トーキング・マイノリティ

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戦争と平和(百田尚樹 著)その③

2018-01-08 21:40:50 | 読書/ノンフィクション
その①、その②の続き 著者は戦時における「上層部の無責任体質」を非難、日本軍の一番の問題は、上に立つ高級士官たちが、失敗しても厳しく責任を問われることがなかった点を挙げている。軍上層部は下っ端兵には、「捕虜になるくらいなら死ね」と言っていたはずなのに、福留繁のような将官が捕まった場合、ゲリラへの攻撃を中止してまで救助している。重要機密を奪われたにも関わらず、福留は一切責任も取らされず、左遷も降格も . . . 本文を読む