日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

薫風の越後を行く - 天神の湯

2015-05-17 23:58:49 | 温泉
前言撤回です。給油のため前橋ICで下りたところ、給油所の向かいにまだ入れる温泉があったため、ここで一風呂浴びることにしました。立ち寄るのは「天神の湯」です。
17号線沿いでIC至近、なおかつ深夜営業という業態から、湯沢にあった健康ランドと同種の施設かと最初は思いました。しかし、2時までならごく普通の料金で日帰り入浴もでき、しかもお湯は源泉掛け流しと聞いたからには、この時間であっても素通りする手はありません。上信越からの帰り道、温泉の選択肢に困ったときには、ここが強い味方となってくれそうです。

天神の湯
高崎市中尾町天神329-3
027-362-1726
1100AM-1000AM
入浴料650円( -200AM)
泉質 ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
泉温 54.8度
pH 7.6
湧出量 608l/min(掘削動力揚湯)
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薫風の越後を行く - 呆気ない幕切れ

2015-05-17 22:14:13 | 甲信越
腹ごしらえを済ませて、最後に一風呂浴びられれば言うことなしではありますが、ここで誤算がありました。11時まで入れると聞いていた六日町の共同浴場が閉鎖されており、そうと分かったときには湯沢の共同浴場も閉館時刻となっていて、温泉の選択肢がなくなってしまったのです。国道沿いに24時間営業の健康ランドはあるものの、料金が高いばかりかお湯も全く当てにはできません。このまま風呂には入らず帰ります。
湯沢からはようやく高速道かというとさにあらず。時間に若干の余裕があるため、上越国境を越えるまでは一般道で行きます。残りの移動距離は200kmを切っており、破綻のない時間に着きそうです。
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薫風の越後を行く - ラーメン の村

2015-05-17 21:20:02 | B級グルメ
長岡市街を迂回して栃尾を通り、そこから290号線、252号線、291号線と3桁国道を乗り継いで六日町に到着。朝の軽食から飲まず食わずで空腹感も限界に近付いてきました。選り好みする間を惜しみ、沿道に出現した「ラーメン の村」なる店に飛び込みます。
このような結果となったのは、走ってきたのが交通量の少ない道ばかりで、必然的にめぼしい店がほとんどなかったからです。空腹感に耐えかねて手近な店を選んだに過ぎず、特段の期待をしていたわけではありません。しかし結果としては上々でした。
孔雀を描いた丼には黒っぽい醤油スープが満たされ、麺は手打ち風の縮れ麺、そこへチャーシュー、メンマ、焼き海苔、葱を散らしたてらいのない出で立ちです。特筆すべきはチャーシューで、濃い味付けのバラチャーシューが、基本となるラーメンにも四枚乗ります。これなら200円追加してチャーシューメンにした方がよかったかもしれません。しかし、四枚でも十分満足できるほどの食べ応えです。コシのある麺もおいしく、空きっ腹に染み入る一杯でした。

ラーメン の村
南魚沼市坂戸348-2
025-773-2590
1100AM-1430PM/1700PM-2200PM
水曜定休
醤油らーめん700円
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薫風の越後を行く - 越後平野の夕景

2015-05-17 19:11:32 | 甲信越
EOS-1D Xの高感度性能をいかんなく発揮し、光量の限界まで粘って撮影を終えました。一日限りの滞在ながらも、新旧新潟色、長野色、さらには湘南色と一通りの塗色を押さえたばかりか、非ユニット窓の0番台など貴重な編成も仕留めることができました。新車が来て興ざめさせられたのも一度だけです。しかし、半年、一年経って置き換えが進めば、状況は当然一変するでしょう。実質一日だけのために、片道300km自走することについての躊躇はあったものの、やはり今回来ておいてよかったというのが実感です。「迷ったら出ろ」の鉄則を実証した今回の活動でした。
目の前では水鏡となった田圃が残照を映し、彼方には弥彦山が鎮座しています。しかも、七時になるのを見計らったかのように、田圃に棲む蛙が大合唱を始めました。この夕景をしばし眺めてから移動を再開します。
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薫風の越後を行く - 佳境

2015-05-17 16:16:37 | 甲信越
西日が次第に傾いてはきましたが、これからが撮影の佳境です。長野色と新・新潟色の混成による普通列車に続き、「くびき野」の成れの果てである3連の快速が立て続けに通過しました。この後貨物列車も通過することになっています。上越線との掛け持ちは時間的に厳しくなったため、このまま列車を待ち構えることになりそうです。
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薫風の越後を行く - 三条駅

2015-05-17 15:44:56 | 甲信越
新潟の駅舎には見るべきものがないと申しましたが、数少ない例外といえるのが三条駅です。寄棟の瓦屋根と金属製の庇、さらには脇から入る雪国らしい玄関を持った端正な駅舎は、五年ぶりに訪ねた今回も健在でした。有人無人を問わず、東日本の木造駅舎がことごとく建て替えにより姿を消す中、この駅舎についてはそのような様子もなく、それどころかぴかぴかに磨かれておりまことに好ましいものがあります。
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薫風の越後を行く - 東光寺駅

2015-05-17 15:22:04 | 甲信越
駅舎については見るべきものがほとんどない新潟ですが、雰囲気に関する限り秀逸なのが東光寺です。大幹線の駅ともなれば、それに接続する県道があるのが相場のところ、この駅の周辺にはそのような道もなく、長いホームと簡素な待合室が田圃の中にぽつんと佇んでいます。
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薫風の越後を行く - 湘南色

2015-05-17 15:14:23 | 甲信越
水鏡との取り合わせが今回の主題とはいえ、残る撮影機会が決して多くはない以上、115系を主役にした写真も押さえておかなければなりません。日が少し傾き光線状態がよくなってきたため、線路の脇から列車を大写しにする最も手堅い構図をとり、湘南色の3両編成を仕留めました。
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薫風の越後を行く - 後の祭り

2015-05-17 14:45:18 | 甲信越
続いては、帯織から東光寺にかけての直線区間でカメラを構えます。見渡す限りの広大な水田が広がり、彼方に弥彦山が鎮座する越後平野らしい光景がよく、吹き抜ける薫風も実にさわやかです。しかし、「しらゆき」の通過を見届けて思うのは、去年の今頃ならこれが「北越」だったということです。国鉄型の6連が安普請の4連に成り下がった今、なぜあと一年早く動かなかったのかと後悔せずにはいられません。今となっては全てが後の祭りですorz
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薫風の越後を行く - 防雪林

2015-05-17 13:15:23 | 甲信越
適地を探しあぐねて午前の部はさしたる収穫もなく終了。結局無難な線に落ち着き、定番である見附帯織間の防雪林を背景にして、上下列車を仕留めたところです。試行錯誤しているのは、稲穂の季節に再訪することを視野に入れているからでもあります。今回の成果を生かす機会は訪れるでしょうか。
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薫風の越後を行く - 花街道

2015-05-17 11:45:19 | 甲信越
見附市街の手前で、沿道に菖蒲の花が現れました。「花街道」の立看板があることからして、地元の人々の手で植えられたものなのでしょう。昨日の薔薇と違って満開にはやや早いものの、水を張った田圃との取り合わせが絵になっています。遠くで泳ぐ鯉のぼり、彼方に連なる残雪の守門岳を含め、いかにも初夏らしい光景です。
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薫風の越後を行く - セーブオン

2015-05-17 10:29:44 | B級グルメ
本格的な活動再開に先立ち、上信越の風物詩セーブオンで朝食を買います。先ほど宿について語ったとき、法華クラブも悪くはない、しかし新潟らしさを選んだと申しました。同様の理屈がコンビニ選びにおいても妥当するというわけです。
ちなみに、地元の出版社による「新潟日帰り温泉パラダイス」なるムックを発見したためついでに購入。温泉のみならず、なぜかラーメン屋の情報も載っており、何かにつけて使えそうな一冊です。
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薫風の越後を行く - ホテルニューグリーンプラザ

2015-05-17 09:28:35 | 甲信越
出発します。昨晩世話になったのは「ホテルニューグリーンプラザ」でした。
料金だけで選ぶなら、さらに安いところが二軒ほどあるにはあったのです。長岡には盤石の安定感を誇る法華クラブもあり、こちらも捨てがたいところではありました。それにもかかわらず前回と全く同じ選択に走ったのは、立地、設備、料金の全てにおいて、この宿に何ら不足を感じていなかったというのが一つ。もう一つは、新潟県下のビジネスホテルにありがちな、適度に古びた雰囲気とでも申しましょうか。
長岡にしても新潟にしても、駅前のビジネスホテルというと、上越新幹線の開業に前後してできたと思しきところが少なからずあります。上越新幹線の開業前後といえば、いわゆるバブル景気が到来する少し前の時代です。そのバブルの崩壊後「失われた二十年」を経て、すっかり安っぽくなってしまった我が国の建物にはない、古きよき時代の面影がこの宿には残っています。
法華クラブなら大浴場があり、充実した朝食バイキングもつきます。新興の全国チェーンにありがちな安っぽさ、味気なさを感じる場面もほとんどありません。それらを含めて考えれば、実質的な室料の違いはたかだか数百円でしょう。しかし、あちらの接客水準が、いわば全国レベルなのに対し、こちらの宿には古きよき時代の名残があり、それが「新潟らしさ」でもあると私は思います。それこそがこの宿を選んだ決め手でもあるのです。
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薫風の越後を行く - 二日目

2015-05-17 08:39:50 | 甲信越
おはようございます。明け方は曇っていた空が、七時を過ぎた頃から狙い通りに晴れてきました。今日は撮影中心の一日になると予想されます。主役はもちろん115系です。
純然たる列車撮影に関していえば、有名な撮影地はいくつかあります。しかし、今回の活動の趣旨とは、水鏡の中を行く姿を記録することにあり、ただ列車が撮れればよいというものでもありません。午前中は信越本線の下り方、午後は上り方を中心に適地を探しつつ撮影し、あわよくば上越線とも掛け持ちできれば理想的です。
都内までは300km前後の距離だけに、復路の移動については身構えることもないでしょう。日没まで撮影した後、手近なところで一風呂浴びて帰ります。
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