MOSで一息入れた後、電車で市街に移動して投宿。風呂に浸かって再び一息入れ、日付が変わろうとするところで再び外に出てきました。満を持して「瓢六」の暖簾をくぐります。
この店で毎回感心させられるのは、時間帯にかかわらず賑わっていることです。それだけに、深夜といえどもがら空きという状況は想像できませんでした。その予感は的中し、小上がりは一つを除いて埋まり、カウンターにも四名の先客がいます。もともと七席のカウンターであり、自分が入った時点で残り二席ということです。時間が経つにつれてカウンターはようやく空いてきたものの、小上がりは最後まで一つか二つ空いているだけでした。しかし、これほど繁盛しているにもかかわらず、満席で振られたことはただの一度もありません。いつ行っても賑わっており、それでいながら何だかんだで入れてしまうという点では、富山の「親爺」とここが双璧といえるかもしれません。
それとともに感心するのが、カウンターに立つ眼鏡のおばちゃん二人組と板長の鉄人ぶりです。開店直後も日付が変わった後も、このお三方を見かけなかったことはありません。深夜に及ぶ長時間営業を毎日乗り切る働きぶりは、「万年青」の女将を彷彿とさせます。
「チョロ松」「分家無邪気」と同様に、ここでの手順も決まっています。まずおでん、次に馬塩焼をいただき、魚の味噌汁で締めくくるというものです。今回も見事なまでに筋書き通りとなりました。同じものばかりでは進歩がなく、もう一品いただきたいところではあったのです。しかし、いかんせん酒が入っていきません。酒を一口、和らぎ水を一口という配分が精一杯だった一軒目より、大分回復してはきたものの、飲みきりボトルを一本空け、さらに一本いただこうという意欲までは起こりませんでした。
結局、今夜は二軒の酒場を訪ねて、いずれも必ず頼む品だけいただいて終わったことになります。とはいえ、それだけでも再訪した目的を八割方果たせたとはいえるのです。鹿児島と熊本を股にかけ、こよなく愛用してきた名酒場をはしごできたことについては満足しています。
★瓢六
熊本市花畑町13-23 花畑ビル1F
096-354-7558
1700PM-230AM
日曜定休(祝日の場合翌日休業)
瑞鷹
突き出し(鯛皮といかの和え物)
おでん三品
馬塩焼
魚味噌汁
この店で毎回感心させられるのは、時間帯にかかわらず賑わっていることです。それだけに、深夜といえどもがら空きという状況は想像できませんでした。その予感は的中し、小上がりは一つを除いて埋まり、カウンターにも四名の先客がいます。もともと七席のカウンターであり、自分が入った時点で残り二席ということです。時間が経つにつれてカウンターはようやく空いてきたものの、小上がりは最後まで一つか二つ空いているだけでした。しかし、これほど繁盛しているにもかかわらず、満席で振られたことはただの一度もありません。いつ行っても賑わっており、それでいながら何だかんだで入れてしまうという点では、富山の「親爺」とここが双璧といえるかもしれません。
それとともに感心するのが、カウンターに立つ眼鏡のおばちゃん二人組と板長の鉄人ぶりです。開店直後も日付が変わった後も、このお三方を見かけなかったことはありません。深夜に及ぶ長時間営業を毎日乗り切る働きぶりは、「万年青」の女将を彷彿とさせます。
「チョロ松」「分家無邪気」と同様に、ここでの手順も決まっています。まずおでん、次に馬塩焼をいただき、魚の味噌汁で締めくくるというものです。今回も見事なまでに筋書き通りとなりました。同じものばかりでは進歩がなく、もう一品いただきたいところではあったのです。しかし、いかんせん酒が入っていきません。酒を一口、和らぎ水を一口という配分が精一杯だった一軒目より、大分回復してはきたものの、飲みきりボトルを一本空け、さらに一本いただこうという意欲までは起こりませんでした。
結局、今夜は二軒の酒場を訪ねて、いずれも必ず頼む品だけいただいて終わったことになります。とはいえ、それだけでも再訪した目的を八割方果たせたとはいえるのです。鹿児島と熊本を股にかけ、こよなく愛用してきた名酒場をはしごできたことについては満足しています。
★瓢六
熊本市花畑町13-23 花畑ビル1F
096-354-7558
1700PM-230AM
日曜定休(祝日の場合翌日休業)
瑞鷹
突き出し(鯛皮といかの和え物)
おでん三品
馬塩焼
魚味噌汁