mukoyama blog

向山建築設計事務所 主催の向山博のブログです 

極楽寺の家 建もの探訪放映

2011-04-30 07:24:30 | 極楽寺の家
金曜日の早朝
極楽寺の家が「渡辺篤史の建もの探訪」でとり上げて頂きました。

やはり、建物以上に施主の緊張具合や言動の方が面白く、自分の時も友人たちの感想が家のことより自分のことばかりだったのが良くわかりました。

ちょっとちょっと!と思ったことが、
渡辺さんが天井のダウンライトの配置を見て「北斗七星の配置ですね」ってコメントされているのをみて
そんなことするかい。ってテレビ越しに言ってしまいました。
そんな変なロマンチストと思われてもいやだなと思い。この場でコメントさせてもらいます。

↑照明のプロット図



いずれにせよ、このような機会が頂けたこと快く了解してくれたお施主様にも感謝です。

ちなみに再放送も下記のとおりに(あってると思いますが・・・)
放映されるそうですので、お見逃しの方はぜひ。



・5月6日 金曜日  23:20~  CS放送 朝日ニューススター 
・5月7日 土曜日  6:05~  名古屋テレビ放送(メーテレ)  
・5月28日 土曜日 17:30~   BS朝日 
・6月12日 日曜日 23:30~  (サンデーセレクション)
 

つくば 眼科クリニック現場

2011-04-28 23:13:34 | つくば眼科
前日も茨木南部で震度4の余震。
まさに震源付近です。現場に行くタクシーの運転手とも自然に地震の話しになります。
そんななかでも7月にオープンが決まりました。
が、現場の状況はまだまだというところです。
外構についてもようやく工事側の体制も整い、打合せを急ピッチで進める。
電気の引き込み柱の位置の打合せで東電と現場で打合せ。
「東京電力」などの営業的なシールが一切貼られてない真っ白い車で登場。
走ってるだけで罵声をあびせられるのでしょうか・・・。少々同情してしまいます。

天井や外周部の下地も貼られ、あとは仕上げにシフトしていきます。
店舗用のサッシもようやく入りました。震災の遅れを少しづつ取り戻しています。


庇も屋根が貼られる。車寄せから濡れずにクリニック内部に入れるようにと大きな庇を用意。


室内の天井下地


薬局の外壁の左官下地です。


上馬の家 現場

2011-04-26 21:56:34 | 上馬の家
昨日上馬の家の現場に。

全体の内外の色について、外部の目隠し格子のピッチなどについても打合せ。
色はなかなか絶対的な正解があるわけではないので難しいのだが、思い描いてる色が施主と共有できている。
スムーズにきまる。


↑テラス回り

↑2階テラスからダイニングを見る。

↑トップライトがつく。
北側にはマンションがある。壁に窓をつけると目の前にマンションの壁が見えてしまうので
屋根にトップライトを設けた。日光は壁を伝って落ちる。一部は開けられるタイプを選んでいるので、
風も抜けます。

矢の口の家 現場

2011-04-23 14:32:15 | 矢の口の家
矢の口の家の現場に。

造作の家具や建具の打ち合わせ。


庭側の木製建具の枠が取り付きました。
既成品でない木製建具はアルミサッシなどの既成品と比べればいろいろと劣る部分もありますが、
既製品では出来ない納まりやサイズが実現できるため庭との関係はより豊かになり、さらに柔らかく豊かな空間が実現できます。開口部で巾6m。外壁の前に建具、網戸ともに引き込めるのでレール自体は9mにもなります。
また設計者としては、枠回りのレールや鍵など金物まで細かく設計するので設計しがいがあります。



敷地内の木が多く、どこから撮っても全体像が撮れないこの家はどのように竣工写真を撮るのか・・。
それが魅力でもあるのですが。



つくば眼科クリニック

2011-04-16 11:17:28 | つくば眼科
つくば眼科クリニックの設備のチェックを行いました。
設備事務所に立会いただきました。今後天井を貼るなどしていくと隠れてしまうので
今くらいの状況で検査を行います。
やはりこの時期震災対策などについて話します。
天井につられているエアコンなどの固定方法なども話し合いました。

また震災前の打合せで手術中の自家発電装置(医療機器として導入)の話題が
こんなにすぐにリアルな話しになるとは思いませんでした。


薬局の屋根の上から


薬局の軒天は杉板張りです。
薬局はクリニックと同じ運営はできません。薬事法で決まっております。
同じ意匠にも出来ません。
全体の計画の中で全く別ではおかしいので、色や素材などを微妙に変えながら雰囲気は近いものになるように心がけています。


敷地内の大きな桜は2分咲きというところでしょうか・・。


まだつくば南部は震度6弱という余震が発生したりしています。
その中で現場を進めて頂いてる、施工会社、現場監督、職人に感謝です。

上馬の家 桜

2011-04-13 07:11:31 | 上馬の家
月曜日に上馬の家で上棟後楽しみにしていた桜の時期が来ました。


桜の大きさが並みじゃないのでバルコニーからもう少しで手が届くくらいです。
桜吹雪がバルコニーにも飛び込んできます。

リビングから見える窓一杯に桜が広がります。

バルコニーからの桜です。下階には寝室もあり、部屋のレイアウトもこの桜を中心にされています。

先週末は新宿御苑に行きました。↓
桜の時期にはじめていったので人多さにびっくりしましたが、人が多くてものんびりできる広さが十分あり、気持ち良かったです。

調子に乗って薄着でいたせいか風邪をひいてしまいました。

全然暗くない。

2011-04-09 07:13:45 | 日々のこと
計画停電実施も少なくなり、暗かった街や店舗も少しづつ、明るさを取り戻しているように思います。

少々焦っています。暗さ全然気にならなかったので。
今回ほどエネルギーについて考え、方向性を転換していくこれ以上の機会はないのではないかと思います。
このまま前の生活に少しづつ戻っていくことだけは避けたいです。
周囲でも知り合いのブログでも多くの人が暗さについて気にしてないし今までが明るすぎたと話しています。

今回のエネルギー不足を補うために計画停電なんて手段があったのかと驚きました。
医療福祉関係、人の命に繋がりそうな場所についてもっと計画的に実施出来ればとても有効な手段と思います。
もっと生活に根付いてくれば、慣れちゃうのでは。
せっかくちょっと慣れ始めてたと思うのですよね。もちろん自分も仕事にならない部分はありました。
でも前に戻すんではなくて、計画的にやる方向に動いてほしいです。
もちろんそれは簡単な話しではないのはわかってるのだけど、
「今日は計画停電だから早く帰るしかないねー。」とか、みんな普通の生活の中で話せるようになっていったらとても前向きな不便さだなと思います。

さらに暗くても全然気にならなかった。
むしろ暗い方が、良いことに協力してるな。えへへ。と前向きになれたもんだ。
いまは明るいところを通る方が罪悪感すら覚える。

少々話しはそれるが、戦後の影がのこる日本に明るい蛍光灯が普及したことで、それまでの白熱裸電球の暗さから明るくなり、戦後が終わった、復興した。と気持ちが前向きになれと聞いたことがある。想像できる。
ただこのことがきっかけでもともと暗さの美意識にも敏感であった日本人の感覚が鈍ってしまったのだろうとも思う。今や建売住宅、マンションなどでは必ず部屋の天井の中心には大きな蛍光灯の照明が設置されるようになっている。
せっかくだから今回を機に暗さに慣れたい。暗さのなかでも心が明るくなればいい。
日本を明るくするために・・・って看板明るくするのはやめてほしい。
安直だしせっかくだから別の方法で日本を明るくしてほしい。

さらにずれていくけど・・
夜桜にしたってライトアップは自粛すべきだと思うけど、別に桜の下で飲むことを自粛する必要などないと個人的には思います。
折角だから東北のお酒で東北の名産物で飲めばよっぽど被災地のためになるのでは?
省エネルギーと自粛はまったくちがいますよね。

今日は息子の入園式です。
便乗して帰りに東北のお酒を買いに行こうかな。



昨晩は毎年見ている以前ブログで書いた三沢川を見に行きました。
歩道の街灯が少しライトアップ効果で良かったです。
ライトアップ、確かにほしいが・・・我慢我慢。

つくば 眼科クリニック現場

2011-04-08 14:33:05 | つくば眼科
つくばの眼科クリニックの現場です。

外壁のガルバリウムも葺きはじめました。


4つのボリュームが繋がって全体が出来上がっているように見えます。
森の中に大きなボリュームを配置するのを避けたくて、小さいボリュームが繋がって出来たもののように見せています。


設備機器も吊り始めています。来週は設備事務所(ZO設計室)の検査です。


また室内外のサイン看板関係もグラフィックデザイナーの山野英之さんと現地でサイズ高さなどをチェックしています。


決められることはどんどん決めていかないと震災後の影響で工程が読めないため心配です。


矢の口の家 現場

2011-04-02 07:14:52 | 矢の口の家
矢の口の家の現場



サッシも入りました。いくつかの物件で使ってきた新日軽のアリッツです。
生産中止になるのでこれで最後です。
今後どのメーカーを選定していくか。
毎回選定メーカーは施工会社の見積もりで安いところによることが多いのだが、
白のサッシ、3枚引違いを自分は使う機会があるのだが、
新日軽、YKK、トステム、三協立山など各社個性がある。
YKK、トステムは白がベージュがかっているため、引き締まった白を室内や外壁で選ぶ場合は浮いてしまう。
3枚引き違いの重なり方はトステムは3枚が同じサイズでなく気になる。
(有効開口幅を確保する工夫によるものなのだが)
YKKは網戸のレールが1本なので網戸2枚が重ならずサッシが開口が2枚分開けても網戸が邪魔で1枚分しかあかない。
そのような点でもあって新日軽を使ってきたが、その点でいえば一番近いのは三協立山アルミなのかもしれません。ただ白でもなく3枚引き違いを使わないことも多いので毎回検討が必要ではありますね。
防火地域だと2枚引き違いだと巾2.2mまでしかできないので3枚引き違いになることがあるのです。
上馬の家でも全体はトステムなのだが3枚引き違いのみ新日軽のアリッツを選定している。


現場の話しから脱線したが、現場で職人さんと屋根の納まりを良く話したことで
自分が気にしていた部分はだいぶきれいに納めていただけている。


2階から階段を下るところから見える1階