日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

夏の南東北縦断ツアー 三日目

2012-08-06 21:48:11 | 東北
温泉の閉館とともに全行程終了です。東北道をまっすぐ走って帰ります。温泉など30分もあれば入れそうなところ、悠長に滞在してしまった理由は二つあります。大広間でしばらく横になれれば復路の移動が楽になるというのが一つ、そしてもう一つの理由が高速料金です。仮にさっさと上がって高速に乗ると郡山が9時、宇都宮が10時、そこから新4号を通り、最後に給油を済ませて帰着が0時台から1時台といった見当になります。一方、広間で小一時間休んで郡山を10時に出ると、全区間高速で走り切るのが0時頃、それから給油を済ませて帰っても1時過ぎには帰れます。この0時着というのがポイントで、それ以前は3割だった深夜割引が5割に拡大されるため、郡山を9時に出て一般道を組み合わせるのとそれほど変わらぬ出費で全区間高速が使えるのです。加えて、出発が一時間遅れればそれだけ道が空いてくるため、二重に時間が節約できます。運転する楽しさが犠牲になるとはいえ、疲れのたまった復路を全区間高速道で走れるのは大きいものがあり、このことに気付いた時点で先を急ごうとする考えはなくなりました。この理屈を突き詰めるなら、仙台から全区間高速で走って5割の深夜割引を使えば、今回選択したプランよりもかえって安くなり、時間的にも金銭的にも一番合理的だったということにはなるものの、あの段階ではそれ以上仙台に滞在してもすることがなかったので、結果としてはこれでよかったのでしょう。
多少の湿っぽさはあるものの夜風は涼しく、茂みからは秋の虫の声が聞こえてきます。それもそのはず、暦は明日で立秋を迎えます。東北の地には秋の気配が少しずつ忍び寄っているようです。
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夏の南東北縦断ツアー 三日目

2012-08-06 20:35:13 | 温泉
三日間の旅の最後は郡山郊外の「のんびり温泉」に立ち寄ります。これが昨晩なら、風呂に入ったところでまた汗をかいてしまい全くの無力だったところが、今夜の気温は22度まで下がって、昨夜の仙台などとは比べものにならない快適さです。これなら一風呂浴びて帰ろうという気になるというもので、道中最初にして最後の温泉で締めくくることにしました。休日は700円という価格設定が難点になるところ、今回は平日19時以降の特典で半額以下の300円という僥倖が。汗を流した後は大広間でゆったりくつろいで、最後の長距離移動を前に束の間の休息をとります。

のんびり温泉
郡山市三穂田町山口山崎山11-1
024-953-2611
730AM-2200PM
入浴料500円(平日1900PM- 300円、土日祝日700円)
泉質 ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉
泉温 49.1度
pH 9.1
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夏の南東北縦断ツアー 三日目

2012-08-06 19:38:34 | 酒屋
福島松川で東北道を下り、そこから4号線を走って郡山に着きました。毎度おなじみ泉屋に立ち寄って道中最後の酒屋とします。あと一月もすれば秋上がりの酒が出始める頃です。清酒の季節が近付いてきました。

★泉屋酒店
福島県郡山市開成2-16-2
024-922-8641
1000AM-2000PM(日祝日 -1900PM)水曜・第三火曜定休
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夏の南東北縦断ツアー 三日目

2012-08-06 16:02:01 | 東北
仙台を離れ帰路につきます。日没にはまだ早いものの、休日と違って高速にどこまで乗っても半額というわけではないため、今日は一般道とETC割引を活用して距離を稼がなければなりません。今から高速に乗って福島の先まで走れば、下りる頃には五時を過ぎて100km以内半額の通勤割引が適用になります。そこから片側二車線の4号線を走り、郡山か須賀川あたりで再び高速に乗って矢板か宇都宮で降りると、今度は深夜割引で3割引きにはなります。あとは高速道路も同然の新4号を通って帰れば、高速を100km弱の2回に抑え、なおかついずれも割引が使えるという算段です。一般道でも快走できる区間は極力高速を使わず、なおかつ割引の時間帯を見計らって行動するという工夫を凝らすのも、ETCの割引が年々拡充されている今日にあっては珍しくなりました。
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夏の南東北縦断ツアー 三日目

2012-08-06 15:38:35 | B級グルメ
思案の末、三たび牛タンをいただいて締めくくることにしました。最後を飾るのはもちろん太助で、本来ならば定休日の月曜ながら、七夕まつりの臨時営業に救われました。
それにしても、昨晩が二軒、今日が三軒と我ながら飽きもせずよくやるものです。とはいえ、今日に関する限りは一軒目が朝食代わり、二軒目が昼食で、三軒目が早い夕食と思えば帳尻は合っています。好物もこれだけ続くと、さすがに一軒目ほどの感動は薄れてくるものの、やはり「牛タン、麦飯、テールスープ」の三点セットの完成度という点で、この店に勝るものはないと私は思います(もちろん接客と居心地は度外視ですが)。それでは何がそこまでよいのかといえば、一つは見た目の美しさというものがあります。賛否両論は多々予想されるものの、焼き上がった牛タンの照りにしても、白髪葱をたっぷり使ったテールスープにしても、添えられた漬物の彩りにしても、おいしいものは見た目からして違うということを体現しているのがこの店の定食ではないでしょうか。それとともに秀逸なのが食感で、本来の米国産に戻ってからはそれがなおさら鮮明になってきました。固すぎず、しかし適度な弾力を保ち、噛めば噛むほど旨味がにじみ出てくる牛タンは、本家本元の面目躍如といった感があります。
しかし、今回それより気になるのが「絶縁宣言」です。味太助とは姉弟店としてやってきたが今は何の関係もない、という趣旨の文面が品書きとともに備えられていて、何があったかあからさまにはしないところが、味噌煮込みうどんの有名店を彷彿とさせます。元々仲がよくはないと噂されていただけに、今更驚くことではないものの、ついにその日が来たといったところでしょうか。「小いけ」の時にも申したように、くだらぬ噂は気にせず自分の好きな方へ行けばよいのです。何にしてもこの味が末永く受け継がれていくことを願う次第であります。

旨味太助
仙台市青葉区国分町2-11-11 千松島ビル1F
022-262-2539
1130AM-2130PM(LO)月曜定休
定食1260円
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夏の南東北縦断ツアー 三日目

2012-08-06 15:08:51 | 東北
もうひとしきり散策し、名残を惜しんだところで七夕見物を切り上げます。申し訳程度のつもりが延々六時間とは想定外の事態ながら、よくよく考えると過去の活動でも似たような展開は何度も起きています。思いの外楽しめたということでもあるのですからよいことです。暑さを承知で一度訪ねた甲斐はあったといえるでしょう。毎年訪ねたいというほどのものではないにしても、日曜に前乗りして月曜に初日という日程なら、もう一度訪ねる価値はあるような気がしてきました。次に同じ暦が巡ってくるのは7年後です。果たして再訪の機会はあるのでしょうか。
問題となるのはこの後の行動です。雨が上がって、昨晩以来の蒸し暑さが嘘のように過ごしやすくなったとはいえ、空はどんより曇ってしまい、今からどこへ行くあてもありません。だからといってまっすぐ帰るような時間でもなく、残り時間をどう使うかが思案のしどころになります。さてどこへ向かいましょうか…
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夏の南東北縦断ツアー 三日目

2012-08-06 13:11:51 | B級グルメ
適度に腹ごなしをしたところで、本日も牛タンのはしごを敢行します。訪ねるのは「一隆本店」です。つまり、順番が入れ替わった以外は、前回仙台を訪ねたときと全く同じ組み合わせになります。

一隆本店
仙台市青葉区国分町1-4-21
022-261-4026
1130AM-1330PM/ 1800PM-2130PM(日祝日定休)
牛たん焼定食1050円
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夏の南東北縦断ツアー 三日目

2012-08-06 12:50:26 | 東北
期待通りに雨が弱まり明るくなってきました。空気も心なしか涼しくなったようです。時間が経つにつれて人出も増えてはきたものの、この程度ならむしろ華やぎがあってよいともいえます。写真で眺める限り、似たような飾りをいくつも吊るして何が楽しいのかと懐疑的だったにもかかわらず、いざ現地に足を運ぶと、この花見にも似た華やいだ空気を楽しむのが七夕まつりなのだということが解りかけてきました。昨夜の花火祭にしても今日の七夕まつりにしても、ほとんど期待をしていなかった割にはそこそこ楽しめるというのが実感です。申し訳程度に見物して早々に退散するつもりでいたはずが、この分だともう少し滞在時間が延びるかもしれません。
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夏の南東北縦断ツアー 三日目

2012-08-06 12:23:30 | 東北
予想通り滝のような雷雨が落ちてきました。こちらはアーケードの中なので雨が降ろうが槍が降ろうが関係ないとはいえ、せっかく勢揃いした飾りもこれでは絵になりません。しかし、いずれにしてもこの雨では傘をさしても一瞬でずぶ濡れなので、とりあえずこのまま雨宿りをかねて見物を続行します。
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夏の南東北縦断ツアー 三日目

2012-08-06 12:13:34 | 東北
腹ごなしを兼ねて、再び商店街を歩きます。飾り付けが終わり、商店も軒並み開いて、店先では露店のごとく物が売られて、祭りもいよいよ本番にさしかかってきました。惜しむらくは天候で、予報通りに空が雲に覆われ、遠くでは雷鳴が轟き今にも夕立が降りそうな気配になってきました。あくまで夕立であり降り続く雨ではなさそうなのが幸いではあります。雨が上がって再び明るくなってくれればよいのですが。
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夏の南東北縦断ツアー 三日目

2012-08-06 11:35:15 | B級グルメ
ひとしきり見物したところで頃よくお昼の時間になりました。遅い朝食も兼ねて、毎度おなじみ「雅」を訪ねます。

牛たん料理 雅
仙台市青葉区一番町2-6-17 内ヶ崎ビル
022-268-0715
1130AM-1330PM/1700-2130PM(LO)日曜定休
牛たんセット定食1200円
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夏の南東北縦断ツアー 三日目

2012-08-06 09:34:02 | 東北
定禅寺通りのベンチに腰を下ろして小休止をとります。前回仙台を訪ねたのは鮮やかな新緑が萌える五月、それから季節が過ぎて、街路樹はその時とは全く違う深い緑に変わっています。空からは夏の日差しが照りつけているはずだというのに、一面のケヤキ並木に覆われたこの通りは森の中のようで、吹く風も心なしか涼やかです。
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夏の南東北縦断ツアー 三日目

2012-08-06 09:18:08 | 東北
買物公園に「青葉城恋唄」が流れてきました。仙台のご当地ソングとしてあまりに名高いこの曲ですが、詞と曲まで知っているのは一定以上の年代に限られるのではないでしょうか。杜の都のゆかしい情景を織り込みつつ、一夏の淡い思い出を歌ったのがこの曲で、季節はまさに歌の世界そのものです。この暑さを押して仙台を訪ねた目的は七夕まつりですが、往年の名曲に歌われた仙台の夏を体感したかったというのもまた目的の一つでした。青空に浮かんだ七夕の飾りを見上げつつ、流れる曲に耳を傾ければ、旅情も否応なしに高まってくるというものです。
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夏の南東北縦断ツアー 三日目

2012-08-06 08:47:58 | 東北
体制を整えて七夕見物に繰り出します。昨晩下見をして雰囲気だけは何となく分かったつもりでいたものの、夜間と日中では当然ながら見えるものが全く違います。例えば、通りに並んだ笹竹は、ただ立てかけられているのではなく、何本ものロープを使ってしなるように固定されており、これによって飾り付けが映えるように工夫されているということです。写真では何度か眺めた吹流しも、青空の下で眺めると俄然絵になります。そして、これがまさに「百聞は一見に如かず」で、沿道の商店がこぞって飾り付けをする様子というのが、文化祭でも見ているようで楽しいのです。仙台に七年住んだという職場の同僚が、前日から初日にかけてが一番よいと語っていたものですが、その言葉の意味が訪ねて初めて得心できました。
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夏の南東北縦断ツアー 三日目

2012-08-06 08:26:24 | 東北
中心街の立体駐車場に車を停め、ここを前進基地にして七夕まつりを見物します。東口ならもう少し安い駐車場もあるとはいえ、この暑さの中を駅から中心街まで歩いて往復するかと思うと、それだけで気が滅入りそうです。ここならサンモールマーブルロードぶらんどーむと三つの商店街が交わる中心部に近く、荷物や着替えもすぐ取りに戻れます。この暑さの中では、屋内に停められるというのも重要です。一日停めてもたかが二、三百円の違いなのですから、今日に関する限りは費用を補って余りある効果が得られるでしょう。
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