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仏「シャルリーエブド」襲撃事件

2015-01-13 12:05:49 | 政治
この写真は、仏週刊紙「シャルリーエブド」襲撃で犠牲になった17人を追悼するパリ共和国広場
での反テロ集会の模様である。
仏全土では130~150万人も参加したと下記の様に報道された。



オランド仏大統領や、メルケル独首相、キャメロン英首相、イスラエルのネタニヤフ首相、パレス
チナ自治政府のアッバス議長ら50カ国以上の首脳が腕を組んで歩き、表現の自由への脅威と
テロがもたらす社会の分断が懸念されるなか、結束を訴えた。
ただ、それら首脳は夫々の思惑があって参加したもので、全てが同一の目的で参加したもので
はないのではないかとの報道もあり、米国の首脳の不参加にも様々な憶測が囁かれている。




参加者の多くは je suis CHARLIE(私はシャルリー)のプラカードを持ったり、ゼッケンを貼り
付けていた。

イスラム教の開祖であるムハンマドの風刺画を何度もこの「シャルリーエブド」週刊誌は掲載し
たそうで、何度もイスラム団体から非難し脅迫されていた。

表現の自由は大事だし、17人もの犠牲者を出したテロは許されるものではなかろうが、ここまで
シャルリー一色となると、シャルリーエブドを全て肯定することになり、イスラムとの共生までが
全否定され、シャルリーエブドの意見に反対の表現は一切認めない風潮となってしまう。

仮に、キリストの風刺画を継続的に掲載するものがあっても彼等は寛容でいられるのであろうか。
ここまで扇動されれば、両者の溝は更に深くなり、更に強硬なテロや弾圧、差別が横行するばか
りではないのか?すでに30数か所のモスクに対する攻撃がなされているというし、仏軍1万の出
動が計画されていると言う。フランスの自由や民主主義そしてあの多くがあこがれた文化は大丈
夫なのだろうか?

お隣のドイツでも極右勢力を中心に外国人排斥気運が高揚しており、特にイスラム排斥がなされ
ようとしている気配があり、これがヨーロッパ全体に広がる恐れがある。そうなると対抗してイスラ
ムの過激集団は一層強硬な手段を講じる事だろう。果てしない憎しみの連鎖が留まることを知ら
ない暗黒の対抗の世界となるかも知れないのである。

西洋人はキリスト教、イスラム教、ユダヤ教は宗教と認めるが、仏教、ヒンデュー教は宗教ではな
く哲学だとする見方があるようである。一部を除いてそんなに宗教に熱心でない者が多い我が国
においてでも、仮に神社や寺、釈迦や仏に対して継続的に揶揄するごとき風刺画を掲載する者が
いれば、それなりの反応をして排斥活動をするであろう。表現の自由は対立する相手を認めた上
で節度のあるものであるべきであろう。21世紀にも入って宗教戦争などあっていいはずがない。




写真は全てnetや新聞等の借り物です。



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