まつちんの北海道周遊記

北海道内をあちこちドライブで出かけ、風景を中心に書き込んでいきます。たまに小ネタも混ぜますんで、ひまつぶしに見てね。

朱鞠内湖

2010年08月31日 | 空知管内
7月5日(月)
ついに4日目(最終日)のスタートです。

びふか温泉から国道40号線を南下。
美深の町からさらに国道275号線へとそれて、
この日最初に訪れたのは朱鞠内湖(しゅまりないこ)。



朱鞠内湖は雨竜第1ダムによって出来たダム湖でして、
周囲は40キロにも及び、人造湖として日本一の面積を誇ります。



この湖は非常に入りくんだ複雑な形をしております。
写真からでも、その複雑さがお分かりになるかと思います。



そうした不規則に織り成す地形はまた、風光明媚な景色を生み出してもおり、
なかなかいい眺めとなっております。


北欧ばりの風景ではないでしょうか。


ところで、この湖にほど近い母子里(もしり)という所では、
昭和53年2月7日にマイナス41.2℃を記録しました。


気象庁の観測データではないため、これが日本最低気温として、
公式に記録される事はありませんでしたが、
いずれにしても、この地域は真冬ともなりますと、
マイナス30℃を下回る事はざらにあり、
北海道の中でもかなり寒い地域の一つとなっております。

ちなみに公式の最低気温は旭川市のマイナス41.0℃です。



同じ北海道にいながら、マイナス30℃とか40℃なんてのは
さすがに経験した事がないものですから、
どんな感じなんだろうと思ってしまいます。



顔が痛いなんてどころの話じゃないんだろうな。

<この日の走行距離>美深からここまで52キロ


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びふか温泉で一泊

2010年08月30日 | 上川管内
前回からのつづき

音威子府から国道275号線、そして国道40号線を南下し、
この日の宿泊地である「びふか温泉」へと到着。



こちらが夕食。

ビジネスプランでしたので、
通常の温泉宿の料理よりは少なめかもしれませんが、
音威子府でおそばを食べたばかりの私には充分です。




これにさらにグラスビールが付いておりました。
お酒に弱い私にとっては、グラスでちょうどいい位です。

周りの方は皆さん、ジョッキでぐいぐい飲んでましたけどね。


ただ、ここの名物チョウザメ料理をいただけなかったのが、
唯一残念でした。
またいつか来た時にいただきたいと思います。



・・・・・・
夕食後はゆっくりと温泉につかり、
次の日にそなえて、ぐっすりと休みました。



<この日の総走行距離>289キロ


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音威子府駅の立ち喰いそば

2010年08月29日 | 上川管内
前回からのつづき

北見神威岬から国道238号線をさらに南下し、
枝幸の町を過ぎたところで、内陸へと入り、
音威子府(おといねっぷ)へと向かいました。



音威子府と言えば、もちろんおそば。
という訳で、駅でおそばをいただく事にしました。



いただいたのはシンプルにかけそば(350円)。
立ち喰いそばですので、1分もかからずにあっという間に出来上がります。



音威子府のそばは黒いのが特徴。

非常に風味が強いので、好き嫌いの分かれる所だと思いますが、
一度好きになったら、病み付きになるうまさです。
このそばを目指して、わざわざ駅を訪れる人も多いのです。

私もその一人です。


ところで、この駅には「スーパー宗谷」と
「サロベツ」と言う特急が停車しますが、
そもそも音威子府村は人口1000人にも満たない小さな村です。



頻繁に列車が往来している訳ではなく、
駅の周辺も普段は非常に閑散としております。


列車が来るタイミングで、この駅にいた試しがないので、
分かっていないのですが、
果たして、この駅で乗り降りする方はどれ程いるのでしょう。
ひょっとしたら、日によっては、
おそばを食べに来る人のほうが多いんじゃないかと思ってしまいます。



・・・・・・
そんな静かな静かな駅でいただくおそばはとにかく絶品ですよ。



<この日の走行距離>幌延からここまで267キロ(北見神威岬から76キロ)


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北見神威岬

2010年08月28日 | 宗谷管内
前回からのつづき

浜頓別から国道238号線を南下しまして、
北オホーツクトンネルへと差し掛かりました。
ここでトンネルの手前にある脇道へと入ってみることに。
この道は1999年にトンネルが出来るまで、
国道として使われていた道です。



その道の先にありますが、北見神威岬。

岬の下に広がる岩場はオホーツクの荒波にさらされておりました。


背後には、断崖絶壁がそびえております。
その中腹にある灯台。
よくぞ、あんな所に建てたものです。


崖の上に立つ様は、一つの迫力すら感じられます。


道もそんな崖を切り崩してつくられたようでして、
かなりな難所だった事をうかがわせます。



ここは決して、観光名所という訳ではありませんが、
ドライブの途中で、ちょっと立ち寄り、
しみじみと昔に思いをはせる。
そんな事をしたくなるような場所です。



<この日の走行距離>幌延からここまで191キロ(ベニヤ原生花園から17キロ)


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ベニヤ原生花園

2010年08月27日 | 宗谷管内
前回からのつづき

宗谷岬から国道238号線をオホーツク海沿いに南下しました。
やがて、浜頓別の町に入る直前で立ち寄ったのがベニヤ原生花園。



ここには100種以上もの花々が咲くそうです。


早速、ヒオウギアヤメを発見。
この花は厚岸のあやめヶ原が有名ですが、
こんな所にも咲いているんですね。



さらにはハマナスの花も咲いておりました。

この花は道内どこに行っても見かけますね。



さらに道を進み橋を越えていきますと、


海の見えるところまで出ました。

ただ、曇り空は相変わらずでして、
沖合いの見通しはあまりよくありませんでした。



今度は一旦、道を変えて、川に沿って進む道を行ってみました。


こちらにもまた違った種類の花が咲いておりました。

何て花なんだろ・・・?


こっちはエゾカンゾウの花。


遊歩道はいくつかの道が用意されており、
一番長いのを周ると3キロ以上、90分コースになるそうです。



もちろん、私はショートカットいたしましたけどね。


<この日の走行距離>幌延からここまで174キロ(宗谷岬から60キロ)


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宗谷岬と弁天島との日本最北争奪戦?

2010年08月26日 | 宗谷管内
前回からのつづき

ついに最北端の地、宗谷岬へとたどり着きました。


この日本の端っこをはるばる目指してやって来る観光客は多く、
「日本最北端の地」と書かれた碑の前では、
次から次へと入れ代わり立ち代わり記念写真が撮られており、
結構な賑わいを見せております。



ところで、私も最近知った事実なのですが、
この宗谷岬、日本最北端ではありません。


「日本最北端の地」碑を見つめる間宮林蔵像の視線を
左に90°程ずらしますと見えてくるちっぽけな無人島。
これこそが日本最北端なのだそうです。


この島は弁天島と言いまして、北緯45度31分35秒に位置します。
宗谷岬は北緯45度31分22秒ですから、
13秒ほど宗谷岬よりも北になる訳です。



こうした事実があるにも関わらず、弁天島に注目する人は皆無です。
島に渡れるでもなく、特別そこにモニュメントのようなものがある訳でもないので、
仕方がありませんが・・・

皆さーん、弁天島にもう少し注目しましょう(笑)


岬を見下ろす高台の上にあるのは、大岬旧海軍望楼。

日露戦争時には、かのバルチック艦隊をはじめ、
宗谷海峡を往来する艦船の動きを監視していたそうですが、
この日の天候では、遠くのものを発見するのは難しそうです。


晴れていれば、43キロ先のサハリンだって見えるというのに、
これじゃあ、見える見えないどころの話ではありません。



そんな天候とは関係なく、
アルメリアの花が鮮やかに咲いておりました。



こうした天気の下では、
こちらのほうがはるかに絵になるというものです。



・・・・・・
天候の回復はとても期待出来そうもありませんでしたので、
眺めはさっさとあきらめて、食事をとる事にしました。
岬と国道はさんで向かい側にある明田商店でいただいたのは「ぶっかけ丼」。


新鮮なネタが細切れに色々入っております。
これだけ入って観光地で780円はリーズナブルなほうだと思いますよ。



<この日の走行距離>幌延からここまで114キロ(宗谷丘陵から4キロ)


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宗谷丘陵

2010年08月25日 | 宗谷管内
前回からのつづき

稚内市内から最北端の宗谷岬を目指し、
その途中で宗谷丘陵へと立ち寄ってみました。



宗谷丘陵は2万年前の氷河期に形成されたものでして、
氷河の周辺部が溶けたり凍ったりを繰り返した事により、
このなだらかな起伏と特徴的な地形が出来たのだそうです。



北欧まで行かずとも、この北海道で氷河に由来する地形を見られるという、
非常に希少価値の高いビュースポットだったりする訳です。



とは言うものの、ご覧のとおり、かなり濃い霧に包まれてしまい、
全体像がつかめなくなっておりました。


はるばるここまで来て、天気にやられるとは思いもしませんでした。


この先もやはり真っ白な霧に包まれている感じです。

これじゃあ、いい景色は期待出来そうもないです・・・


<この日の走行距離>幌延からここまで110キロ(稚内港北防波堤ドームから29キロ)

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稚内港北防波堤ドーム

2010年08月24日 | 宗谷管内
前回からのつづき

野寒布岬から稚内市内へと入り、
稚内港にある北防波堤ドームに立ち寄りました。


この防波堤は昭和11年に港湾施設への波しぶきを防ぐために建設されました。


最北の町に吹き付ける風は強く、押し寄せる波は高しでして、
それを防ぐために、防波堤は13.2メートルもの高さとなりました。


当時、岸壁には稚内と樺太を結ぶ連絡船が横付けされており、
さらには稚内駅からここまで線路も敷設され、
船の乗客を運ぶための列車まで走っていたそうです。



戦後、連絡船はなくなり、線路も撤去されてしまいましたが、
防波堤としての機能は保たれており、
現在では地元の方の散歩道として、
さらには旅行者の野宿の場として利用されております。



防波堤ドームの長さは427メートル。結構な距離です。
歩けども歩けども、柱、柱の連続でして、
前方の眺めはほとんど変わらず、
長さ以上の距離感を感じるかもしれません。




ひたすら歩き続けて、
ようやくドームの端っこに着きました。


そこにはゴールのような特別なものは何もなく、
当たり前の日常的なものしかありませんでした。

これは決して観光目的に造られた施設ではないのですから、
それが当たり前なのですね。




・・・・・・
港の反対側では、利尻・礼文とを結ぶフェリーが停泊中でした。



<この日の走行距離>幌延からここまで81キロ(野寒布岬から5キロ)


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野寒布岬

2010年08月21日 | 宗谷管内
前回からのつづき

日本海沿いに北上を続け、いよいよ野寒布岬に到達!


ここを訪れるのはここんところ夕方になってからが多く、
明るい時間に訪れるのは久々です。

イルカのオブジェが色あせているのが、少々気になるところです。

しかしながら、空模様はあいにくの曇り空。

遠くの眺望は望めず、利尻、礼文の島影も見えません。


その島々からのフェリーがちょうど近くを通りかかりました。

今の時期は、観光客でごった返しているんでしょうね。


・・・・・・
この天気の中、海から吹き付ける風は強く、
肌寒くすら感じられます。


風景も堪能出来ず、風にもやられ、早々に退散いたしました。
せっかく、ここまで来たっていうのに・・・

<この日の走行距離>幌延からここまで76キロ(「こうほねの家」から23キロ)

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展望休憩施設「こうほねの家」

2010年08月20日 | 宗谷管内
前回からのつづき

サロベツ原野から一旦、日本海へと抜けて、
次に道道106号線を海沿いに北上しました。
この道は見通しが非常に良く、
海を間近に見ながら快適に車を走らせることが出来るので、
とっても好きな道の一つです。



そんな道の途中にある展望休憩施設が「こうほねの家」。

こうほねとは、スイレン科の水生植物の一種です。
根茎が骨のように見えることから、
骨のない植物にとっては「ほね」などと言う、
ふさわしくない名が付けられております。



この施設の裏手には一つの沼をとり囲むように
遊歩道が整備されております。



沼の名はその名も「こうほね沼」。

よく分かりませんが、この沼に浮いている植物がきっと
「こうほね」なのでしょう。




周囲では、数こそ少ないものの、
緑に映えるような色とりどりの花が咲いておりました。

上の写真はエゾカンゾウとエゾスカシユリ(多分・・・)


おなじみのハマナスの花も咲いておりました。


ところで、この日の天候はあいにくの曇り空。
厚い雲が低く垂れ込めており、
天気さえ良ければ見えるはずの利尻富士の姿を
拝むことは全く出来ませんでした。




ますます、この日の天候が心配になってきました。


<この日の走行距離>幌延からここまで53キロ(サロベツ原生花園から27キロ)


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