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ランズベルギスさん: リトアニアのピアニスト→元国家元首

2009年12月09日 08時40分32秒 | 新聞
昨日の朝日新聞に、「ひと ビタウタス・ランズベルギスさん ピアニストは元国家元首」という記事がありました。

リトアニアで、旧ソ連の支配下から独立する際の国家元首は、音楽学の教授でピアニストの方だったのだそうです。

リトアニアが旧ソ連の支配下にあるときは、リトアニア独自の芸術や文化は封印されていました。

ランズベルギスさんは、音楽学の教授でピアニストでもありましたが、封印を解くためには、政治に身を投じるしかないと考えました。
1988年に、芸術家の政治組織のリーダーになりました。

1989年、自由を求める民衆の心を形にしようと「人間の鎖」を作りました。
バルト3国の首都間(620キロメートル)を、150万人で結ぶものです。

その約50日後、ベルリンの壁が崩壊しました。
1990年の選挙で勝ち、共和国指導者になりました。

リトアニアの独立を宣言しました。

しかし、西側諸国は、ソ連のゴルバチョフ政権との対立を恐れ、協力的ではありませんでした。
1991年、ソ連軍の戦車が最高会議を包囲します。

死を覚悟して最高会議に立てこもっていると、窓の外からリトアニアの民族歌が聞こえてきました。
議事堂を守ろうと、市民数万人がバリケードを作り、歌っていたのです。

「あれこそ無上の音楽だった」

ソ連軍が市民を攻撃し、流血の事態に、国際世論がソ連批判に転じ、ソ連崩壊へとつながります。

ランズベルギスさんは、現在、欧州議会議員を務めています。
リトアニアの音楽を知ってもらうため、世界各地で演奏も行っています。

12月11日、東京都内でピアノ演奏会を開き、リトアニア民謡を取り入れた独奏曲など10曲を披露されたということです。
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政治は、最初から政治家を志した方が行うものというイメージがありました。

写真のランズベルギスさんは、グランドピアノの前で、赤い花束を持ち、大柄、銀髪、眼鏡姿で、おだやかな印象でした。


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