もるるんのよくばりポケット

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「髑髏城の七人」Season月~下弦の月 見てきました

2018-01-24 00:08:06 | お芝居
劇団☆新感線「髑髏城の七人」Season月~下弦の月 2017.12.16 18:00~

月髑髏、上弦、下弦一緒にして感想書こうと思ったんですが、
キャストも違って、雰囲気がだいぶ違うので(同じストーリーなのにね)、分けて書くことにします。

最初の感想は・・・長い!(汗)
二幕なんて2時間5分・・・他のお芝居だったら、これだけで終わってる時間です。
芝居を通して、ほぼ4時間ですからね。

正直、ところどころの歌とかは、必要?って感じもあったんですけど。
ただね。内容はよかったです。

下弦のキャストですが、申し訳ないのですが、私はあんまり知らない人が多くて。
でも、客席は若い女性が多く、私の席は、後ろの方だったんですけど、みなさん
オペラグラスでがん見してたみたいですから、人気ある方なんでしょうね。
鈴木拡樹さん、廣瀬智紀さん、松岡広大さんは初見。どういう舞台に出てたとかの
背景もよくわからないけど、帰りに後ろの女子たちが話してる内容からすると
相当人気あるみたいでしたよ。

で、みなさん、上手かった。殺陣もセリフも。。。すばらしかったのです。
これは相当舞台出てるなって思った次第です。

宮野さんは、名前は知ってて、声優の方だよね~くらいの印象。

そして私がもっとも楽しみにしてたのは、羽野晶紀さん。
一昨年だっけ?新感線のライブが豊洲PITであったときに、出演されて~
そのときから、復帰を楽しみにしてたからホントにうれしかったです。


感想にいきますが、ネタバレ含んじゃうので、未見の方はここで
回り右してくださいませ































月髑髏は、安土城が焼け落ちるところから始まります。
第六天魔王降臨。信長の意思をつぐために、「人の男」が天魔王となるため、
その鎧や仮面を持ち出すのである・・・
ここの部分を見るのは初めて・・・今までは、その後から始まっていたんで。

そういう意味では、月髑髏は、初めて「髑髏城」を見る人にはわかりやすいかも。

そして、花鳥風と絶対的に違うのが、沙霧→霧丸ってこと。
霧丸だからこその、鴈鉄斎も含めた、捨之介の百人斬りができたってことかな。
ふざけたやつでなく、マジなやつでしたけど、めっちゃかっこよかった。

鴈鉄斎はおかしかったけど、花鳥風のような飛び道具的なのがなくて
普通に面白かったです。


捨之介と蘭兵衛、天魔王の関係は、元同志という感じで
横並びのような感じがしました。
捨之介は天魔王に対するライバル意識とか憎しみとかそういうのはなくて、
一緒に殿に仕えた者同士・・・
だから、天魔王を殺しに行くんじゃなくて「止めに行く」
何回も言ってましたよね。「止めにいくんだ」って。
それと、一番、殿に対する思いが強くない捨之介かなって感じました。
殿よりも、今一緒にいる仲間の方が大事っていう思いが出てたかなと。

あと、天魔王を倒す、斬鎧剣・・・
これがなんと六枚刃。次から次へと新しい刀をだし、
天魔王の鎧をはいでいき、最後は「人」にむき出していく・・・
これが何とも言えず、かっこいいんだよね。
冒頭の安土城で「人の男」が無敵の鎧兜仮面をつけ、天魔王となったのを
1つずつ剥いで、「人の男」に戻すという。
だからこその、冒頭の場面。。これが腑に落ちて、感動しちゃいました。

最初にも書いたけど、月髑髏は内容的にはわかりやすいから、
初めて髑髏城を見る人にはすごくいいと思いました。
ただ、ちょっと、いやだいぶ長い!
エンターテイメント性に行ききってるわけでもないから、余計に
長く感じちゃった・・・

キャストの感想行きます。

とにかく。。。ですね。ワタシ的には、一番よかったのは。
極楽太夫の羽野晶紀さん

私が新感線に行くようになったのは、羽野晶紀さんがやめちゃって
だいぶ経ってからだから、初めて舞台を見たんですが。
すごい!歌もうまいし、何よりかわいい!ホントにチャーミングなんですよ。
今までの極楽太夫の中で、一番好きかも。
今回は、兵庫とは親子くらい年の差がある設定だけど、
チャーミングな感じは親子には見えない・・・
けど、包み込むような優しさは母のようでもあるし。
最高でした。
これを機会に、また新感線に復帰してほしいな~


捨之介の宮野さん

声優なだけあってか、すごく滑舌がよくて、セリフがめっちゃ聞きやすい。
心配していた殺陣も、そこそこ、こなしておられてよかったです。
私はお顔もよく知らなくて、初めて拝見したんですが、意外に顔が濃い!
って印象でした(笑い)
ワカドクロや花の小栗くんや、風のマツケン、それから上弦の福士くんが
みんな薄めのお顔だから、よけいそう感じたんだけど、
けっこう、濃いお顔の捨之介も新鮮でした。



天魔王の鈴木拡樹さん

この方も初めてだった(たぶん)ですが、
すごい芝居も殺陣も上手で驚きました。
これから注目していきたい役者さんです。


蘭兵衛の廣瀬智紀さん

この方も初見。
で、この方もうまかった。
いや~上手い役者さんってたくさんいるんだなって改めて思ったし、
いのうえひでのりさんって、あちこち見つけてくるな~って
感心しちゃった。よく劇場でお見かけするから、探してるんでしょうね。


兵庫の木村了くん

すごいよかったです。兵庫にぴったりだった。
見ててめっちゃ安心できました。
仲間を思う気持ちに泣けたし、羽野晶紀ちゃんのキャラもあってだけど、
ラストの太夫との関係もしっくりきちゃった。


霧丸の松岡広大さん

この方も初見ですが、動けますね~
月髑髏は沙霧→霧丸というのがかなりのポイントで、
捨之介よりも霧丸の方が天魔王に対する恨みが強いから
天魔王と対峙することが多い。
だからこその動ける役柄だと思うんですけど、
これだけ動けることが大事なんだなと。。。
とてもよかったです。


狸穴二郎衛門の千葉さん

安定ですね。ワカドクロに続き・・・ですからね。
貫録もあり。。。かっこいいし。渋い。さすがでした。



鴈鉄斎の中村まことさん

まあ、今までの鴈鉄斎があまりにインパクト大だったから
それに比べると小粒ではありましたが(笑い)
でも、百人斬りのシーンとかも考えると、頑張ってましたね。
中村まことさんは、「冬の絵空」以来かな~
ちょっとかわいい鴈鉄斎でした。


渡京の伊達暁さん

伊達さんは好きな役者さんではあるんだけど・・・
やっぱり渡京は粟根さんのための役な気がする。
伊達さんの姿で、渡京のセリフを言われてもしっくりこないんです。
ホント申し訳ないんだけど・・・
一輪車大変だよね~お疲れ様でした。


それぞれの役者さんはほんとうまくて、よかったと思うんですけど、
ただ、私は知らない人が多かったので、そこまで、はまれなかったのが残念。

他の芝居では、初見の方が多くても、あんまり思うことはないんだけど、
この髑髏城は知ってる役者さんが出ることが、すごく多いから
だからなんとなく、物足りなさを感じてしまったのでした。

そんな中。。。羽野晶紀さんの存在感とすごさをまざまざと感じました。
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