ルンルンピアノ

ピアノ教室の子どもたちとの楽しい毎日。。。。。。

4021    ブンタのサポーター

2017-07-06 08:19:22 | Weblog

7月5日

つゆ時のせいか、体調をくずす子が多い。
きょうは二人の生徒から、「庭にオレンジ色のキノコがあった」と指摘される。
不気味だったのかオモシロかったのか、どっちなんだろう。

Nが待ちに待った、いちご味の氷が入荷されていた。
今年はちょっと遅かったかな。
さっそく5コ買いこんでたが、私がいなかったらもっと買ってただろう。
暑い時期に冷凍庫がかさばってしょうがないのだが、2カ月間のシアワセということで大目にみよう。
帰宅後、せんたく物を干してから1階へ降りると、階段の途中あたりまでイチゴシロップの甘ったるい匂いが漂っていた。



7月6日

朝イチで王子動物園へ。
この日は動物園サポーターの手続きということでNも一緒だった。
仕事もちょっと区切りがつき、久しぶりの外出だ。
王子公園駅に降りるとセミが鳴いていた。

動物園に着き、管理事務所へ入って手続きする。
ご希望の動物はいますかと聞かれ、「ロバの・・」 と言いかけると、「ああ、ブンタですね」。
「ブンタ、けっこう人気あるんですよ」 「たまーにですけど、綱をつけて園内もお散歩してるんです」とのこと。

ああ、嫌われてなくてよかった。

住所と名前を書き、1年間のサポーター料1万円(Nも半分出してくれた)を払って外へ出る。
ブンタの柵前に出す名札だが、最初は森信雄の予定だったが、諸事情により私の名前に変更。
ちょっと恥ずかしいが、行きがかり上だ。 ブンタのためにガマンしよう。

※後日わかったが、柵前の名札は企業協賛のみで、個人サポーターは園内の一覧表に載るだけらしい。

家を早く出たのと風もあるのとでずいぶん涼しい。
フラミンゴ、パンダ、アリクイ(床ずれ防止のサポーターをつけたままグーグー眠っていた) 夜行性動物の館を見たあと、
ブンタのもとへまっしぐら。
ここの動物園はそれほど広くないので、行きたいところへすぐ行けるのがいい。
ほどなく、茶色いカンガルーやシカ達の向こう側に、灰色のブンタが見えた。

私たちが柵にたどり着くとブンタがいない。
どうやら奥の小屋に入ってしまったようだ。
愛想のないブンタのことだ、どうせ出てこないだろうなと思いながら、「ブンタ~」 「ブンちゃん」 と数回呼びかけてみると
意外にもトコトコと小走りで出てきた。
「ブンタ、ブンタ」 と、思わず、孫を出迎えるバア様みたいになってしまう。
その後、みどりの葉っぱをつけた木の下で静かに目をとじるブンタ。
木陰に佇むロバが一匹・・・・
子どもの頃、とても好きだった童謡を思いだす。

  『🎵びわ』

  びわは優しい木の実だから
  抱っこし合って熟れている
  薄いにじあるろばさんの
  お耳みたいな葉の影に


そのあと園内の食堂パオパオでカレーを食べると、ちょうど目の前にゾウがいた。
オヤツをもらったり面白そうだったので、カレーを食べ終わりすぐ外へ出る。
小ゾウが2匹、浅黒い肌の飼育員(多分タイの人だろう)に見守られながら遊んだり甘えたりしていた。

この頃から暑くなってきだしたので、そろそろ帰ることに。
管理事務所に立ち寄り、会員証やチラシの入った茶封筒を渡され、「ではブンタをよろしくお願いします」と言って園を出る。
「これからは月1回は来んとアカンなあ」 とN。
たしかにそうだ。
ブンタ、よろしく頼むぞ


そのまま帰ろうと思ったのだが、すぐそばに横尾忠則現代美術館があったのを思いだし、行ってみることに。
白を基調とした館内はまだ真新しく、岡之山美術館とは全然雰囲気がちがう。
Y字路の絵もほとんどなかった。
疲れていたので、トイレに入ってすぐに出る。
そのまま電車で帰宅。


家に着いてやれやれと思うと同時に、動物園でもらった茶封筒がないことに気づく。
「えー、どこに置いてきたん」
「知らない、電車か美術館だと思う」
いつものようにすったもんだの末、まず美術館に電話をかける。
「モシモシ、あの、さっきそちらの美術館へ行った者ですけど、ちょっと忘れ物をしたかも知れないんですけど」
「もしかすると、4階のトイレかもしれないんですけど」
あとで調べて連絡をくれることになった。
これでダメだったら1日待って阪急の遺失物センターに連絡しようと思いながらゴロリと横になり、そのまま寝てしまうが
途中、「あ、ハイハイ」 「あっ、そうですか。 スイマセン、ありがとうございました」 とNの声が聞こえる。
やっぱり4階のトイレにあったらしい。

最近は、記憶のひもを辿るのが得意になってきたような気がする。(あまりにも忘れ物が多いので)



おわり


コメント (2)
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