日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

シ舌重力シ夬行

2015-09-18 21:32:12 | 旅日記
二転三転した挙げ句、北海道への遠征を今週末から決行するということで結論が出ました。
天候は引き続き振るわず、連休序盤もほとんど期待できません。その後は晴れるとの予報ながら、過去一月の状況を考えるとにわかには信じがたいものがあります。しかし、これ以上延ばせば伸ばすほど稲刈りが進み、北海道はますます寒くなります。キャンプができるうちに行こうとするなら、これが最後の機会です。潔く北海道を切り、10月に心機一転九州に行くという手がないわけではないものの、新幹線開業前最後の秋という特殊事情を考えると、やはり今季も北海道だろうと思い至りました。

明日からの五連休と直後の週末の間を二日休み、さらに週明けの二日を休んで、計11日間の長旅となります。これだけの日数になると、天候と気分次第で行動はいかようにも変わるため、今のところ綿密な予定は立てていません。
往路は新潟を経由しますが、そもそも何日のフェリーに乗るかが流動的です。明日の小樽行が、五連休の弊害により満員札止めのため、事実上の最速は明後日の便となります。ただし、当日が好天ならば新潟で一日活動してから翌日の便に乗ることも検討しており、そうなると道内滞在が一日削られます。わざわざマイカーを航送する以上、前座に二日もかけたくないのが本音ながら、115系に終焉迫る今、越後平野の稲穂との組み合わせを記録するのが最重要課題の一つであり、そのためには足踏みもやむを得ないと考えている次第です。
道内では、天候のよい場所を選びつつ道北、道東を中心に周遊するのが通例のところ、今季は駅の廃止が発表された石北本線、路線もろとも消え去ろうとしている留萌本線など、喫緊の課題がいくつか出てきました。よって、天候云々よりもそれらを優先するしかありません。その結果、小樽から留萌に向かって日本海側を北上し、そこから旭川を通って北見方面へ東進するのが順当になろうかと思います。
終盤の行動については再び流動的となります。函館まで南下し、一時帰京の後東北地方を南下して行く案が一つ。道南と東北を切る代わりに、小樽からフェリーに乗って、もう一度新潟で活動してから帰る案が一つといったところです。終盤に関しては、序盤と同様天候に左右される可能性が高いと思われます。

このように、今季の構想は例年以上に流動的であり、現時点であれこれ考えても取らぬ狸の皮算用に終わる可能性が大です。まずは一両日の活動に集中するしかありません。それにもかかわらず、残念ながら目先の天候がよろしくなく、明日の新潟県内は曇一時雨の予報です。桜と同様、晴れてこそ絵になる稲穂だけに、これでは先を急いでも仕方がありません。好天が予想される信州を経由し、新潟を射程圏に捉えるところまで走って、車中泊かキャンプをする方向で考えています。
コメント