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電子同人雑誌の可能性 53

2016-09-19 01:03:59 | 日本文学の革命
雑誌によっては一号しか出せない雑誌もある。『高島平e ライフ』のようなタウン情報誌などがそれで、街の配置や様子などは毎月毎月変わるようなものではなく、一号出してしまえばあとはほとんど書くことがなくなってしまうのである。ではこれを出している主婦の収入は一回だけで終わりかというと、そんなことはない。何年か前に「みんなで架空の街を作りましょう」というネットゲームのCMが放送されていた。ネットゲームの中の架空の街で「私は花屋さん」「僕はお肉屋さん」というふうに各自店を出したり社交場を作ったりして、それを通じてネットユーザーが交流してゆき、一つのコミュニティを形成してゆこうとするものである。このようなことをやりたがる需要が存在しているのだ。『高島平e ライフ』も実は同じ効果を発揮できるのである。それもネット上に再現された一つの街であり、クリックするとコミュニケーションを返して来る住民たちが住んでいて、しかもこれは実在の街であり、実在の店や街の人々なのだ。自分の住んでいる街がそのまま一つのコミュニティとしてネット内にあり、自分もそれにリアルに参加しているのである。多くの人々が金を払ってもいいからこのコミュニティを維持したいと思うだろう。彼女がちょっと特集記事を出すくらいで雑誌の更新をし、更新料を毎月取ったとしても、多くの人々がそれを払うだろう。更新料を「100円」とし購読者を1000人(ちょっとした街なら店や事務所だけでも数百軒を超えるし、このコミュニティに参加したがる街の人々を加えたらこれぐらいの購読者を集めることは可能である)としたなら70×1000で7万円の収入が得られる。この収入は彼女がこのコミュニティ・サイトを維持するための維持管理料といってもいいだろう。こういう形でも課金をすることができるのだ。

電子同人雑誌特有の課金の方法として「寄付」ということも考えられる。たとえば「シリア難民の子供たちを助けよう」という同人雑誌があったとしよう。その雑誌内ではこの活動のための寄付も募っていた。ある金持ちの老人がこの活動に興味を持ち、雑誌の購読を始めた。さらには金持ちであることを隠して一老人として同人の活動に参加もしてみた。その結果この同人たちの活動が信頼できることが分かったので、彼はどうせ株で儲けたあぶく銭なのだからと一千万円をこの雑誌に寄付したのである。この雑誌は「寄付」という形で一挙に一千万円も手に入れたのであった。
あるいは「アマゾンの源流で未知の生物を見つける」ことを目指した探検同人雑誌があったとしよう。彼らは「必ず見つけてみせる」と雑誌内で力説してアマゾン行きのための寄付を募った。すると冒険に憧れる「夢見る男子たち」(正確には「夢見る男子たち」であった中高年の男性たち)から多額の寄付金が寄せられてきた。彼らはこの寄付金のおかげでアマゾンに行けて、「夢見る男子」たちの思いを背に、冒険的な探検行に乗り出し、それを雑誌に連載していったのであった。
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