温泉の閉館とともに全行程終了です。東北道をまっすぐ走って帰ります。温泉など30分もあれば入れそうなところ、悠長に滞在してしまった理由は二つあります。大広間でしばらく横になれれば復路の移動が楽になるというのが一つ、そしてもう一つの理由が高速料金です。仮にさっさと上がって高速に乗ると郡山が9時、宇都宮が10時、そこから新4号を通り、最後に給油を済ませて帰着が0時台から1時台といった見当になります。一方、広間で小一時間休んで郡山を10時に出ると、全区間高速で走り切るのが0時頃、それから給油を済ませて帰っても1時過ぎには帰れます。この0時着というのがポイントで、それ以前は3割だった深夜割引が5割に拡大されるため、郡山を9時に出て一般道を組み合わせるのとそれほど変わらぬ出費で全区間高速が使えるのです。加えて、出発が一時間遅れればそれだけ道が空いてくるため、二重に時間が節約できます。運転する楽しさが犠牲になるとはいえ、疲れのたまった復路を全区間高速道で走れるのは大きいものがあり、このことに気付いた時点で先を急ごうとする考えはなくなりました。この理屈を突き詰めるなら、仙台から全区間高速で走って5割の深夜割引を使えば、今回選択したプランよりもかえって安くなり、時間的にも金銭的にも一番合理的だったということにはなるものの、あの段階ではそれ以上仙台に滞在してもすることがなかったので、結果としてはこれでよかったのでしょう。
多少の湿っぽさはあるものの夜風は涼しく、茂みからは秋の虫の声が聞こえてきます。それもそのはず、暦は明日で立秋を迎えます。東北の地には秋の気配が少しずつ忍び寄っているようです。
多少の湿っぽさはあるものの夜風は涼しく、茂みからは秋の虫の声が聞こえてきます。それもそのはず、暦は明日で立秋を迎えます。東北の地には秋の気配が少しずつ忍び寄っているようです。