日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

花見の旅in信州2012 二日目

2012-04-22 22:41:33 | 甲信越
全行程終了です。河原の駐車場に我が相棒のみという状況は、図らずも去年と同じになりました。ようやく本来の華やぎを取り戻したかと思いきや、二日目は一転淋しい幕切れでした。とはいえ、雨にも負けず二日にわたり完全燃焼できたことについては満足です。少しの未練を次への活力にして、ぼんぼりの明かりに分かりを告げます。また来年...
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花見の旅in信州2012 二日目

2012-04-22 22:11:55 | 甲信越
案内放送もなく、定刻の五分前に投光器の明かりが消えました。どこまでも静かな第二夜でした。空いているのをよいことに結局慌ただしく動き回り、名残を惜しむ間もなかったのが少々惜しまれます。
明かりが消えて見物客が引け、二の丸に唯一残ったライトアップを眺めて、終わりをようやく実感できるようになりました。しばし名残を惜しんでから河原へ下ります。
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花見の旅in信州2012 二日目

2012-04-22 20:58:05 | 甲信越
石段を登って城址に到着。露店は軒並み店じまいしており、同じく雨に降られた一昨年以上、「自粛」となった去年と同様の閑散ぶりです。ほぼ無人の夜桜が三年続くとは予想できませんでした。
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花見の旅in信州2012 二日目

2012-04-22 20:34:19 | 甲信越
往生際悪く高遠に戻ってきました。河原の駐車場に止まっているのは自車を含め二台のみ、昨日の賑わいが嘘のようです。
ありがたいことに、こちらが着くやいなや奇跡的に雨が上がりました。実質小一時間とはいえ、名残を惜しむには十分な時間です。雨に濡れた風情のある夜桜が観られれば幸いに思います。
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花見の旅in信州2012 二日目

2012-04-22 20:08:51 | 甲信越
続いては伊那公園を再訪します。やはりこちらも見物客は皆無、しかし露店は奇跡的にも開いており、流れる演歌が侘しさを引き立てています。雨が次第に強くなってきましたorz
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花見の旅in信州2012 二日目

2012-04-22 19:17:57 | 甲信越
春日城址にやってきました。ある程度予想できたことではありますが、雨にたたられ見物客はまばら、というより視界に見物客が全くいないという状況が頻繁に起こります。これでは商売が成り立つはずもなく、露店も早々と店じまいしていました。
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花見の旅in信州2012 二日目

2012-04-22 18:48:26 | 酒屋
カツ丼の次は酒屋です。駅前の「正藤酒店」を訪ねます。これまで興味を引かれながらも、時間に追われて素通りを続けてきた伊那の中心街にあって、もう一つ興味を引かれていたのがこの店です。一つ一つ意匠に凝った伊那市街の建物にあって、こちらの店は銅葺きの看板建築で、幾星霜を経た深い緑色が実によい味わいを醸し出しています。風格ある外観に対して、店内はありふれた町中の酒屋といった雰囲気で、地元伊那市の信濃錦を初めとして、夜明け前、真澄と南信の地酒を中心にした品揃えは、目を見張るほどではないものの不足はありません。定番の立ち寄り場所である「酒文化いたや」に時間の都合で寄れなかった今回、この店があってくれて助かりました。

正藤酒店
伊那市荒井13
0265-72-2521
900AM-2100PM
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花見の旅in信州2012 二日目

2012-04-22 17:22:04 | B級グルメ
汁なしローメン、スープローメンとくれば次はもちろんこれです。市内屈指の有名店「たけだ」でカツ丼をいただきます。何の変哲もない生活道路沿いの立地をものともしない繁盛ぶりは、隣に構える精肉店の直営であることに由来するようで、目当てのカツ丼を初めとして、馬刺、おたぐり、焼肉にステーキと、肉料理を一堂に集めたような品書きに、伊那の肉食文化が現れているようです。屹立した分厚いカツと山盛りキャベツ、本来の役割を果たさず取り皿と化した丼の蓋はまさに伊那のカツ丼で、供された瞬間から格闘の予感が漂います。しかし、野菜をかき分けて気付くのは、山盛りの上物とは不釣り合いなほどに少ないご飯の盛りです。分厚い肉は容易に噛み切れるほどやわらかく、ソースも伊那にしてはあっさりしており、身構えた割にはいともたやすく完食できてしまいます。これは全くの推測ながら、その土地の古くからの食文化が「ご当地B級グルメ」などと称され一般化するにつれて県外客も増え、彼等の口に合うよう変貌を遂げたかのようです。駒ヶ根のカツ丼でいうなら、「いな垣」のように「ライト」なカツ丼という印象を受けます。

たけだ
伊那市山寺234-3
0265-72-0100
1130AM-2400PM/1700PM-2100PM(LO)水曜定休
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花見の旅in信州2012 二日目

2012-04-22 16:41:13 | 甲信越
空は次第に暗くなり、日中の花見は潮時を迎えました。この後は伊那市街に戻り、腹ごしらえなどを済ませつつ夜桜の時間になるのを待ちます。この雨天の影響で開催は微妙ながら、昨日素通りになってしまった春日城址をまず訪ねて、最後はもちろん高遠で締めくくる予定です。幸いにして、雨は止み間こそないものの一貫して小雨にとどまっており、三脚を立てての撮影は厳しいとしても、傘をさしつつ歩く分には問題ありません。そぼ降る雨に打たれつつしみじみ名残を惜しんで、10時の消灯を見届けてから帰路へつくことになりそうです。
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花見の旅in信州2012 二日目

2012-04-22 15:42:56 | 甲信越
市街から高度を上げて信大の農学部を訪ねます。広い校地にソメイヨシノ、コヒガンザクラと枝垂桜が他の木立に混じって花を咲かせており、たとえていうなら北海道の桜にも通じる雄大さがあります。
コヒガンザクラと枝垂桜は見頃、ソメイヨシノがざっと二分から三分といったところで、昨日訪ねた諏訪の桜も今頃はと思うような開花状況です。特筆すべきはその高さで、杉や檜にはさすがにかなわないものの、高遠の一番高い木よりもさらに高いのではないかと思うような大木が何本も並んでいるのには感心させられます。昨日ならば日差しも弱まり始めた時刻だけに、雨天の今日はなおさらで、もう写真に収めるような状況ではなくなってしまったのが少々残念です。次の機会に是非再訪したいと思う桜がまた一つ増えました。
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花見の旅in信州2012 二日目

2012-04-22 14:44:33 | 甲信越
雨が小降りになったため、車を降りて近辺をしばし散策します。小高い丘の上には校舎が建ち、その下には土のグラウンドが広がって、片隅ではソメイヨシノとコヒガンザクラの大木がそぼ降る雨に濡れています。名所でも何でもない、ごくありふれた日常の光景とはいえ、満開の桜の花はそれを見事な絵柄に変えてくれます。昨日のような好天でこの場所を訪ねたとすれば、おそらく小一時間は滞在してしまったでのではないしょうか。こんな眺めが至る所に広がっているのですから、伊那の桜を味わい尽くすためには、快晴の日が丸々二日あっても足りないでしょう。
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花見の旅in信州2012 二日目

2012-04-22 13:09:57 | 甲信越
残念ながら、辛うじて持ちこたえていた天候がとうとう崩れ、無情の雨が降り出してしまいました。不幸中の幸いなのは、今のところまだ小雨で空も明るいということです。機材を担いで花見をするほどの天候ではないものの、傘を片手にしみじみ桜を観賞するならどうにか成り立たないこともないでしょう。ただ、少なくとも貪欲に先を目指すという状況でなくなってしまったのは事実です。とりあえず、寺と小学校が建つ小高い丘の桜が目にとまったので、ここに車を置いてしばらく雨宿りをします。下手な名所も顔負けの見事なソメイヨシノとコヒガンザクラが丘の斜面を埋め尽くして、車内から眺めるだけでもそれなりに楽しめそうです。
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花見の旅in信州2012 二日目

2012-04-22 12:16:42 | B級グルメ
遅い朝食兼昼食は再びローメンをいただきます。訪ねるのは総本山の「萬里」です。二度も同じものをというなかれ。こちらは汁気の多いこちらはスープローメンで、昨日の汁なしローメンと対をなすローメンの二大流派の一つなのです。
そもそもローメンは決して万人受けするものではなく、うまいのかまずいのかよく分からない不可思議な品です。そして、とりわけ不可思議なのがこのスープローメンです。焼きそばの変わり種だと思えば納得できなくもない汁なしローメンに対して、こちらはたとえていうなら、黒石のつゆ焼きそばのごときとらえどころのない味わいを特徴とします。供されたままの状態では麺の茹で汁に調味料を加えたかのようで、ほとんど味気がありません。これは、ソース、お酢、ごま油、七味におろしにんにくという調味料を自ら加えていただくという前提があるからで、この点はたとえていうならソルロンタンと同様です。しかし、ソルロンタンと大きく違うのは、味の骨格をなす出汁の存在が判然としないことです。ソースを加えればソースの、お酢を加えればお酢の、ごま油を加えればごま油の風味がそれぞれ加わるだけで、肝心のスープの旨みが引き出されるといった効果は一切ないのです。結局のところ、昔からこの味に慣れ親しんだ地元の人々はともかく、よそ者がこの味わいを理解するのは難しいのかもしれません。ボソボソ麺とマトンの臭いを味わいながら不可思議さを楽しむのが、よそ者にとってのローメンの真骨頂ではないかと私は思います。

萬里
伊那市大字伊那坂下入舟町3308
0265-72-3347
1130AM-1400PM/1700PM-2100PM(月曜定休)
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花見の旅in信州2012 二日目

2012-04-22 11:07:20 | 甲信越
昨日に続いての僥倖です。今にも降り出しそうだった空が明るくなってきました。最新の予報を確認すると、午前いっぱいはこの天候が持ちこたえてくれるようです。要するに遅かれ早かれ降り出すという状況は変わらないのですが、終日使い物にならないと覚悟していたわけですから、やはり僥倖には違いありません。朝方の空模様では話にならなかったのに対して、これなら花曇りの空の下で桜を眺めるにもやぶさかではなくなってきます。今から遅い朝食兼昼食をとり、その時点で天候がまだ持ちこたえていてくれれば、たとえわずかな時間でも花見に繰り出したいと思います。
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花見の旅in信州2012 二日目

2012-04-22 09:46:12 | 甲信越
建物はもちろんのこと、街角の至る所に残った古看板も秀逸です。根強いファンも多いホーロー看板などではなく、ごくありふれた商店の看板ながら、「カラーテレビ」「冷蔵庫」などと書かれた看板からは、時代の流れがありありとうかがわれます。本当に動いているのかと思うような乾電池の自動販売機など、古きよき時代の名残がこの街角の至る所に残っています。
それにしても昨日から一転して寒くなりました。9度という気温そのものより、日差しがないという方が大きいのかもしれません。Tシャツ一枚で過ごした昨日に対して、今日はその上に長袖二枚とダウンのインナー付きの上着まで羽織って、真冬と同じ耐寒装備に逆戻りしています。
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