mugifumi日誌

海外旅行の体験のほか園芸、料理などの生活雑感を思いつくままに綴っています。

ルーマニア・ブルガリア大周遊17日間の旅(旅行8日目、ルーマニアのブカレスト)

2016年12月04日 | 旅行記
 今日は、ブルガリアに「さようなら」を告げてドナウ川を渡ってルーマニアに入ります。
 本日の予定は、8時15分にホテルを出発して、バスでルーマニアに入国、その後、ブカレストで昼食、ブカレストを車窓から観光して、宿泊地のシナイアに向かいます。

 という書き出しで始まる旅行8日目ですが、ブルガリアのヴェルコ・タルノボのホテルから国境までは200㎞以上ありそうで、また、ブカレストからシナイアまでも目算で120㎞ぐらいありそうですから、この日は、「バスに揺られる日」だったのかもしれません。
 ヴェルコ・タルノボから国境近くのドナウ川までは、なだらかな丘陵地帯が続き特質するような「面白い光景」は見えませんでした。
 
 <ルーマニアに向かう途中で見えた景色>


 <トイレ休憩、ブルガリア>


 <だんだんと国境が近づく>


 <同じく国境手前20分ぐらいのところ>


 <同じく>


 こうして、国境でバスを乗り換える大きな駐車場に到着しました。
 この間の様子は、添乗員さんの日記のほうが臨場感がありますので、引用します。

 「8時15分にホテルを出発し、ブルガリア最後のドライブへ。10時30分国境の町ルセへ。ブルガリアとルーマニアの国境には500㎞にわたりドナウ川が流れています。ルセとギュウギュウの間にはドナウ川一長い2200mの「友好の橋」があり、ここを越えてルーマニア入国です。」

 国境の駐車場でユーロからルーマニアの通貨レイに両替をして、バスを乗りかえました。このバスで私たちを歓迎してくださったのは、ガイドのカティさんとドライバーのドリンさんでした。
 カティさんは、流暢な日本語を話す若い女性で、ドリンさんとともに帰国するまでルーマニアを案内をしてくださるそうです。

 ところで、、ルーマニア人は、中欧でラテン民族の血を引いている唯一の民族で、そのためか人々は陽気で明るく、困っている旅行者を見たらほうっておけないようなところがあるそうですから、人情味あふれる楽しい旅が出来そうです。
 また、ルーマニアの世界遺産は、
 1 ドナウデルタ(ヨーロッパ最大の湿原地帯で野生生物の宝庫)
 2 モルドヴァの修道院群
 3 ホレズ修道院
 4 トランシルバニアの要塞教会
 5 オラシュチエ山脈のユダヤ人要塞
 6 シギショアラの歴史地区
 7 マラムレッシュの木造教会
 の7つですが、私たちは、この旅でどこを見ることができるのでしょうか?

 さて、話を国境のところに戻していただいて、国境のギュウギュウ(本当にこういう地名?!)から首都のブカレストまでは150㎞ぐらいのようです。
 乗りかえたバスでの移動ですが、その間の景色も平坦な畑と丘陵地帯が続き「これっ!」といったものは見当たりませんでしたが、いくつかご覧ください。

 <ルーマニアの風景>


<同じく>


 ブカレストが近づいてきて、都会らしい建物が見え始めました。

 <ブカレスト>


 <同じく>


 <同じく>


 ブカレストに着きますと中華料理をいただく昼食です。色、味とも「いまいち!」という感じでしたが、取り皿で各人が好きなものをいただくものでしたので、和気あいあいの雰囲気が楽しいものでした。

 この後は、ブカレスト観光ですが、観光地としての評価は低いようです。
 20世紀初頭には「バルカンのパリ」といわれるほど美しい街並みを誇っていたブカレストですが、独裁を続けた共産党によって古い教会や歴史的な建造物は、ことごとく破壊されてしまったそうです。
 その代わりではないと思いますが、とてつもなく巨大な建物群が目にとまります。
 まるで、故チャウシェスク大統領の野望を有形化したような「共産党本部」や「国民の館」などですが、小生は「ここがチャウシェスク大統領で有名になったブカレストなのか!」という思いを強く感じたものでした。

 官庁街の場所にあったその遺産ともいうべき建物などをいくつかご覧いただきましょう!

 <クレツレスク教会>


 <大学図書館>


 <旧共産党本部>




 旧共産党本部は、赤の広場にあり、1989年12月22日にこの建物のテラスから故チャウシェスク大統領が大群衆に向かって最後の演説をしたところで、その際、ブーイングに遮られ、その直後、屋上からヘリコプターで逃亡した、という建物です。
 現在、労働省になっていて、建物の前にそびえる細長い塔が印象的ですが、その頂上付近に血のようなもので赤く染まっているところがありました。
 次の写真は、ここからは少し離れたところに建っている国民の館です。

 <国民の館>


 この建物は、故チャウシェスク大統領が日本円で約1,500億円を投じて作らせたという巨大な宮殿で、建設目的は、私欲を満たすためだったそうです。
 中は、贅の限りを尽くしていたといいますが、車窓観光ですから見ることはできませんでした。
 国民の館は、写真では小さく見えますが、ペンタゴンに次ぐ世界第2の大きさの建物だけあって、本当に巨大でした。現在は各政党のオフィスが入っているほか、国際会議やコンサートにも使われているそうです。

 こうして、ブカレスト観光を終了しましたので、「カルパチアの真珠」といわれるシナイアに向かいました。

 ということで、今日はここまでにして、シナイアについては次回の楽しみにしたいと思います。
 では、これにて失礼します。


 
 

 



 
 


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