下界では熊谷で41.1℃の史上最高気温だの熱中症で死者が続出だのと大騒ぎの間、大半が70台のお年寄り
8名は2泊3プレーで4ラウンドを涼しい顔で乗り切った。ノーザンCC上毛ゴルフ場と赤城ゴルフ場である。
上毛は標高705m、赤城は759mで涼風が吹き抜け、下界の方々には申し訳ないと少しだけ思いつつ
楽しい嬉しい3日間のゴルフを堪能してしまった・・・。
夕日が子持ち山の向こうに沈むと、見事なシルエットが浮かび上がる上毛の山々。
満面の笑みで、全員が一点の杞憂もなく寛ぐ・・・。
朝日の中をグリーンの芝刈機が走り廻るゴルフ場を歩いてみた。
正面やや左寄りは子持山、正面奥の山塊は苗場山、その右は谷川岳、そして武尊山である。
子持山を挟んで西に上毛ゴルフ場があり、利根川を渡った東に赤城ゴルフ場がある。
上毛ゴルフ場の直下は上越新幹線が疾走し、月夜野で「上毛高原駅」で一寸だけ地上に
出て、またすぐに谷川岳の下を潜って湯沢に抜ける。
これがニットウホテルで、ここにクラブハウスや宿泊施設がある
南コースには時々鹿が出る。
鹿の子(かのこ)は俳句の夏の季語である。
【 高原の鹿の子驚く暑さかな 】
もし写真俳句に興味がおありならここをクリック、なければどうぞスルー下さい。
向うには赤城山塊の大峯山、鈴ケ森が霞む。
南コースの3番のティーグランドは写真の奥で、そこから眺めると相当な打ち下ろしで、
左からの急こう配が気になって仕方ない。目をつむってドライバーを振り回すと案の定
玉は傾斜に落ちてどこまでも転がって止まろうとしない・・・。
竹煮草(たけにくさ)又は竹似草。
竹とこの草を煮ると竹が柔らかくなって細工がし易くなる、また竹に似て茎の中が空洞になっているから
竹似草と命名された、ちょっと安易な命名ではないか?(南コース山中で)
(
葛の花
藤に似たノーブルな花を付ける葛だが、外国ではこの繁殖力の強さから外来危険植物に
指定している国がある。日本では古来、奈良・吉野川がこの葛粉の産地で知られている。
京都四条の鍵善の「くずきり」はこの葛を使っている。(真偽は不明だが、歯応えはある)
秋の七草(桔梗、女郎花、尾花、撫子、藤袴、萩、葛)の一つでもあり、漢方薬の葛根
湯の原料ともなる。
南2番ホールのグリーン
向うには約100mの岩壁がある獅子岩(大黒岩)が望める。
「OPANDA」さんのBLOGの写真を拝借すると岩壁はこんな感じで
岩登りの名所となっている。
南2番ホールのティーグランド
344ヤードのこのホールは正面の送電線鉄塔目掛けてフックで狙おう。うまくフックが出て250ヤード
飛べば残り94ヤードでウエッジで攻められる。(筆者はスライス気味で200ヤード、距離を残してダボ!)
昨年の夏合宿でも同様な事態が起きたが、今回も「ラテラルウオータハザード」の
措置で同伴者に不利なプレーをさせてしまった。
去年は南コースの7番でだったが、今年は北コースの3番のショートでそれは起きた。
釈迦に説法でしょうが、再度この処置方法を書いてみよう。
黄色杭で囲まれたウオーターハザードは、ボールが最後にハザードを横切った地点とピンを結ぶ後方延
長線上にドロップして一打加算して打つのが正しい。ドロップ箇所が無いような場合に赤杭で示したラ
テラルウオターハザードが設けられ救済措置としてラテラル(lateral 横、側面)ウオーターハザード
が設けられ、最後にボールがハザードを横切った地点から2クラブレングス内にドロップ出来る。また
対岸でピンに近づかない地点に同様にドロップ出来る。ハザードを示す杭や線自体はハザードでそれに
少しでも触れていればハザード内となる。杭は抜いてプレー出来る。
(OBは白杭の内側が境界線であり、それにすこしでも掛かっていればOBではない。白線の場合は
白線上のボールの一部がインバウンド側に出ていればOBではない。杭は抜く事は出来ない)
来年も来られる事を願って・・・。