「地面に食い込んでいる球」
折角ナイスショットを打ってもボールが地面に食い込んでいると、次打はまともに打てず
悔しい思いをされた事はないだろうか?
特に雨の日などで地面が柔らかい時にはそうだ。そんな時には、規則25の「異常なグラン
ド状態」の救済が受けられる。
規則25-2.では「スルーザグリーンの、芝生を短く刈ってある区域で、球がその勢いで自ら
地面に作った穴(ピッチマーク)に食い込んでいるときは、その球は罰なしに拾い上げて
ふき、ホールに近づかず、球のものと場所にできるだけ近い所にドロップすることが出来
る」としている。ドロップは、スルーザグリーンのコース上に直接落とさねばならない。
「芝生を短く刈ってある区域」とはフェアウェイの芝の長さかそれより短く刈ってあるコ
ース上の全ての区域(ラフを通り抜ける通路を含む)をいうとされている。
→ラフはフェアウェイより芝が長いので通常はダメだが、もしフェアウェイ並に芝が刈り
込まれていればOKとなる。セミラフも通常はフェアウェイより芝が長いのでダメ。
→上でドロップした球が地面に食い込んだときも、拾い上げて拭き、球があった出来るだ
け近い所にドロップ出来る。
→スルーザグリーンとは:
プレー中のホールのティーインググランドとパッティンググリーン及びコース内の全ハ
ザード以外
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「ディープなルール スマートなマナー」(http://rock-pine.jp/index.html)に処理方法、
場所について問い合わせたところ、下記の回答があったので参考までに記載します。
→Q:自分で勝手に処理してよいか?
→A:「この地面に食い込んでいる球を処理する時には、マーカーや同伴競技者に確認して
もらわなければならないといった規則はありません。プレーヤーは規則に則り処置
をするのが大前提となっているからです。従って自分で判断して勝手にやっても規
則違反とはなりません。ただし、周囲から見て疑わしき行動と思われないようマー
カーや同伴競技者に予め告げておくのは良いことだと思います。」
→Q:ラフなどでも適用されるか?
→A:「救済対象となるのはコース側が意図してフェアウェイかそれより芝を短く刈ってあ
る区域と捉えるべきです。深いラフの一帯の一部分がたまたま短く刈られてしまっ
ていたり、芝が弱っていて短かったとしても、その場所は救済対象にはなりません。
フェアウェイの他にはカラー、花道といったところでしょうか。規則25-2はスルー
ザグリーンが対象ですが、ゴルフ規則裁定集によれば、ティーグラウンドに自らの
ピッチマークでくい込んだ場合も公正の理念に従い規則25-2の救済を受けることが
できる、としています。」
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