球形ダイスの目

90%の空想と10%の事実

赤外線リモコンを修理…しようとした

2010-04-30 | 技術
依頼があって、というか、一方的にやらせてくれというか、
そんな感じで今日は赤外線リモコンの修理をしようとした。

・対象 NEC製 蛍光灯操作用IRリモコン
・外観 下記参照(基板の表裏)
・使用器具 テスター(写真の右、あまり使い勝手は良くない)
・補足 基板の下にはDC1.5V×2 がつく

画像


■Symptom
 "リモコンが利かなくなった"
■心当たり
 扱いがぞんざい
■原因解明
 まずこの基板の動作解説(自分の調査結果なので正しいか不明)。
 基板に赤外線LEDは3つついている。これらは全て並行に接続されており、独立ではない。
 アノードには常時3Vdcが印加されている。
 カソードには常時2.5Vdcが印加されている。(基板表面の3端子レギュレータが2.5V出力)
 よって入力は0.5VdcのためLEDは点灯しない。

 基板中央マイコンから2.2kのベース抵抗を介しTrベース端子:基板表面の3端子レギュレータの下の部品右下の端子 へ。
 Trがオンすると2.5Vdcが抵抗を介しGNDに引かれるためカソード電圧が低下しLED点灯。
 信号の仕様は知らん  

 …とりあえずここまでわかった。

 で、Trがリモコンのボタンを押してもOnしないため(ベース電圧0)、原因は
 ・Tr不良
 ・赤外線通信マイコンの不良
 ・発振源(基板裏面のオレンジの部品)の不発振
 のいずれかと思われるが、どれもオシロスコープでもなければ正確な確認のできないタイプの要因のため
 ここで断念。珍しくOrcadで回路図まで書いてみたんだけど。
 (マイコンの20pinの動作を全てテスタを駆使して解析したので、間違いが怖くて書けない)
 直せなくてとても残念でした。

コメント (4)
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