盤上の悪魔

囲碁、哲学(人間原理、相対主義、プラグマティズムとか)、ラノベなんかを中心にしてます。

囲碁NHK杯 羽根九段VS内田七段

2017年10月15日 18時40分10秒 | 囲碁
今日のNHK杯は羽根直樹九段VS内田修平七段。

羽根九段は、地でどんどん頑張りまくる印象があるが、坂井八段はじっくりした棋風と評していた。

アマレベルからみるとあちこち攻められそうで危なっかしく見える棋風だが、プロの見方は違うのかもしれない。


対局は白羽根九段が地で先行し、しのぐ展開で、解説の坂井八段は白に不満がなさそうとの判断だったが、局後の羽根九段の感想によると、羽根九段自信はあまりよくないとみていたようだ。

はっきり白よしになったのは、黒が下辺に二手かけて白地を荒らしている間に白が左辺と中央に二手連打して黒模様をぼかしてからとのこと。


その後は黒左辺コウの仕掛けもうまくいかず、白が無難にしのいで白中押し勝ち。

これで四天王のうち、登場した3人は順当に勝ち上がり、昨年に続いて今年もあまり番狂わせが起きていない。

せいぜい河野九段が瀬戸八段に負けたくらいだろうか。

このまま井山NHK杯と一力七段が決勝で再戦、となったら面白そうだ。