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福沢諭吉たちの見たエジプト その①

2008-12-20 20:11:38 | 読書/中東史
 文久元(1861)年、幕府は西洋事情調査のため欧州に使節団を派遣する。竹内下野守保徳(たけのうちしもつけのかみやすのり)を正使とする総勢38人の遣欧使節団に福沢諭吉も含まれており、その翌年、彼らはエジプトのカイロアレクサンドリアも訪問している。彼らの目に映ったエジプトはさすがに見ごたえはあったが、記録には旅行会社のコピー通り「神秘と魅惑の国」を堪能するどころか、悪い印象ばかり書き連ねられていた。

 当時エジプトはムハンマド・アリー朝時代であり、エジプト総督サイード・パシャが支配する国だった。形式的にはオスマン帝国領で、トルコ皇帝の委任を受けた総督が統治するかたちだったが、事実上は独立国家である。この地を見聞した日本の欧州施設団員たちは、まず習慣の違いに驚愕している。サムライたちが例外なく驚いたのは、カイロやアレクサンドリアの住民が町中や駅でしきりに「バクシーシー」(施し)を異国人にも要求する風情だった。団員の1人野沢郁太は帰国後の日録にこう記している。

クワイロ人気(じんき)至て不宜被存(よろしからず)、一寸買物頼候(たのみそうろう)も割を取り候様子、一寸用を達しに参り候小遣体(こづかいてい)のものも何かくれくれ被申(もうされし)様子、食事の節も出ものもかくし仕舞置(しまいおき)己が私用に到候(いたしそうろう)様子也…

 現代語訳すれば、カイロの人間の気風がまことによくない、少し買物を頼んでも手数料をとりたがる様子だ、ちょっと用事を足しに出かけても心づけを寄こせという有様である、食事に出されたものも隠してしまい、自分たちの私用に当てようとする落胆ということだ。使節団員は江戸っ子の直参旗本御家人が少なくなかったが、彼らからすれば腹を立てるに値する余りにも卑しい所業である。福沢諭吉は豊前中津藩(現:大分県中津市)出身だが、『西航記』には江戸人以上に厳しい評価を下していた。
人口五十万、貧人多く、市街繁盛ならず。人物頑陋(がんろう)怠惰、生業を勉めず。法律も亦(また)極て厳酷なり。

 カイロの住民は頑なで怠け者であり、きちんと仕事をしない、という評価は現代さえしばしば語られている。また、清潔好きという点では当時も世界有数といってよかった江戸の人間にとって、エジプトの民生の不潔さはたまらず、脂っこい食事には慣れなかったらしい。逆にカイロの人間が同時代の江戸に来たら、整然とした町並みに驚嘆しただろうが、食事だけは薄味で不味く感じられただろう。福沢や野沢から3年後、柴田貞太郎は横須賀製鉄所準備のため渡欧するも、2度目のエジプトにも記録には悪い印象ばかりだった。「土地貧困辺陲(へんすい)に准じ、其不潔真に厭うべし。食味都(すべ)て油を和し、味極て口に適わず」。

 江戸明治から平成の現代に至るまで、似たような印象が繰り返し語られているところから、日本人の感性はあまり変わっておらず、エジプト人もまたその点は同じと見るべきなのだろう。山内昌之教授も自分を含めカイロを訪れた旅行者で、1度も「バクシーシー」の要求も受けず、時に不潔さに辟易しなかった人はいないだろう、と述べられている。これ程物乞いが横行しているのは、貧しいよりもその存在に寛容な社会と言える。ムハンマドの言として伝えられる有名なものがある。「乞食に恵みを与えよ。たとえその乞食が馬に乗って汝の前に現れたとしても」。

 乞食をやって暮らしていけるなら、結構なことだと私のような横着者は感じたが、使節団の訪問する3年程前から名高いスエズ運河開発が着工している。エジプト支配者サイード・パシャは、同時期の日本では考えられぬことだがスエズ運河会社に土地の全てを事実上無償で与えている。そればかりか、運河会社に領土的主権さえ認めていた!さらに建設に当たり、エジプト農民を無償の強制労働、つまり賦役に動員することにも同意している。1856-63年にかけ、毎年2万5千人から4万人が賦役につかされた。気候や食糧事情の悪さで、運河掘削中の死者は2万人に上ったとされる。労働現場では鞭が使われ、農民は畑も耕さず賦役に駆り出されたため収穫もままならず、農村では飢えが頻発した。徴発されたのは人だけでなく家畜も同じであり、寒村でもラクダなどが送られている。

 さらに悪いことは重なり、農民の弱みに付け込み収穫物を安く買い叩く外国人も後を絶たず、これら外国人には治外法権などの特権を悪用、農民から土地を奪う詐欺師や投機家も多かった。エジプト農民の間にますます外国人への嫌悪が募ったのは言うまでもない。
その②に続く

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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
現代人の一人として (スポンジ頭)
2008-12-21 19:49:07
こんばんは。

実ははるか昔私もエジプトへ観光旅行したことがあります。そのときの印象。

1.道にごみが多い。
さすがに博物館の周辺とかはごみがないのですが、道路がひどく、バスの運転手が窓から潰したビニール袋を棄ててました。

2.トイレが汚い
レストランのトイレは水洗でしたが、掃除がきちんとされておらず使うのをためらうようなものでした。宿泊した高級ホテルはさすがにきれいで日本人としても違和感がありません。

3.金をせびる
観光地へ行ったら、小学生低学年ぐらいの子供が大理石のきれっぱしを差し出して一ドル要求してました。また、ツアーの中に馬車での街廻りがありましたが、御者が降りる際に不要な金を要求しました。払う必要がないと聞いていたので徹底的に突っぱねましたが、面白いもので、言葉が分らなくてもこの手の話は理解できます。また、金が絡むと私も強くなるのを知りました(笑)。

4.バス
外から見ていたのですが、バスが扉を開いたまま走る。しかもステップに人が乗っています。そして、止まっていたバスが発車する際に、お客さんが走りながら満員のバスに飛び乗りました。とてもまねが出来ません。

5.子供が多い
カイロの半分ぐらいが小中学生で占められている印象があります。

6.老朽化した建物でも大勢の人が住んでいる。
日本だったら住居にしないような建物でも住宅街でした。

7.意外に太った人が多い。
特に年配の人で太った人が多く、発展途上国だったのでちょっと意外。

8.野菜がおいしい
野菜がおいしかったのは予想外でした。市場で見たカリフラワーが人の頭ほどありました。そしてなぜか食事の味付けでは全く困りませんでしたが、これは高級な場所だったからで、実際庶民の食事をしたら違うかもしれません。

9.ピラミッドは住宅街近く
テレビで見るピラミッドは砂漠の真っ只中にある感じですが、実際は住宅街が迫っていて土産物屋も多くあります。ピラミッドを境にして砂漠となっていました。

でも観光する分には面白い国だと思います。ツタンカーメン王の墓は他の王墓と比較すると本当に粗末で、大量の宝物が出土したとはとても思えません。カイロ博物館もお勧めです。
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行って見たい国 (mugi)
2008-12-21 21:24:02
>こんばんは、スポンジ頭さん。

昔にせよ、エジプト旅行をされたとは実に羨ましい。コメントを面白く拝見させて頂きましたが、さぞ見ごたえがあったでしょうね。
時たま河北新報にマナーの悪いバス運転手のことが載りますが、エジプトの同業者に比べれば物の数ではないようです。
以前、私が言った香港のトイレも、「おトイレおばさん」がいない所では、とにかく汚かったですよ。

何年も前の外電のベタ記事に、カイロで老朽化したアパートが崩れ落ち、多数の死傷者がでたとありましたが、日本のように建築基準法などたとえあっても、守られてもいないのでしょうね。

TVで見ると、エジプトに限らずアラブの人々は中年になるとでっぷり太り気味の人が多いように感じます。イラクもそうですし、やはり油こってりの料理が原因かもしれませんが、メタボの方、大丈夫なのやら。

コメントから、日本人もエジプト人も福沢諭吉が訪問した頃とあまり変わっていないようですね。
それでも実に面白そうな観光地です。ルクソールであったような、観光客を狙ったテロがまた起きないとよいのですが。
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出典をお願いします。 (小鹿)
2014-05-04 12:11:48
エジプトに関する話、興味深く読ませていただきました。
福沢諭吉らがエジプトを訪問したエピソードからエジプトと日本の友好関係が始まったことは前から知っていたのですが、悪い印象ばかりだったことは初耳でした。
ご迷惑でなければ、その参考文献を教えていただけますでしょうか?
よろしくお願いします。
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RE:出典をお願いします。 (mugi)
2014-05-04 20:37:41
>小鹿へ

 コメント、有難うございました…と言う所ですが、「その二」まで読んで頂きたかったですね。「その二」最後に参考文献として、『世界の歴史20巻-近代イスラームの挑戦』山内昌之著、中央公論社 を挙げています。現代この本は文庫にもなっており、5章に福沢ら使節団のエピソードが載っている。

 2008年12月の記事にコメントするのは結構ですが、よく見ないで書込むのはハッキリ言って迷惑です。こんな読み方ならば、拙ブログを見て貰わなくとも結構。これだけでロクに記事も読まず、安易にネット検索しただけで、知ったかぶりするタイプなのが伺えます。このような者に歴史を語る資格はない。

 こんな人、前にもいましたね。HNを幾つも使い、中東に関心のあるフリをして単純なミスでボロを出した。「福沢諭吉らがエジプトを訪問したエピソードからエジプトと日本の友好関係が始まった」など、アホですか?この“出典”こそ、知りたいものです。
 友好の言葉を使うのもリベラルを装う中韓ネトウヨさながら。ムスリムにとって、日本人は所詮不信仰者に過ぎません。援助などジズヤ程度に思っているはず。
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Unknown (小鹿)
2014-05-05 00:12:08
その②まで進みましたら、確かに載っていました。ご迷惑をお掛けしまして、大変申し訳ありませんでした。

わたくし、中東に興味があるというより、イスラームそのものに興味があります。単にジズヤを定めた宗教と思うのは視野が狭いように思えます。

知って驚いたのは、ムスリムにとって、日本とは憧れの国で、イスラーム諸国に行った日本人友人が何人かおり、優しい人が多く、最高に持て成されたというのは共通の印象でした。
なかには日本人ムスリマ友人がいて、イスラームとは寛容の宗教で、出会って人生が変わったと言っていました。イスラームにどんな教えがあるのか、深く知りたく、イスラーム信仰叢書シリーズ(例えば『イスラームと女性』)は薦められました。
イスラームの教えを簡単に教えるおススメの本がありましたら、ご紹介いただければありがたいです。
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Unknown (小鹿)
2014-05-05 15:01:43
度々ですみません。
「福沢諭吉らがエジプトを訪問したエピソードからエジプトと日本の友好関係が始まった」というのは出典で拝読したものではなく、以前、在日エジプト大使館のあるイベントに誘われ、エジプトの大使閣下が、そういうことをスピーチで述べられました。
単に閣下の誤解だったのかもしれませんね。
返信する
小鹿へ (mugi)
2014-05-05 20:44:15
>>単にジズヤを定めた宗教と思うのは視野が狭いように思えます。

 利いた風な口を叩くのもいい加減になさい。貴方はイスラムについて何を知っていますか?コーランを見たことがありますか?「福沢諭吉らがエジプトを訪問したエピソードからエジプトと日本の友好関係が始まった」など、馬鹿げた書込みをした貴方が。
 それに私は単にジズヤを定めた宗教と思うとは書いていない。貴方の意図的な曲解だし、読解力ばかりか思考力も極めて狭いことを曝しています。ジズヤに関し記事にしたことがありますが、こちらをど~ぞ。異教徒は所詮搾取対象。
http://blog.goo.ne.jp/mugi411/e/45d01d06b0d3361bc6d1f97d2d16f987

 イスラム諸国に行った日本人の報告はネットでも見られますよ。先にスポンジ頭さんも詳細な報告をしていますが、 小学生低学年ぐらいの子供でも金をせびることもある。怖い人に遭遇することも少なくないし、貴方のコメントは実に意図的かつ皮相的。
 何かと欧米の被害者ぶるムスリムですが、彼らも加害者としての面は多かった。「加害者としてのイスラム」を見なさい。
http://blog.goo.ne.jp/mugi411/e/d3ffa09d792a14d5dc175d9227fb83df

 アメリカはパレスチナにも援助をしており、それをパレスチナ人がどう思っているのか曽野綾子氏による報告もあります。これも記事にしましたが、「アメリカが金を出すのは、パレスチナに悪いことをしたという自覚があるからだ。もっと取ってやればいい」とか。もっとも記事を満足に読まなかった貴方が、リンク先を読むとは思えません。
http://blog.goo.ne.jp/mugi411/e/f8b11f3d7758fef721824a0d485f969e

 あまり言いたくありませんが、日本人ムスリマには来日ムスリムに騙され、改宗した者も少なくない。ズバリ言って、滞在許可目当てに利用されたケースが多い。日本人の女は外国人に弱いし、パキスタン人と結婚した女性からコメントがあったことも。
 彼女は多神教徒の日本人を侮蔑しつつ、金目的で日本にいるムスリムも多いと言っており、すっかりイスラム嫌いになったと正直に言っていた。明らかに結婚を後悔していた様子で、この先も日本の女をカモにするムスリムが来るでしょう。

 イスラーム信仰叢書シリーズなどキリスト教宣伝本と同じで、この手の本は宗教の長所の強調が殆どで鵜呑みにはできません。コメントからして貴方はこの本さえ読んでいないはず。サヨク(中韓ネトウヨ)が親イスラムを装うのは毎度。

 突然やって来て、文献紹介を繰り返す厚かましさには呆れます。小賢しい口調といい、外国人の知人との交際を強調、外国通を装った自称女医(韓国礼賛の中年ニート)そっくり。またもHNを変えて猿芝居?ロクに記事も読まない物ぐさの貴方如き、「おススメの本」の紹介に値しない。貴方のことだから「おススメの本」を並べ立て、訳知り顔で説教する目的なのでしょう。
 ま、ネット浸りで女としても人間としてもコワレチャッテいるプー子よりは、来日ムスリムにカモにされ、親戚まで養う羽目になった日本人ムスリマの方が格上ですけど。

 在日エジプト大使館のあるイベントに誘われ云々も、自称女医と同じパターンで笑えます。匿名をよいことにインテリやセレブを装い、 外国人大物との繋がりを吹聴する。息をするように嘘をつけど、非常識な文章から交友なしはバレバレ。1日がかりで「言い訳」を思い付いたのですか。
 ちなみにエジプトに限らず中東の外交官は外交辞令に長けており、欧米にもそれで取り入る。福沢諭吉に限らず当時中東を訪問した日本人は殆どいい記録を残していない。仮にエジプト大使殿がそれを知っていても、福沢の知名度を利用、友好をぶちあげたはず。大使の誤解に責任転嫁してますが、貴方自身が無知。
返信する
残念です (子鹿)
2014-05-05 23:56:01
ご返信をどうもありがとうございます、と言うところですが、あんまりにも厳しいお返事で衝撃。
教養のある方かと思ったら、口からボロが。
一生懸命調べようとしている者を馬鹿にされてばっかりで。
こういうお返事をするのなら、私からのコメントを無視するか、削除すればよかったのでは?
ちなみに紹介して下さった山内昌之氏の著作を昨日さっそく手に入れたし、クルアーンは読んだことがあります。解りきったとは言わないけれど、何度も読み返したんです。
そちらこそ読んだことがありますか?

そして、紹介してくださったジズヤの記事から、ムスリムの方と直接付き合ったことがないのすぐわかりました!
悪いですが、ボーンムスリムと話し合ってみたら笑われますよ。現代のムスリムでジズヤの定義が頭によぎない者はたくさんいるのは事実です!なぜか?
人頭税取ってる国は現在皆無だからです!!!!ご存知ではないでしょう?

寛容のイスラームの記事を読むと、コメントのほうで、
「エジプトはコプト教徒からジズヤ取っていたと聞いたことあります」とおっしゃっていたのですが、それはいつの時代の話ですか?
私、机上の勉強よりも自分の目で見て、直接確認するタイプです。

パキスタンの人で日本のビザを目当てに日本女性と結婚するなど、聞いたことがある話です。だからといって、ムスリムはみんな悪い、イスラーム教とは加害の宗教とすぐに判断できません。

本読むのはもちろん大事で、現在調べているところですが、本やブログで読むコンテンツは鵜呑みにしないのです。
例の日本人ムスリマの友人はオーストラリアでイスラームに改宗して配偶者なんかは機会ではなかったんです!
自分だって、配偶者、またはムスリムの人に騙されずにイスラムに関心持ってるし。
イスラムの説教だと…!
ちなみに、「説教」は仏教用語でイスラム教に使わないはずです。

最後、イスラーム信仰叢書の
『イスラームと女性』を読みました。『イスラムと日本人』もです。
どちらも宣教の意図があるなんで一切感じずに。
手に入ているものの、読んでないとからかわれたのですが、言い返しをさせてください!そちらこそ読んでいないことがすぐわかります!
返信する
RE:残念です (mugi)
2014-05-06 20:55:09
>小鹿、

 貴方に教養や常識がないのは、その①の途中までして見ておらず、6年前の記事にいきなり「出典をお願いします」と書込みしただけで分かりました。これで「イスラームそのものに興味があります」など、噴飯モノ。
「イスラームの教えを簡単に教えるおススメの本がありましたら、ご紹介いただければありがたいです」の箇所だけで、自ら調べず安易に人に質問するタイプということ。イスラムそのものに興味があるなら、こんな問いはせず自ら調べる。イスラムに限らず簡単に理解できる宗教はないし、そんなことを謳うのはお粗末な解説本。この程度で一生懸命調べようとしていると言うのはおこがましい。

 私は記事で度々コーランを引用しています。ブログ開設して9年近くなるので、どの記事で引用したかいちいち憶えていませんが、検索すれば早々にヒットするはず。匿名ではいかようにも嘘をつけるし、コーランを何度も読み返したならば、引用したら如何ですか。
 そして私は記事でムスリムとの付き合いはないと、何度か書いています。話すだけならともかく、出稼ぎムスリムと付き合う気はありませんね。昔の記事に反応するなら、他の記事もよく読みなさい!

 貴方の性格など文面から伺えるし、交際関係も察しが付く。イスラム諸国に行った日本人友人が何人かおり、日本人ムスリマの友人までいるなら、彼ら彼女らにイスラムの教えを簡単に教えるおススメ本を聞くのは簡単なはず。普通ならそうする。にも拘らず休日にここへ連投したのは、友人がいない証左。イスラム系サイトもあるし、こちらを訪問すれば?尤も貴方のような者なら、そこでもトラブルを起こしそうですが。

 先にリンクした記事名は「イスラムの寛容」、寛容のイスラームではない。私は「エジプトでコプト教徒に人頭税まがいの恐喝が行われたと聞いた事があります」とコメントしてますが、「エジプトはコプト教徒からジズヤ取っていたと聞いたことあります」とは書いていない!またも歪曲ですか。日本語が満足に読めないなら、話にもならない。貴方が一生懸命になるのは知ったかぶりと歪曲だけらしい。
 現代、イスラム諸国で人頭税を取る国がないのは知っています。欧米がうるさいですからね。しかし、実際はコプト教徒がいい例で、人頭税まがいの恐喝が行われたり、アフガンやシリアのような内戦地帯では恐喝は露骨になる。ジズヤも19世紀まで続いていた。

 本読むのはもちろん大事で、現在調べているところという者が歪曲を重ね、読解力ゼロとボロを出していることにも気付かないとは哀れですね。貴方の文章も脱字や助詞を省く癖がある。これも教養のない者か日本語の下手な外国人の特徴。激高しても教養人は、こんな書き方をしない。
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RE:残念です(続き) (mugi)
2014-05-06 20:59:43
 私が先に「説教」の言葉を使ったのはムスリムではなく貴方に対して。「貴方のことだから「おススメの本」を並べ立て、訳知り顔で説教する目的なのでしょう」と書きました。本当に貴方は日本語が満足に読めない様子。これでイスラム信仰叢書やコーランを読んで理解できるのですか?ひょっとして外国人?
 それに私は『イスラームと女性』の類のイスラム信仰叢書を読んだとは一言も書いてませんよ。歪曲ばかりかでっち上げまでやるとは最低ですね。私が日本人ムスリマの書を敬遠するのは、クリスチャンと同じく彼女らが信仰心ゆえ、嘘や詭弁を弄するから。

 名は忘れましたが、ボーンムスリムと離婚した日本人ムスリマがいます。彼女のことを確か河北新報でも取り上げていた。それでも彼女は信仰を捨てず、「イスラムは女性への暴力を禁止している」と嘘を言っていた。コーランは聞き分けのない女への暴力を認めており、ナイジェリアのように夫が妻の過ちを正すために殴ることを法で認めている国まである。
「あなたがたが、不忠実、不行跡の心配のある女たちには諭し、それでもだめならこれを臥所に置き去りにし、それでも効きめがなければこれを打て」(4-34)

 本を読んだならば、大抵の人は本から引用したがるはず。ネットには実際は本を見ていないくせに、書評やブログを見ただけで読んだと詐称する者がいる。そんな者は掲示板で私も見たし、内容を問い詰めたら消えた。ついでに私はイスラムよりもインド・中東史に関心がある。トルコは別ですが、特に興味があるのはイスラム以前。だからイスラムへの見方は厳しくなる。

 貴方のような者は無視しても「うるさいでしょうが」と連投するし、削除すれば「口封じ」「アク禁にされた」と方々で嘘を言いふらす。それで証拠を残すため、削除しなかったのです。たとえ悪文でボロを出しまくり、低レベルかつ火病の見本コメでも。
 貴方の反応は「ブルガリア研究室」さんに噛みついた自称女医と全く同じパターン。さすが室長さんの評価は当たっていた。
「礼節も、知的思索も十分機能していない、わがまま娘のレベルで、「認めテーーー!」と叫んでいるだけ」
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