モグラ放浪記

生きていくこと、それこそが旅。まだまだ旅の途中です…

+ボロボロになった人へ+

2007-11-29 22:46:47 | Weblog
昨日の夜。
日付も変わり、明日に備えよう布団に潜り込んだ時。

大学時代の友人Mから突然の電話。

奴の電話はいつも突然だ。
しかもそのほとんどが「今からご飯食べに行こう」だとか、
「今から四条まで出てこれる?」といったものばかり。

しかもいつだってタイミングは最悪である。
ノーセンス・ノーフーチャー。


出るかどうか一瞬ためらったが、
社会人の習慣は恐ろしいものである。
気がついたら電話に出てしまっていた。
電話の向こうのMの声のトーンは暗く、
話の内容は「女の子に振られた」というものだった。

しまった!
出なけりゃよかった!!
この時間帯にこのテの話は危険である。
ついつい話が長引いてしまうからだ。


超難関・公認会計士の試験を一発合格し、
仲間内では一番の出世頭(のはず)。
身長もそこそこ高く、家もそれなりに裕福(だと思う)。
TOKYOのオシャレなオフィスで働き、
その職種と爽やかな?マスクから近づいてくる女子も少なくない(らしい)。

失恋のショックからすっかりモヤシになってしまったMに、
友人の一人として、
睡眠を阻害された怒りを隠して話を聞き、アドバイスをする。



私の尊敬するリリー・フランキー氏は著書の中で、
『滅入っているにしても、まだ相手に対して憤っているぐらいの方がいい』
とおっしゃっている。

ナヨナヨと落ち込むのではなく、
相手への愛が己の中で不完全燃焼を起こして、
体内に一酸化炭素が充満している状態。

体中の毛穴からネガティブが垂れ流されている、
いつ誘発して周りの人間を巻き込んでもオカシクナイ状況。

その方が僕としてはオモシロイ。
その方が人間らしいし、相手への愛をより一層感じる。



また、どこで見たのかすっかり忘れたけれど
『女の子は恋する冒険家』という言葉がありました。
ステキなお言葉ですね。

まさにその通りでしょう。
女の子は平坦なカントリーロードなんて歩きたがりません。
荒々しい岩山に汗まみれになって全力で挑戦したいと思っている生き物なのです。

相手にただ優しいだけよりも、
逆に返り討ちにするくらいの厳しさを
男子は持ち合わせてもよいのではないでしょうか?
こんな殺伐とした、迷える時代だからこそ…



友人Mへ。

女の子はいつだって恋する冒険家。
ならば、君は荒々しい山になりなさい。

そうすればいつの日かロッククライマーな女の子に出会える(かもね)。

+TOKYOどうでしょう+

2007-11-25 21:05:42 | Weblog
給料日の後の3連休。
なんて楽しそうな予感がする響きだろう。

その3連休に合わせて、Farmファミリーのharukiさんが上京。
ようこそー!

23日の夜に東京駅で待ち合わせ。
ななんと、今回harukiさんは高速バスでの上京です。
さっそく高速道路の渋滞でかなり「おみまい」されて到着。
例の「裏地がアレのアレ」を着て。


蔵前の我がマンションに荷物を置き、
早々に銭湯→飲み。
東京の熱すぎる銭湯に若干やられたせいもあって、
その日は早めに就寝。
本番は明日なのです。

ちなみにharukiさんが寝袋を持参されていたので、
僕も寝袋で就寝。
キャンプだ!キャンプだ!


そして朝。
朝食をとり、11時には出発。
まずは東京都現代美術館を目指します。
お目当ての岡本太郎の「明日の神話」はやっぱり圧巻!

その後はTARO繋がりで青山にある岡本太郎記念館へ。
清澄白川駅から半蔵門線が出ているので便利です。



館内の展示と、庭のオブジェが以前と変わっていたので今回も楽しめました。
やっぱりカッパはかわいいなー。

お腹が空いてきたので、
そろそろ本日のメインである恵比寿のOne Lifeへ移動。

One Lifeで欲しいものがあり過ぎて冷静な判断が出来なくなりかけた我々は、
近くのハンバーガー屋で昼食&クールダウン。
あのままでは抑えきれない物欲に引火していたことでしょう。
危ない、危ない。

One Lifeでの夢のようなひと時を過ごした後は、
MAINEという服屋を探しに行くことに。

店の場所を勘違いしていてトンデモナイ場所に行ってしまったのですが、
なんとか無事に神保町のMANIEに到着。

買い物を終えて外に出るとすでに日は暮れている。
よし!飯を食おう!

寿司だ!!

2日連続で銭湯へ行ってから、
浅草橋駅近くのリーズナブルな寿司屋でお腹いっぱい食べました。
その後は酔いに任せて隅田川をプラプラ散歩。
近所のBarでちょっとだけ飲み直して、いい気持で部屋に帰りました。

もちろん寝袋で就寝。


朝。
タイマーで鳴り響くCDの音と、朝の寒さで起床。

着替えるためにパンツ一丁になった僕は、
あまりの寒さから無意識に


「ふく(服)~・・・」


と叫んでいました。
これはいけません。
首都で暮らしている人間が発するものとは思えません。

我々の活動にまた新たな名言が刻まれました。
その他にも「ザルピス」などの名言も生まれたのですが、
あまりにも下品&低レベルすぎるのでこれ以上書くのを控えます…

朝食はあの伝説の第1回FarmCampの朝食で絶賛された、
ホットドックを作りました。
牛乳パックで焼けなかったのが非常に残念です。
が、味は絶品でした!



楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいますね。

そして12:20発の高速バスに乗って
harukiさんは京都へと旅経っていかれました。
帰り道もきっと「おみまい」されていることでしょう。

楽しい時間をありがとうございました!
少しでも東京を楽しんでもらえたのなら幸いです。



遠く離れた京都から仲間が訪ねてきてくれるのは本当に嬉しいものです。
そして、自分の暮らしている街をその人に案内出来ることはもっと嬉しい。


素直な気持ちでこの街をもっと、もっともっと知りたい。
出来る事なら好きにもなりたい。
好きな人やモノや場所を増やしたい。

そうすることで僕の中でようやく
「京都」と「東京」を繋げることが出来るからです。

この街に住んで、もうすぐ半年が経とうとしています。
僕は元気です◎

+WARMBIZ始めました+

2007-11-17 17:25:24 | Weblog
昨日あたりからグッと寒くなってまいりました。
東京でこの寒さ。
地元の京都・岩倉はすでに冬なのでしょうか。

東京に来たのは6月だったので身軽&過ごしやすかったのですが、
冬を越すことについては全くのNO PLAN。

部屋には備え付けのエアコンがありますが、
こいつは最終兵器。
いざという時までは使いません!

という訳でWARMBIZを始めました。


手始めに、靴下をはきました。


それでもまだ寒い。


次に実家から送られてきたユニクロのフリースを着る。
おぉ…暖かい。
これでは外にいる時の格好とあまり変わりませんが、
そんなことを言っている場合ではない!

地球とお財布に優しいWARMBIZ。
皆さんも今日から始めてみられてはいかがでしょう?

+Frog Jump 2007+

2007-11-11 23:31:46 | Weblog
1111

11月11日(日)
待ちに待ったこの日がやってきた。

Frog Jump 2007@上野恩賜公園野外ステージなのである。
心配だった雨もお昼になると不思議と止んでいた。
去年の西部講堂のパーティーから、約1年ぶりのBig Frog。
せっかく東京に住んでいるのだから、これに行かない訳がない!

もちろんケンタロウさんのカエルを首にぶら下げて☆




上野駅で山手線を下車。
カエルの噴水を通り過ぎ、不忍池にある野外ステージを目指す。



野外ステージの前に着くと中からはリハの音が聞こえ、
続々とヘッズの皆様が集まり出す。
1人で参戦だけれども、だんだんワクワクしてきた!


ステージの中に入ると、西部講堂で見たアレや



こんなモノがあっちこっちに。



ちなみに今回はこのピンキーなカエルの近くに座ることに。


開演時間を少し過ぎた頃、
Big Frogのメンバーがステージに。



ギターが鳴り響き、Vo.サトちゃんのあの歌声が野外ステージに響き渡る。
最初は座って聞いていたのだけれど、
次第に席を立ち通路で体を揺らしていた。
あの西部講堂とはまた違った、感覚が、
感動が頭の後ろほうからやってくる。

力強いロッキンな、
かと思えばフワフワとどこかへ飛ばされてしまいそうになるJam。

周りを見渡せばヘッズの皆様も楽しそうに、気持ちよさそうに
踊り、笑い、揺れている。

疲れたらビールを買って飲み、
屋台のそぼろ丼を食べ、またビールを飲む。
昼間からこんなことしてていいのかね。いいんだよ!


小さなキッズもたくさん来ていて、
迷子未遂を防いだりしながら周りの人と楽しく時間を過ごす。

そんな時、事件発生!
なぜか1人のキッズがびしょ濡れに。
事情聴取するとテンションが上がり過ぎてしまい、
ステージ前の池ではなく、ヨーヨー釣りの小さなプールに誤って転落した模様。
おお、かわいそうに。
風邪ひくんじゃねぇぞぉ、と微力ながらハンカチをキッズの母親に手渡す。


そんなこんなで空はすっかり暗くなり、
パーティーもすでに3rdセットに突入。





ミラーボールやシャボン玉の効果で、会場はさらにアンビエントな感じに。
聞くことを強制するのでは無く、
周りがそれを欲し、そして開放的な気持ちになる。

よし!3rdセットは最前列へ移動やぁ!
すごいぞ。
音が耳だけでなく、体にビンビン伝わってくる。

ありとあらゆる音が、

光が、

匂いが、

人が、

服が、

表情が、

感情が、

言葉が、

人が…

この場所にある。
どんな表現もこの場を表せないかもしれない。
言葉にすると、途端に薄っぺらくなってしまう。
この場にいることに意味があって、とても素晴らしい。


久しぶりに息を深く吸い込んで、そして吐き出した。
何度も何度も。
セージの匂いが独特でとても気持ちが良かった。

ああ、またこの場所に帰ってこれたのかな。
時間にしておよそ5時間。

楽しかった。

ただそれだけ。

夢中で楽しんだ日曜日だった。

+満喫日曜日+

2007-11-11 22:49:58 | Weblog
今日はたくさんのことがあった。
何もない日なんて、ありはしないんだけど。
それでも今日はたくさんのことがあったと思う。


心配だった雨があがって、

京都から例のアレ・第2弾が到着して、

上野までFrog Jump見に行って、

帰り道でオカマの行列に遭遇してちょっと怖かったり、

家に帰ったら、いきなり雷が落ちてまた雨が降り出した。


ああ、今日はいろんなことがあったなぁ。

+圧巻!!+

2007-11-08 22:46:30 | Weblog
今日は代休だったので、たっぷり朝寝坊。
溜まっていた洗濯物をやっつけて、
空を見上げればいいお天気だ。

こんな日は出かけるに限る。

念願の岡本太郎の『明日の神話』を東京都現代美術館へ見に行くことに。

TVで壁画の修復をする番組を見てから、
いつかこの目で拝みたいと思っていたあの『明日の神話』。
ワクワクしてきたぞ!



東京都現代美術館では「ポップ道 1960s-2000s」という展示もされていて、
これもなかなかオモシロかった。
特に印象深いのは会田誠の「戦争RETURNS」シリーズで、
各々の国旗を持って戦火の中で対峙する日本と韓国の少女が描かれた作品。
古い襖をキャンバスにして描かれていて…なぜか立ち止まって見てしまった。

これはぜひ実際に見ていただきたい。


念願の『明日の神話』は3Fに展示されていた。
ひときわ広い部屋に入ると、そこに部屋一面に展示された壁画が姿を現した。



全長30m、高さは5.5mにも及ぶ長大な壁画。
1970年に造られたあの『太陽の塔』と同時代の作品とされ、
メキシコで制作された後行方不明になっていた。
2003年に奇跡的に発見され、
大がかりな修復作業を経て、公開されている。


…いやぁ、これは…なんというか、
ただただ「すごい」としか思えない。
圧巻!!やね。
なななんと撮影OKだったので、バシバシ撮らせてもらいました。


この壁画には原爆、放射能といった人類の悲劇が描かれているのだそうだ。
人類の歴史に汚点として残されてたものが、
いつかは神話になってしまうのだろうか。
いつかそんな日が来たら、その世界はどんなふうになっているんだろう。

『明日の神話』を目の前にして、
いろんな思いや考えが次から次へと湧いてきて自分の頭がパンクしそうになる。

久しぶりにスゴイものを見た。確かに見た。
青山の岡本太郎記念館もよかったけど、
この迫力は『明日の神話』にしかないなぁ。

東京来てよかったなぁ、ってちょっとだけ思えた1日でした。

+めんどくさい+

2007-11-06 23:03:52 | Weblog
最近急に涼しく、
いや少し寒くなってきました。
そんな気がします。

秋が大好きな僕にとっては、
予想外のこの季節の移り変わり。


「移り変わり」つながりでもう一つ。
会社が移転しました。
日本橋から豊洲へ。

移転したおかげで、
以前よりも早起きを強いられ、
得意先からも離れてしまったので非常に迷惑しています。

そのせいか、最近『めんどくさい』が口癖になっていて
はっとする瞬間が増えてきました。

思ってもいないのに、気づけば『めんどくさい』と言っている。
いや、無意識にそう思ってしまうのか。


いかんいかん。

+あっという間に+

2007-11-02 00:38:12 | Weblog
11月になりましたな。
今年もあと2か月…早いものです。

東京にきて5か月が経ち、
この街と仕事と人間に少しずつ慣れてきたのかなぁ
と思う今日この頃です。

少し慣れてきたところで、
これからの自分を少し想像してみることに。



“I NEED A MIRACLE EVERYDAY!!”

そう思える日々を送りたい。
今年の正月にぼんやり、こんなことを考えていた。

あっという間に10か月という時間が過ぎてしまったけど、
果たしてどうでしょう??

別に後悔しているわけじゃないけど、
自分がこの言葉とは違う方向へ流されている気がする。

うーん。

こんな時は“初心忘れるべからず”だろう。
迷ったら原点に戻るのだ。
それだけだ。

落ち着いて、ちょっと冷静になれば本当に大切なものは見失わないはずだ。

そんな気持ちで始まった11月なのです。