飲み会の帰り道。
ほろ酔い気分で、階段を降りていつもの地下鉄へ。
でも辿り着いたのはいつものとは違う、見たことも無いホーム。
グニャグニャの景色の向こうで電車が何本もいろんな方向へ出てゆく。
なぜか終電が気になって仕方がなかったので、
よく考えもせず目の前の電車に飛び乗った。
暗すぎる車内では大きな声で話す人はいなくて、
みんなひそひそ話。
小さな笑い声も聞こえる。
いつの間にか電車は地上を走っていた。
でも、ここがどこだか分からない。
少し不安になってきて、とりあえず空いている席を探した。
すると端っこの席に先輩や友達や小学校の頃の同級生が固まって座っていた。
みんな何も喋らずに暗い窓の外を見たり、
目を閉じて静かに寝ている。
みんなどこへ行くのか―
この電車の行き先は―
聞いても返事はかえってこない。
みんなの目だけが、やけにキラキラと闇の中で光るのが怖かった。
後を振り返ると、弟が一人で座っている。
ちょっと安心して話しかけると、
ニヤニヤ笑うだけでなにも話さない。
アルコールとは違う世界で酩酊している。
不安がまた募った頃に、電車が停まって扉が開いた。
もう限界だ。
転びそうになりながらも飛び降りて、
屋根も無い真っ暗なホームからどこに行くのかも分からない電車を見送った。
帰りたくて、とりあえず帰りたくて反対側のホームまで歩いている時に、
懐中電灯で遊ぶ子どもたちに会った。
でも何も話さない。
何も無い暗闇に明かりを照らすから、そこがなんだか無性に怖く思える。
眩暈を感じて座りこんだ
ここで目が覚めた。
びっくりするほど汗だくで、息も荒かった。
久々に「怖い」と感じた夢を見た。
でも続きがちょっとだけ気になる。
ほろ酔い気分で、階段を降りていつもの地下鉄へ。
でも辿り着いたのはいつものとは違う、見たことも無いホーム。
グニャグニャの景色の向こうで電車が何本もいろんな方向へ出てゆく。
なぜか終電が気になって仕方がなかったので、
よく考えもせず目の前の電車に飛び乗った。
暗すぎる車内では大きな声で話す人はいなくて、
みんなひそひそ話。
小さな笑い声も聞こえる。
いつの間にか電車は地上を走っていた。
でも、ここがどこだか分からない。
少し不安になってきて、とりあえず空いている席を探した。
すると端っこの席に先輩や友達や小学校の頃の同級生が固まって座っていた。
みんな何も喋らずに暗い窓の外を見たり、
目を閉じて静かに寝ている。
みんなどこへ行くのか―
この電車の行き先は―
聞いても返事はかえってこない。
みんなの目だけが、やけにキラキラと闇の中で光るのが怖かった。
後を振り返ると、弟が一人で座っている。
ちょっと安心して話しかけると、
ニヤニヤ笑うだけでなにも話さない。
アルコールとは違う世界で酩酊している。
不安がまた募った頃に、電車が停まって扉が開いた。
もう限界だ。
転びそうになりながらも飛び降りて、
屋根も無い真っ暗なホームからどこに行くのかも分からない電車を見送った。
帰りたくて、とりあえず帰りたくて反対側のホームまで歩いている時に、
懐中電灯で遊ぶ子どもたちに会った。
でも何も話さない。
何も無い暗闇に明かりを照らすから、そこがなんだか無性に怖く思える。
眩暈を感じて座りこんだ
ここで目が覚めた。
びっくりするほど汗だくで、息も荒かった。
久々に「怖い」と感じた夢を見た。
でも続きがちょっとだけ気になる。