【STAP騒動、報道検証】
4/20「福島民報」の「日曜論壇」はSTAP騒動について、美事な論評を掲載している。
http://www.minpo.jp/news/detail/2014042015201
こういう質の高い論評が、大震災後の福島で発信されていることに敬意を表したい。
どうも理研理事長の息子が「読売」科学部にいて、読売が突出した報道をしたことで妙な「メディア・スクラム」が形成されたというのが、今回のメディア報道における最大の問題ではないか、という気がする。
「慰安婦問題」で1991年8月に「朝日」の記者がソウルから「女子挺身隊」(勤労動員)と「慰安婦」を混同した記事を送ったために、韓国でも日本でも「挺身隊=慰安婦」で「強制された」という誤解が広まったのと同様だ。この記者の義母(つまり妻の母)は韓国人で韓国「挺対協」(挺身隊問題対策協議会)の会長だった。
こういう「公私混同」が一番悪い。
テレビを滅多に見ないから知らなかったが、国際ルールをもとに、小保方論文が捏造であり絶対に許されないことを指摘した報道が、YOUTUBEにあった。
https://www.youtube.com/watch?v=69uZkYPEdxQ
市民のコメントに「科学研究論文においては、著作権はありません、従ってコピペが悪いという言い方は間違っています、引用を表示する必要もありません」というのがあり、日本の大衆の民度は韓国や中国と変わらないと痛感した。
辛坊治郎というタレントが「俺は最初から小保方さんを疑っていた」と理研中間報告の後の番組でしゃべっている。東大医科研の上教授が出ずっぱりにならざるをえなかった事情も暴露している。22分かかるが、これは必見だと思う。
https://www.youtube.com/watch?v=BkT0EsjAjtw
これを見ると「理研検証委員会」は「隠ぺい委員会」、「小保方隠し」と呼ばれている。
STAP細胞は「宇宙人と同じもの」と批判されている。「小保方論文は宇宙人よりひどい」と言い切っていて痛快。辛坊は相当事前に勉強している。
書き込まれたコメントを見ると、今も大衆の3人に1人が、STAP細胞の実在を信じているという世論調査の結果は本当だと思う。大衆を啓蒙すべきメディアが機能不全に陥っている。
紙メディアの報道検証にあたっては、これらの正確な報道も参考にして欲しいものだ。
宮哲弥と櫻井よし子が3/23の番組で謝罪している。潔いと思う。
https://www.youtube.com/watch?v=GLA7cVaCn4k
いわゆる「文科系」の知識人がすっかり転けたのが今回の事件だが、「性善説」を持ち出すのは言い訳だ。論文の内容を吟味し、「内的一貫性」の有無を読みとらなければ、専門家でも騙される。そういう意味で生物学の基本的知識は、これから文系知識人にも「教養」として不可欠となる。
森永卓郎が3/17に珍妙な擁護論を展開している。この人は「ニュートンのリンゴ」を実話だと素朴に信じている。「変な奴を袋だたきにするのはやめろ」だと。
https://www.youtube.com/watch?v=r8Ifm4L30RI
阿川佐和子が「メディアが犯罪者扱いしている」と述べている。
事件はしょせん2人の手に負えるような代物ではない、という「無知の知」がない。
これも沢山アップされた動画のうち、価値あるものが残って行くという「ネット集合知」のメカニズムで、今も見られるようになっているのだろう。
私はたまたま「免疫遺伝子の再構成」について知識があったから、小保方論文の不審点に気づいた。理研には利根川進という、免疫遺伝子再構成の実証によりノーベル賞をもらった人物がいるのに、今回いっさいメディアに出なかった。メディアも理研もどうなっているのだろうか…
4/20「福島民報」の「日曜論壇」はSTAP騒動について、美事な論評を掲載している。
http://www.minpo.jp/news/detail/2014042015201
こういう質の高い論評が、大震災後の福島で発信されていることに敬意を表したい。
どうも理研理事長の息子が「読売」科学部にいて、読売が突出した報道をしたことで妙な「メディア・スクラム」が形成されたというのが、今回のメディア報道における最大の問題ではないか、という気がする。
「慰安婦問題」で1991年8月に「朝日」の記者がソウルから「女子挺身隊」(勤労動員)と「慰安婦」を混同した記事を送ったために、韓国でも日本でも「挺身隊=慰安婦」で「強制された」という誤解が広まったのと同様だ。この記者の義母(つまり妻の母)は韓国人で韓国「挺対協」(挺身隊問題対策協議会)の会長だった。
こういう「公私混同」が一番悪い。
テレビを滅多に見ないから知らなかったが、国際ルールをもとに、小保方論文が捏造であり絶対に許されないことを指摘した報道が、YOUTUBEにあった。
https://www.youtube.com/watch?v=69uZkYPEdxQ
市民のコメントに「科学研究論文においては、著作権はありません、従ってコピペが悪いという言い方は間違っています、引用を表示する必要もありません」というのがあり、日本の大衆の民度は韓国や中国と変わらないと痛感した。
辛坊治郎というタレントが「俺は最初から小保方さんを疑っていた」と理研中間報告の後の番組でしゃべっている。東大医科研の上教授が出ずっぱりにならざるをえなかった事情も暴露している。22分かかるが、これは必見だと思う。
https://www.youtube.com/watch?v=BkT0EsjAjtw
これを見ると「理研検証委員会」は「隠ぺい委員会」、「小保方隠し」と呼ばれている。
STAP細胞は「宇宙人と同じもの」と批判されている。「小保方論文は宇宙人よりひどい」と言い切っていて痛快。辛坊は相当事前に勉強している。
書き込まれたコメントを見ると、今も大衆の3人に1人が、STAP細胞の実在を信じているという世論調査の結果は本当だと思う。大衆を啓蒙すべきメディアが機能不全に陥っている。
紙メディアの報道検証にあたっては、これらの正確な報道も参考にして欲しいものだ。
宮哲弥と櫻井よし子が3/23の番組で謝罪している。潔いと思う。
https://www.youtube.com/watch?v=GLA7cVaCn4k
いわゆる「文科系」の知識人がすっかり転けたのが今回の事件だが、「性善説」を持ち出すのは言い訳だ。論文の内容を吟味し、「内的一貫性」の有無を読みとらなければ、専門家でも騙される。そういう意味で生物学の基本的知識は、これから文系知識人にも「教養」として不可欠となる。
森永卓郎が3/17に珍妙な擁護論を展開している。この人は「ニュートンのリンゴ」を実話だと素朴に信じている。「変な奴を袋だたきにするのはやめろ」だと。
https://www.youtube.com/watch?v=r8Ifm4L30RI
阿川佐和子が「メディアが犯罪者扱いしている」と述べている。
事件はしょせん2人の手に負えるような代物ではない、という「無知の知」がない。
これも沢山アップされた動画のうち、価値あるものが残って行くという「ネット集合知」のメカニズムで、今も見られるようになっているのだろう。
私はたまたま「免疫遺伝子の再構成」について知識があったから、小保方論文の不審点に気づいた。理研には利根川進という、免疫遺伝子再構成の実証によりノーベル賞をもらった人物がいるのに、今回いっさいメディアに出なかった。メディアも理研もどうなっているのだろうか…
ここについては慶應の吉村先生も同様のご指摘をされていますね。Genome edittingなので当然レパートリーの限られた免疫異常のキメラマウスが生まれて来て不思議ないです。
あとGLバンドの件(2月19日の記事)ですが、
ここが致命的だと思いますよ。
レーン3のポジコンは切り貼りしているけど、
それだけでも倫理的にアウトなのですが、
GLバンドがないのはどう見てもおかしい。
IFAの蛍光写真も故意だと思いますが、
ラボミーティングなどでデータが間に合わなかった
ので、とりあえずW大学の博士論文セータを
貼付けて間に合わせたのだと推測しています。
ただ、ご本人が取り違えた、とシラを切って
しまうと、ウソ発見器にでもかけないと
証明が出来ないと思います(若狭弁護士の談では
逆に名誉毀損で訴えられる場合もあるらしい)。
従って理研はレーン3GLバンドの消失に特化して
調べて欲しいと思います(切り貼り自体は
石井委員長も2008年Oncogeneの論文でやって
いるので、同罪。
ここで攻めても目くそ鼻くその世界です)。
STAPのどさくさにまぎれて、なにやってんだか・・・
報道云々言う前の問題ですね・・・
所謂サイエンスライターという人達の怪しさも露呈しました。誰かに肩入れした変更報道が見られます。「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」では有りませんが、過度の小保方バッシングと共に問題の本質からそれて行ってしまいます。