涙と笑いのHIV奮闘記II

自分とは無関係と思っていた病気の闘病を続けるオヤジの日記。
歳のせいか治療の副作用のせいか忘れ物がひどいんです。

京都国立博物館で「仏法東漸展」

2015-08-18 20:00:00 | 美術館・博物館

今国立博物館の平成知新館で開催されている特別展観は「第100回大蔵会記念 仏法東漸―仏教の典籍と美術─」です。

  

 

 

 

大蔵会(だいぞうえ)は、仏教にかんする典籍の展観を中心とした伝統ある展観事業で、その主体となる京都仏教学校連合会には、現在、十六の大学が加盟しています。大正4年(1915)、大正天皇の即位式を記念して始まって以来、毎年開催され、今年は100回目という大きな節目を迎えることになりました。これを記念して、平成知新館の特別展示室・書跡展示室のほか、染織展示室・金工展示室・漆工展示室の各展示室を会場に大規模な展観を開催いたします。

構成は大きく二つに分けられ、

第一部は「大蔵会」という名称の由来にもなる、仏教経典の総集である「大蔵経(一切経)」についての展示です。
大蔵経の書写は、莫大な材料、時間と人員を必要する一大事業です。
にもかかわらず、日本では奈良時代以降、相当な数が作られ、あるいは海外からもたらされました。
まさしく、仏の教えがインドから中国、朝鮮半島を経て日本に伝わり、重んじられたこと、すなわち「仏法東漸」の証といえるでしょう。
ここでは、わが国屈指の古写経コレクションとして有名な「守屋コレクション」を中心に、その流れを紹介します。

第二部は、日本に伝えられた仏の教えがどのような広がりをもったのか、なかでも仏教各宗派の宗祖についての展示です。
さきの十六大学の性格にかんがみ、真言宗、天台宗、浄土宗、浄土真宗、臨済宗を中心に、
各宗派の宗祖に関連する書跡のみならず、絵画や工芸品もあわせて紹介し、その足跡をたどります。

日本仏教の歴史を通史的、かつ立体的にみることのできるまたとない機会となりますので、
是非とも多くの方にご覧いただきたく思います。

(ちらしより) 

 こんな説明書もありました。
分かりやすいですね。

  
  

弘法大師や伝教大師の書跡も見ることができました。
龍谷ミュージアムに行っておいたので、余計によく分かります。

龍谷ミュージアム、京都国立博物館で、同じものが出展されています。
愛知・七寺の黒漆塗唐櫃、釈迦十六善神像漆絵蒔絵中蓋。
一目でわかりました。 

京都国立博物館の明治古都館。
特別展覧会は、ここで行われます。
今特別展覧会はやっていないので、入り口は閉鎖中です。 

全部みるのに、たっぷり2時間はかかります。

 

明治古都館をバックに考える人。
そして正門と京都タワーをバックに考える人の背中。 

  

正門と噴水。

  

こちらがいつも開いている平成知新館。
その前にも小さな噴水。 

 

平成知新館の入り口から、正門と京都タワー。

 

正門。
ここから出ることは出来ますが、入館はできません。 

 

正門からでると、そこには百日紅並木。

  

百日紅と正門。

 

ぶらぶらと七条通りを西に歩いてゆきます。
そこに、うなぎ雑炊=うぞふすいで有名な創業400年を越す、「わらじや」。
コース料理しかないので要注意です。
今日は休みだったので確認できませんでしたが、確か6000円以上しますよ。 

 

暫く行くとなんと銭湯!「大黒湯」さん。
行くときは開いていなかったので、てっきり廃業していると思っていたのに、
帰るときには開いていました。
午後3時半に開くようです。
ちょっと覗いて見ると、そこにはお地蔵さん。 

いちど入りに期待ですね。

  

七条大橋から鴨川の鳥。

 
 
 

部屋に戻ったのは午後5時過ぎ。
まだ日は落ちておらず、黒い雲の向こうです。 

  

 


サザエさん

2015-08-18 13:30:00 | お出かけ

龍谷ミュージアムを出たのが0:45。
すっかり腹が減って、頭がクラクラする。
熱中症?空腹のめまい?

お茶かポカリかジュースを買おうと、鞄の中を探しても、財布が見つからない・・・

どうも部屋に忘れてきたようです。

電車はスルット関西やPitapaカードで乗ってきたので、気付きませんでした・・・

鞄の中をひっくり返すと、歌舞伎界のクレジットカードが出てきて、一安心。
最近はコンビニでもクレジットカードが利用できますからね。
ネットセブンでもらった、ペットボトルのお茶1本無料の引き換え券も出てきた。

お茶をもらって、クレジットカードでおにぎりセットを買って、
日陰でお茶を飲んで、おにぎりを食べて。

めまいも空腹もおさまり、このまま帰ろうとおもっていたのに、京都国立博物館へ行くことに。

京都駅まで歩いて206系統(循環バスです)かな、と思ったけれど、
この観光シーズンに206系統、京都駅からなんて乗れないよな~。

そう思って、一つ手前の「下京区総合庁舎前」から乗車。
案の定、乗客のほとんどは京都駅で下車、そして乗り場には長蛇の列。
そして全員は乗れず・・・。

当然その次のバス停でも待つ人はいても乗れないので通過して行き、
やっと京阪七条で数名下車したため、数人乗れる状態。

かなりの人がおりたのが国立博物館前。

国立博物館へ行く人は少なく、ほとんどが三十三間堂へ行くようです。 


龍谷ミュージアムで「玄奘展」

2015-08-18 13:00:00 | 美術館・博物館

近鉄奈良駅を9:19発の京都行き急行に乗ると、近鉄京都駅に10:04到着。
そこから歩いて龍谷ミュージアムまで行くと、10:30前に着けるようです。

今日は龍谷ミュージアムでの「玄奘展」に行ってきました。

  

先日奈良国立博物館で、薬師寺の僧侶の講演を拝聴したのですが、
その時に知った展覧会です。

途中に咲く、ノウセンカズラ。
花弁に蟻やコガネムシ。 

  

カンナ。

 

タニウツギ。

 

京都駅前の京都中央郵便局前のポスト。そして、玄奘展への案内。

  

京都タワー、そして京都駅。

  

京都水族館行きのラッピング市バス。

 

途中にろうそく屋「わた悟」さん。
和ろうそくの店です。
ショーケースに「となりの人間国宝さん」のステッカー。 

 
  

「京なごみ館」というレトロな建物。
旧村井銀行七条支店です。

 

西本願寺です。

  

この向かいにあるのが「龍谷ミュージアム」。

 
  

ここからエスカレーターか階段で地下へ。
そこが入り口。

今日は1階の会議室で10:30から「おぼうさんナビゲート」

なぜお経が大事なのか、と、加藤大覚録事さんから話を聞きました。

その後3階まで上がって玄奘展。

 

ここに、「国宝玄奘三蔵絵巻」のデジタル展示がされていました。

「玄奘三蔵 1350年忌企画展 玄奘 迷いつづけた人生の旅路」

真実の教えを求めて志まっすぐに生きたそんな玄奘さんのお話です。

 孫悟空や猪八戒、沙悟浄たちが活躍する「西遊記」の登場人物「三蔵法師」に、モデルが居ることを知っていますか?
この人物こそ、中国・唐代の僧 玄奘 (602-664) です。
 シルクロードを越えて遥かなる聖地天竺(インド)にて学び、帰国後はたくさんの経典を中国の人々に分かる言語に翻訳しました。
その活躍はまさに超人的。
玄奘の伝えた教えは、すぐれた弟子慈恩大師による法相宗の開創へとつながり、現在に続く法相宗の礎となります。
 でも、この展覧会では仰ぎ見るべき超人玄奘のイメージの背後に隠された、「玄奘さん」というひとりの人物を見つめてみたいと思います。
多くの困難に対峙し、迷いを抱かえつつも歩みを進める玄奘さんを支えた、その志とは?
玄奘さんの人生は、時空を越えて21世紀を生きる私たちに何をとどけてくれるのでしょうか?
 玄奘を重要な祖師として篤く崇敬してきた法相宗大本山薬師寺に伝わる宝物を中心に、
玄奘に関わる貴重な文化財から、玄奘の人生の旅路を紹介します。

(ちらしより) 

 三蔵法師として知られる中国・唐代の僧 玄奘(602~664)は、シルクロードから仏教の聖地天竺へ赴き、
足かけ19年に及ぶ旅を経て、膨大な経典や西域・インドについての最新情報を持ち帰りました。
帰国後は残りの生涯をかけて経典の漢訳事業を進め、63歳の生涯を閉じました。

 玄奘の伝えた教えは、すぐれた弟子慈恩大師による法相宗の開創へとつながり、現在に続く法相宗の礎になります。
また一方で、玄奘の旅は『西遊記』という物語世界を生み出しました。
現在においてもテレビドラマや漫画等の形で、新たなビジュアルイメージをまといつつ伝え継がれています。
「三蔵法師」と言ったときに思い浮かべる姿は世代によって様々です。
1000年以上の時を経て未だに成長するイメージをもつ強靭な存在、それが玄奘なのです。

 このように、わたしたちが振り返り仰ぎ見る玄奘は、多くの偉業に彩られた超人的な存在です。
しかしこの展覧会では、超人的なイメージの背後に隠された、ひとりの人間としての「玄奘さん」を見つめてみたいと思います。
多くのことを成し遂げた玄奘さんは、同時に多くの困難や苦悩とも向き合いました。
それでもなお前を向き歩きつづけた志とは、いったい何だったのか?
玄奘さんの歩いた一歩は、現在を生きるわたしたちの人生の一歩とも重なり合って見えてくることでしょう。

 玄奘を重要な祖師として篤く崇敬してきた法相宗大本山薬師寺に伝わる宝物を中心に、
玄奘に関わる貴重な文化財の数々から、玄奘の人生をたどってみます。
超人的な「玄奘三蔵」と人間「玄奘さん」のイメージの交錯をお楽しみいただければ幸いです。

(HPより)

8/11~9/6(前期)と9/8~9/27(後期)に分けての展示です。
機会があれば、後期も訪れてみたい、そんな気持ちになる展示でした。