ランダムなまず庵

 何事にも一寸手を出すが人並みに出来ず、中途半端なその日暮らし・・何でもありの風来ブログ、暇にまかせて「庵」ってます。

臼も薄くなってしもうた

2011-12-27 09:13:42 | 思い出はホロ苦く
 早朝からペッタン、ペッタン、ペッタンコ、各家から音が聞こえてくる。子供の頃の郷里でのことである。
 今はもう無いと思うが、少しは残っているかも・・・今思えば、年末の風景・風物詩であった。

 29日は苦餅といって、31日は何だか知らないが餅つきはやらない。28日か30日にやっていた。

 本家に近くの子供の4世帯が集まっての餅つきであった。私達(孫)は搗き上がるのを待ってアンコロ、カラミ、黄粉などを食べていた。

 中高生になると杵を持たされたものだった。

 今は「雑煮」を正月三が日は食べる家庭も少ない。年中、切り餅で売っているし、食する人も少ない。我が家でも昨年買った「切り餅」が冷蔵庫にある。正月にでも食べることになるだろう・・・

 突然ですが「臼と杵」・・・・日本の民話「猿蟹合戦」・・・カニを苛めた猿を皆で懲らしめる最後に止めを刺したのが屋根裏から猿に乗っかったのが「臼」であった。

 40年位前、職場で幼稚園児を「餅つき」に招待することになった。「臼」を三多摩の農家から借りてきたがもう何年も使っていなかった代物で、もち米を搗いたら餅に臼や杵の木屑がくっついてダメにしてしまった。
二臼目で何とか上手く?いった思い出がある。

「餅は腹持ちがいい」なんて言っていた時代もあった。

 年中、スーパーなどで「アンコロ餅」「柏餅」「大福」など売られているが、季節感が無く、あの頃を思い出すだけでパスしている。

 来年は「雑煮」が食べられるか、歯が無いとどうなんだろう・・・・・命が無いと食べられないハッ、ハッハ、ハ、ハ


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1 コメント

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Unknown (ぽりちゃん)
2011-12-27 18:36:15
この1年早かったですね。いろんなことがありすぎで、心が痛む年でもありましたね。私の家も28日に御餅をつくのですが、それも今は他にお願いしてついて頂くようになりました。関西は29日の餅をフクモチ(2=ヒー、フー、ミーのフーです)と言って販売しています。お商売される方はいろいろ縁起の良い知恵をだします。新しい年もお元気で、ブログ更新してください。
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