萌え本図書館

世界に広がる萌え本の輪

(図説)武器だもの

2011年11月09日 | ★★★★☆
『(図説)武器だもの 』
武器ドットコム (著)、大波 耀子 (イラスト・漫画)


幻冬舎コミックス (発行)
B5判、ソフトカバー、119ページ
2007/03/31発行
ISBN-13 978-4-344-80956-7 
NDC分類: 559

定価 :1,575円(税込み)


 出版社/著者からの内容紹介
メジャーなものからややマイナーなものまで、世界中の武器約180種類をすべてカラーイラストで掲載しました。
図鑑では162種類をデータとともに収録し、コラムでは77種類+αを実例を挙げて詳しく紹介しています。

 内容(「BOOK」データベースより)
マンガや映画のあの武器がわかる!実際の使われ方とともに、フルカラーイラストで紹介中!だいたい180種類の武器が載っています。


 目次 p.02
プロローグ p.04
第1章 刀剣 p.09
 刀剣とは p.10
 図鑑 60種 p.12
 コラム 24種 p.32
第2章 短剣 p.63
 短剣とは p.64
 図鑑 24種 p.66
 コラム 8種 p.74
第3章 長柄 p.83
 長柄武器とは p.84
 図鑑 30種 p.86
 コラム 13種 p.96
第4章 打撃 p.111
 打撃武器とは p.112
 図鑑 18種 p.114
 コラム 15種 p.120
第5章 射出・投擲 p.135
 射出・投擲武器とは p.136
 図鑑 18種 p.138
 コラム 9種 p.144
第6章 その他 p.153
 その他の武器とは p.154
 図鑑 12種 p.156
 コラム 8種 p.160
エピローグ p.168
本書で取り上げた作品 p.170
参考資料 p.173
索引 p.174
奥付け p.176


萌え本分類:図鑑型。
ナビゲーター:武器の達人「ゾルゲ大佐( :ハルバート)」と新規入門の少女4人マリー(仏:エペ)、タニア(印:ジャマダハル)、レンレン(中:双垂)、モルルン(バヌアツ:ブーメラン)の計5名。

カバー表紙:タイトルは横書き。タイトルの字色は紺色。武器イラストを背景に、ナビゲーター5名の集合イラスト。
中表紙:カバーと同柄のタイトル表記。
折込ポスター:なし。
本文:横書き、二段組み。
構成・設定:あらゆる武器の達人ことゾルゲ大佐が主催する武神流に新規に入門者した少女4人が、様々な武具についてのレクチャーを受ける、という設定を基本に、銃器以外の手持ち武具を項目別に解説。各章の最初に2頁の総説漫画が続き、前半はデータ+数行の解説が付属した武器のイラスト集、後半のコラムには、代表的な武器について、コスプレしたナビゲーターが作中の登場武器を持ち解説する。全頁フルカラー印刷。


 評価:
萌え絵度:  漫画家として活躍中の大波耀子さんのイラストは充分萌える。
テーマ萌え度: 武器そのものの解説は、それぞれイラスト一枚+短文というあっさりしたもので読みやすい。コラムの解説では、「登場人物のコスプレに作中武器を持たせる」というアイデアが新鮮で、コスプレのネタとして歴史上の人物から文学作品、アニメ・ゲームに至る多様な作品を例に出しているので、武器のイメージがつかみやすい。設定の必然性は薄いが充分楽しめる。

萌え本的意義: 幻冬舎発行の萌え本、「図説 -だもの 」シリーズの嚆矢。同月発行の「図説 銃だもの ~拳銃編~ 」と9月発行の「図説 銃だもの ~拳銃編~ 」が続き、4年後の2011年6月に「図説 自転車少女 スポーツバイクはじめました 」が、10月には「図説 スーパーカー少女 ~大萌え超車だもの~ 」、「図説 携帯少女 」の二冊が発行されている(末尾の -だもの、は消失しかけている… )。
 図鑑としてかなりの種類の武器を収録しつつ、有名どころはコラムのページで後述するという二部構成はすっきりしていてよい。コラム部分の解説内容もゾルゲ大佐が作品に登場する武具を評論する形式で、内容はまとまっている。ただしその分萌え成分が薄まっており、萌え本<ねた本の側面がやや強いか。
類書で価格も同一帯であるイーグルパブリシングの「萌え萌え武器辞典 」(06/06)等と比べても、書籍としての洗練度はこちらがはるかに上。


総合萌え度 :★★★★☆


幻冬舎紹介ページ


Amazon.co.jp         の紹介頁
オンライン書店bk1     の紹介頁
楽天ブックス         の紹介頁
セブンネットショッピング  の紹介頁
紀伊国屋書店BOOK WEB紹介頁


 付記:
本書タイトルの「図説」の部分は変形配置のため、上記ネット書店の表題に振れが見られる。
Amazonでは『図説_武器- 』、紀伊国屋では『図説_武器- 』、それ以外では間隔なし。


コメントを投稿