に例えるなら「淡いブルー」。

会話は中国語、日本語、英語が入り混じっています。

会話がスムースに通じ合わないもどかしさが、逆に言葉を超えた二人の恋心を浮き彫りにしている。

見事な昇華作用。

まさに「日中、恋のケミストリー」なんて・・・。

悲しい結末ですが、どこかに希望の光が見えてくるような不思議なカタルシスを感じました。

テーマは「永遠」。

主人公が信じなかった「永遠の愛」は物語の最後でついに結晶化したのでしょう。

派手さはないものの予想を遥かに上回る素敵な作品でした。

ぜひご覧ください。

下手な日本の恋愛映画や、韓流よりよっぽどいいと思います。


この作品に対する5段階評価は…
当然5個です。
足りないくらい・・・

シュー・ジンレイの魅力だけでも星5個は稼げるでしょう(主観的意見?)。

さて、残念なことに彼女の出演している映画は、日本ではほとんどDVD化されていません・・・。
日本でブレイクすることを切に望みます

ミーハー丸出しの記事でした・・・

あ~上海行きてぇ~

ロマンスはないだろうけど・・・


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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (芸能大好き)
2007-04-02 17:03:33
はじめまして!!

私の芸能専門サイトで
こちらの記事を紹介させて頂きましたので
ご連絡させて頂きました。
また遊びに来させていただきます。
お時間のあるときに私のブログにも遊びに
来ていただけたらとても嬉しいです。
紹介記事は
http://blog.livedoor.jp/infotop6277/archives/50973321.html
です。

これからもよろしくお願いいたします^^
返信する
こんにちは (アイドル芸能スポーツ瓦版)
2007-04-02 19:13:40
はじめまして^^

私のニュースサイトで
こちらの記事を紹介させて頂きましたので
ご連絡させて頂きました。

紹介記事は
http://blog.livedoor.jp/aidol177/archives/50078017.html
です。
返信する
参上! (シャーミーヤ)
2007-04-03 23:46:27
お久しぶりでございます。
お元気のようでなによりです。

普段はひまで仕事の融通が簡単にできるのに、
毎年2月3月はなぜかばたばたしてしまいまする。
まあ辛く苦しいながらも終ってしまったらなんてぇことはない!
途中うじゅうじゅ落ち込み期間を経て、ようやっと復活。
それにしても随分前に中国禅について解説してくださいましたが、正直な~んも本が読めませんでした。

さてシャーミーヤ、映画観るのは好きですが、最近の中国映画全くみていない。
昔、三百人劇場(ふえ~)で中国映画特集やってたときはほぼ毎週行ってたもんですが。。。
恋愛映画かあ。
顔に似合わず結構好きなのデス。
あ、そうそう今月末から「ニイハオ小平」なる映画がやりますが、今から楽しみ、楽しみ。

中国、ハマッてますな。
私も留学から帰ってきたとき、なぜか?中国に燃えました。
そん時は紅楼夢が再燃し、老舎がめちゃめちゃ好きで。。。
イケナイ、イケナイ。
お坊様の記事を見て横道にそれないよう、注意しなくては。
蘭学だけで手一杯なのだ。

そーなのです。まだ蘭学熱は冷めてはいなかった!
お坊様が中国に行って目を開かれたように、
シャーミーヤも行った! 見た! 感動した!
とうとう蘭学熱の原点、3月4日に小塚っ原に行ってきました。
当初は友人とそのボーイフレンドとで腑分けツアーを計画してましたが、玄白、淳庵は締め切りに間に合わず、結局蘭化のみが決行。ただ一人かの地に赴いたのでした。
シャーミーヤ、4歳くらいの時におとっつぁんに首切り地蔵さんに連れて行かれ、その話しを聞かされて以来、まともに立ち向かうことはできなかったのですが、勇気を振り絞りました。
それにしても、若い(と思っている)女性が日中墓地を一人でウロウロする姿はなんとも滑稽なものですな。
しかし!
蘭化先生の驚きを心に思い浮かべ、そして橋本景岳先生の墓石に涙する。
おお、蘭学よ。
新たなる闘志が沸々と湧き出てきたのでした。
熱しやすく冷めやすいシャーミーヤ。
ああ今は蘭学泉が涸れないことを祈るばかり。

中国熱が冷めませんよーに。
ところで、お経を読んでらっしゃるから中国語は取っ付きやすいですか?
犬ちゃんたちによろしく~。
返信する
しばらくです! (りょう)
2007-04-04 20:12:55
シャ-ミーヤさん、こんばんは!
なんだかんだお元気そうで何よりです(笑)

中国映画特集ですか・・・すごい。
私はむしろ昔の映画はあまり知らないかも・・・。
現代中国映画もなかなかですよ。

恋愛映画もたまにはいいですよね♪
機会があったら、表題の映画観てみてください。
といってもツタヤにはありませんでしたが・・・。

シュー・ジンレイがとにかく素敵で・・・年甲斐もなく惚れてしまいました・・・ポッ・・・。

老舎の本はまだ読んだことがありません。
いずれ挑戦してみようと思います。
文革は彼のような真の文学者をも死に追いやってしまったのですね・・・。

蘭学熱はいまだ冷めやらぬようですね♪
現地とは長崎のことでしょうか。
かの地には、彼らのお墓もあるのですね。
尊敬する偉人のお墓参りはいいですね♪
なんか彼らのパワーをもらえるような・・・
私もパリに行ったとき、サルトルやモディリアニのお墓参りをしました。
考えてみれば、せっかくの海外旅行でお墓参りに行くやつもそうはいないでしょうけど・・・。

蘭学熱。今度は本家のオランダに行かれてみては?

私は中国熱。定番ですが今度は上海か北京に行きたいです。
あと、中国語頑張ります!
まさか、シャーミーヤさんは蘭語?んなわけないか・・・

お互い熱を保ちつつ頑張りましょう!

また気が向いた時に遊びに来てください。
返信する
追伸 (りょう)
2007-04-04 21:29:40
お経を読んでるから中国語はとっつきやすいかと言えば・・・ん~なんとも・・・。
とは言え、日本に入ってきているお経は基本的に中国の翻訳僧が訳した中国語なので、余計に関心は深くなりますね。

ワンコたちは元気です♪
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