「老化遺伝子」： 確認 英国など ネイチャー・ジェネティクス発表

昨日の朝日新聞に、「「老化遺伝子」確認　英国など」という記事がありました。

ヒトの老化に関係する遺伝子が、初めて確認されたのだそうです。

英国などの研究チームが、アメリカの科学雑誌ネイチャー・ジェネティクス電子版に発表しました。

染色体にある「テロメア」にかかわる遺伝子です。
遺伝子の型によっては、細胞レベルの老化が３～４年早まる可能性があるといいます。

老化には２種類あり、
「経年的な老化」　時間経過で進む
「生物学的な老化」　個人差がある

研究チームは、「生物学的な老化」を測るテロメアに注目しました。

テロメアは、染色体の末端にあり、細胞分裂の度に短くなり、老化と関係すると考えられています。

ヒトの遺伝子の型と、テロメアの関係を、統計学的に解析しました。
５０万個以上の遺伝子の型から、関係するものを確認した、ということです。
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「老化遺伝子」まで分かるのですね。
老化しやすいタイプとか、老化を遅らせる（アンチエイジング）の方法開発に役立つのでしょうか。

「ネイチャー・ジェネティクス」のホームページを見てみました。
（http://www.nature.com/ng/index.html参照）。

２０１０年２月号 （Ｖｏｌ．４２ Ｎｏ．２）が最新号として掲載されています。
内容を読むには、購買契約が必要でした。

テロメアは、クローン羊のドリーのときに話題になりました。
（ウィキペディア「ドリー」によると、ドリーは剥製になって、国立スコットランド博物館で見ることができるようです）