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ヤコウガイのアクセサリー作り (2)

2008-01-17 12:29:44 | 奄美-見る・遊ぶ
~磨いて、磨いたら、磨く~

P1130052さて、ヤコウガイについてのお勉強が終わったら、いよいよお待ちかねのアクセサリー作り。

予め、色々な形にカットされ、紐を通すための穴も開けられたヤコウガイのかけらが準備されていた。
自分で選んだかけらを握りしめて、皆お話を聞いていたのだ。
P1130055我ら女3人が選んだのは、このような形。
長女はきれいな丸に緑の模様が美しいもの。次女は大きな勾玉形。私は真ん中の三角のもの。

まず、貝を水の中に入れてちょっと濡らし、後は紙やすりでひたすら磨いていく。
粗目での磨きが特に重要だそうで、表・裏・側面、ひたすら...

磨く、磨く時、磨けば、磨けー! 
  磨く、磨く時、磨けば、磨け...

というのが頭をぐるぐるしている中、磨き続ける。

P11300582 P11300592

途中、池村先生が、歯医者さんみたいな道具(ルーター?グラインダーというのだろうか??)を持って回って下さり、お助けマンに。次女の勾玉形は後ろに凹みがあるので、紙やすりでは難しく、先生のヘルプが嬉しい。

紙やすりを少しずつ細かい目にしていき、貝を水にちょっとつけては、
  磨く、磨く時、磨けば、磨け...

紙やすりは10番から始まって、どんどん数が小さくなっていくのだが、池村先生が「次のやすりにいきましょう。」と言ってくれるのが待ち遠しい。

緑の部分も、どんどん磨く。とにかく、まんべんなく磨くのが大切らしい。
「思ったより最初からツルツルしているなー。」という印象だったが、それが更に手触りがよくなっていき、表面が滑らかになっていくことがわかる。

今度は、先生がそれぞれのかけらが、貝のどの部分なのかを教えてるために回って下さっている。
これがまた、こんな小さなかけらでも「この辺りです。」と、すぐにわかってしまうところがスゴイ。
緑の模様も気まぐれで入っているのではなく、先生がみればちゃーんとどこらあたりかがわかるのだ。

しばらくすると、「絆創膏いりませんか?」と皆のところを回って下さっている声。
夢中になりすぎて、手にやすりをかけてしまう人がいるそうだ。
いくら夢中になったからって、手にやすりをかけちゃうなんてねぇ...。

P1130063はい、そんな粗忽者はこの私。気づいたら血がにじんでいた。
(←薬指)
マイ絆創膏をバッグから取り出しこそこそ貼る。

先生が、「手にやすりをかけるくらい夢中になる人は、有望です。」とおっしゃっているのを心の支えに(^^; さらに磨き続ける。

手も、貝みたいに、やすりをかけたら、どんどんすべすべになっていけばいいのに...
顔にやすりをかえて、シミが消えていったらいいのに...

...と、下らないことを考えてどのくらい時間が経っただろうか。
1時間?1時間半くらい?もっと?磨いたところで、紙やすりの作業が終わり、最後にデニムの生地に磨き粉(家でやる場合は、はみがき粉で代用できるそうだ)をつけて、キュッキュと磨き上げれば完成だ。

P1130066ふぅ~ 磨いた磨いたー。

私はこういう作業が結構好き。家にある貝殻を磨きたくて、すでにうずうずしている(^^)
長女は、自分で全部やり遂げた。磨いていく中で、緑の層の変化に目を輝かせていた。
次女は、途中から音を上げかけていたが、なんとかやり通し、輝きに満足そう。

3歳なりたて坊主は、いなくて本当によかった。水疱瘡でなければ、一緒に連れてくる予定だったが、アイツにはとても無理だった。我慢できなくて、すぐにヤコウガイを放り出していただろうし、他の方の迷惑になっていたこと必至。そしてそれに追われて私も作業できなかったであろう。水疱瘡バンザイ!

最後に、ペンダントかストラップ、好みの方を選んで仕上げていただく。

P1170016

できあがり!ヽ(^o^)丿
とても嬉しい。

先生方、本当にありがとうございました。